聖なる夜に、私はひとり。
子供たちはそれぞれの用事で帰宅は夜8時過ぎだし。
買い物に行っても、周囲は暗くて静かな住宅街。
今まで住んでいたマンションは駅前の賑やかな場所だったから、そのギャップったら。
去年のクリスマスとはまるで違って淋しい夜。
何でこんなことになってるんだろう・・・
心がひとつになれなくなって、しばらく経つ。
Jが家業を引き継いでいるのは私と一緒になるためだと聞かされても、現実の私にはピンとこない。
私は来年から、この土地で就職する。
それが軌道に乗って、経済的にも落ち着いてきたらJのことはどうでもよくなってしまうかもしれない。
・・てゆか、元夫が養育費を協議書どおりきちんと支払っていたら、もっと余裕かませていられたのかも。
なんか男次第な自分がイヤだな。
Jに乗っかって離婚したことのツケだよね。
覚悟が足りなかった。
もっと自分ひとりで離婚すれば、今とは違うやり方があったのに。
振り返ると後悔ばかり。
去年の今頃は、Jと希望に満ちていたのに、フタを開けたら結局今までと変わりはなかったわけだ。
・・どころか、こんなド田舎に引っ越してきちゃって。
実家だって今までは同じマンションで暮らしていたのに、今じゃ電車で1時間半だよ。
長男とも離れ離れになっちゃっていて、ほんとどうしたら修正が利くんだろう。
このままJの言うとおり、私は待つしかないの?
けど、いつとも知れぬ再婚だよね。
解決の糸口が見つからなければ、私の生活はいつまでたっても堂々めぐり。
いろんな不安を抱えたまま、私の毎日が過ぎていくことになるのかなぁ。
ストレスで早死にしたらどうしよ・・なぁんて。
少し前に、Jに不満や不安をぶつけた。
大人げないとは思ったけど、どうしてもJののんびりした様子が我慢できなかった。
私のことを短気だと言うけど、女はみんな短気だよ。
男が目先のことに追われている間に、ずっと先を見ているんだから。
そしてより早い安定を望んでいるの。
「全部わかってひとつひとつ解決していくから、もう少し見守っててくれないか。」
Jの答えはいつも同じ。
去年ふたりで見ていた夢は、私の掌には無いのかもしれない。
住むところも、いつの間にかJの父親の思うようになってしまっていて・・
私がお金出して土地や家屋を建てるわけじゃなし、そりゃ致し方ないとは思うけど。
私が不満や不安を抱えると言うことは、全部自分の責任だからちゃんと解決していくから、とJは言った。
「そんな今まで話してた全部に不満があったなら、何でその時々で言ってくれなかったの?」
「私、その時々で言ったもん。
Jが気がつかなかっただけでしょ?」
この一言は少なからずJにはショックだったみたい。
でも、これって今言っとかなかったら先々でまた繰り返すことになる。
聞く耳を持つかどうかはJ次第だよ。
このまま不毛な関係が続くなら、それは元夫と同じでしょ。
私だって、自分の人生が大事だもん。
まして今は子供たちの人生を背負ってるし。
Jは私がいるから、慣れない業界の家業の引き継ぎを頑張れるんだと言う。
一緒になることを夢見て、ひとつひとつこなしてるって。
私だってわかってるけど、この引っ越しに失敗してるから安易にJに乗っかれないんだ。
いつになるかわからない話になってるし。
今は長女の高校受験があるからここから動けないが、長女には別にここじゃなくても横浜の高校を選んでも良いと言ってある。
その時は、Jに関係なく自由な選択の元にここから飛び立とう。
「美月はこうして一緒にいるだけで幸せじゃないの?
俺は、こうして話をしてるだけでも幸せだよ。」
Jの気持ちは嬉しいけど、愛だけで子供たち養えないから。
何でも一緒にやろうと言ってくれたのに、結局のところは別々なんだもの。
あと1年の間に、一緒になるメドがたたなかったらJとは違う道を行く。
それで良いよね。
自分でも堪え性ないと思うけどね。
でも夢の反動が大きすぎ。
ここにこうしてることさえ、ほんとはイヤでしょうがない。
Jは私が不機嫌になる度に、機嫌をとって美味しいもの作ってくれたり風景の良いところへドライブに連れてってくれるけど、そんなの目先の気分転換にしかならない。
確かにJは良い人だよ。
YAMAHAステージアも簡単に分解組立して運んでくれちゃうし、お料理も上手だし、何でもわがまま聞いてくれる。
おまけに家業を引き継げばお金にも不自由しない。
Hも、元ホスト仲間と今だに交流していて、最新のHのお道具なんかも仕入れてきたりしてるんだけど。
それぞれ子供たちがいるからクリスマスは別々だけど、週末には横浜デートも計画してくれてる。
そうやって良いところだけ見てあげればよいのだけど、夫婦になる以上、そういうわけにはいかないよね。
私って不幸になる運命なのかなぁ・・・
子供たちはそれぞれの用事で帰宅は夜8時過ぎだし。
買い物に行っても、周囲は暗くて静かな住宅街。
今まで住んでいたマンションは駅前の賑やかな場所だったから、そのギャップったら。
去年のクリスマスとはまるで違って淋しい夜。
何でこんなことになってるんだろう・・・
心がひとつになれなくなって、しばらく経つ。
Jが家業を引き継いでいるのは私と一緒になるためだと聞かされても、現実の私にはピンとこない。
私は来年から、この土地で就職する。
それが軌道に乗って、経済的にも落ち着いてきたらJのことはどうでもよくなってしまうかもしれない。
・・てゆか、元夫が養育費を協議書どおりきちんと支払っていたら、もっと余裕かませていられたのかも。
なんか男次第な自分がイヤだな。
Jに乗っかって離婚したことのツケだよね。
覚悟が足りなかった。
もっと自分ひとりで離婚すれば、今とは違うやり方があったのに。
振り返ると後悔ばかり。
去年の今頃は、Jと希望に満ちていたのに、フタを開けたら結局今までと変わりはなかったわけだ。
・・どころか、こんなド田舎に引っ越してきちゃって。
実家だって今までは同じマンションで暮らしていたのに、今じゃ電車で1時間半だよ。
長男とも離れ離れになっちゃっていて、ほんとどうしたら修正が利くんだろう。
このままJの言うとおり、私は待つしかないの?
けど、いつとも知れぬ再婚だよね。
解決の糸口が見つからなければ、私の生活はいつまでたっても堂々めぐり。
いろんな不安を抱えたまま、私の毎日が過ぎていくことになるのかなぁ。
ストレスで早死にしたらどうしよ・・なぁんて。
少し前に、Jに不満や不安をぶつけた。
大人げないとは思ったけど、どうしてもJののんびりした様子が我慢できなかった。
私のことを短気だと言うけど、女はみんな短気だよ。
男が目先のことに追われている間に、ずっと先を見ているんだから。
そしてより早い安定を望んでいるの。
「全部わかってひとつひとつ解決していくから、もう少し見守っててくれないか。」
Jの答えはいつも同じ。
去年ふたりで見ていた夢は、私の掌には無いのかもしれない。
住むところも、いつの間にかJの父親の思うようになってしまっていて・・
私がお金出して土地や家屋を建てるわけじゃなし、そりゃ致し方ないとは思うけど。
私が不満や不安を抱えると言うことは、全部自分の責任だからちゃんと解決していくから、とJは言った。
「そんな今まで話してた全部に不満があったなら、何でその時々で言ってくれなかったの?」
「私、その時々で言ったもん。
Jが気がつかなかっただけでしょ?」
この一言は少なからずJにはショックだったみたい。
でも、これって今言っとかなかったら先々でまた繰り返すことになる。
聞く耳を持つかどうかはJ次第だよ。
このまま不毛な関係が続くなら、それは元夫と同じでしょ。
私だって、自分の人生が大事だもん。
まして今は子供たちの人生を背負ってるし。
Jは私がいるから、慣れない業界の家業の引き継ぎを頑張れるんだと言う。
一緒になることを夢見て、ひとつひとつこなしてるって。
私だってわかってるけど、この引っ越しに失敗してるから安易にJに乗っかれないんだ。
いつになるかわからない話になってるし。
今は長女の高校受験があるからここから動けないが、長女には別にここじゃなくても横浜の高校を選んでも良いと言ってある。
その時は、Jに関係なく自由な選択の元にここから飛び立とう。
「美月はこうして一緒にいるだけで幸せじゃないの?
俺は、こうして話をしてるだけでも幸せだよ。」
Jの気持ちは嬉しいけど、愛だけで子供たち養えないから。
何でも一緒にやろうと言ってくれたのに、結局のところは別々なんだもの。
あと1年の間に、一緒になるメドがたたなかったらJとは違う道を行く。
それで良いよね。
自分でも堪え性ないと思うけどね。
でも夢の反動が大きすぎ。
ここにこうしてることさえ、ほんとはイヤでしょうがない。
Jは私が不機嫌になる度に、機嫌をとって美味しいもの作ってくれたり風景の良いところへドライブに連れてってくれるけど、そんなの目先の気分転換にしかならない。
確かにJは良い人だよ。
YAMAHAステージアも簡単に分解組立して運んでくれちゃうし、お料理も上手だし、何でもわがまま聞いてくれる。
おまけに家業を引き継げばお金にも不自由しない。
Hも、元ホスト仲間と今だに交流していて、最新のHのお道具なんかも仕入れてきたりしてるんだけど。
それぞれ子供たちがいるからクリスマスは別々だけど、週末には横浜デートも計画してくれてる。
そうやって良いところだけ見てあげればよいのだけど、夫婦になる以上、そういうわけにはいかないよね。
私って不幸になる運命なのかなぁ・・・