スンウな毎日 ~since 2005 April

俳優 チョ・スンウ(CHO SEUNG WOO 조승우)さんの応援ブログです

「裸足の夢」上映 ダマー映画祭in広島 その3

2010-11-27 22:03:16 | 映画「裸足の夢」
話は続きます。 今度はほほえましい話。

灼熱の東ティモールから一転。広島ロケは1月末、しかもサッカー場は山上の極寒。

少年たちの試合シーンを撮る際、間合いとか撮影機材の移動で待ち時間がでて、撮影のことだけでなく、出演者の体調も気にしつつのスタッフだったのですが

待ち時間に防寒用に毛布を渡したら、対戦相手となった広島のチームの少年たちとティモールのチームの少年たちが一緒に入って、間食したり、コミュニケーションをとっていて仲良くなっていたそうです。

映画撮影では言語のことでいろいろ大変な中、子供たちが打ち解ける時間が早かった(対戦相手シーンには良し悪し?)ことは本当にうれしかったそうです。

・・というところで、ここで、コミッションさんから、この映画の注目度が高いことについて話題が二つ。

一つ目は「裸足の夢」が先日、ニューヨーク国連本部にて商業映画として初めて上映され、
国連関係の方たちだけでなく、発展途上国の関係者たちも多く試写をみて意識が高まったこと、
また、広島の地は平和都市としても皆さんに認知度が高いことがわかったこと。

もうひとつは、来年のアカデミー賞外国映画部門の韓国作品が「裸足の夢」で今後の審査の行方を見守っていこう・・というお話が披露されました。

最後に観客二人からの質問タイム、ラスト質問で
「裸足の夢」監督のテーマにしていたものは何でしょうか・・に対して

監督から、世の中には辛いことも多いけれど、夢を持つことを忘れないでいてほしいことを伝えたかった。
そして、みんなへの「癒し」の思いも込めていました・・とのお答えをいただきました。

そこでタイムオーバー・・ワークショップはこれにて終了。

あと、個人的なトークに関してはロビーで・・

私はこの映画を一広島人として、ジグソーパズルをくみたてて、大きな作品になる過程を折々見てきました。

国を超えて、それぞれ携わってきた人たちの息づかい、エネルギーが一つになって、今世界的な評価にもつながりつつあることをうれしく思うし、この過程を見てこれたことがとてもうれしい・・

監督やスタッフのみなさんも、エキストラやかかわった国のことをよく理解しておられ、作るだけではなく、制作後のフィードバックもきっちりされており、義理堅く ありがたい。

そんな気持ちを伝えてきました。

韓国マスコミの一部の情報では来年日本でも公開の可能性もありそうです。

これまでのレポの内容から、「裸足の夢」たくさんの方に見ていただければ・・と思います。

1月広島ロケでの記念ショット(映画事務局撮影)
左から 大使館員役、コ・チャンソクさん、サッカーコーチ役 パク・ヒスンさん、東ティモールの自動車ディーラー役 清水圭さん、キム・テギュン監督

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