夢の途中

シングルになって夢を実現させるために日々奮闘中。。。かな♪

お金の苦労

2008年12月10日 13時32分45秒 | Weblog
ずいぶん前に亡くなった祖母が言ってた。
結婚して女の苦労をするより、お金の苦労のほうがまだましだと・・・

元夫で女の苦労は無かったけど、お金の苦労はずっと付きまとった。
正確にいえば、バブルがはじけた時期くらいからずっと。
不動産会社に転職してマンションを買ったあたりからヤバかった。
それでも義父が生きていた頃は実家が助けてくれていたらしい。
義父が亡くなって助けが無くなり、独立して自営になって更に状況が悪くなった。
それまでは何とか学費だけは入れていたが、ついに昨年9月には入金が無くなった。
私の収入では、子供たちを食べさせるのがやっと。
何度となく催促のTelをしたが、留守電だったり待ってくれと言われたり、何の解決にもならなかった。
そしてマンションのローンも滞り、ついに差し押さえ★
元夫は借りてる事務所で別居してるけど、ここに住んでる私と子供たちはどうする・・!?

・・どのみち、ここには居られない。
一度 破綻した夫婦って、余程のことがなければ離婚に至るのが自然なのかもしれない。
私は週末ごとにJと会い、どうしたらベストな離婚ができるかを話し合った。
子供たちが最優先なのは当たり前。
次男が高校受験を控えていた。
同じマンションの別階には一部介護の必要な父親もいる。
介護を仕事にしている私としては、母親だけに世話をさせるのは忍びない。
けど生活を考えればもっと収入も増やさないと・・・
不安でいっぱいの私だったが、Jは日々の時間を費やし、いつも解決方法を見つけてきてくれた。
この行き詰まった現状を打破したい一心で、私はひとつひとつを前向きに検討していった。

そんな中・・・
Jの親友が急死した。
幼稚園からの悪友で、暴走族や自衛隊でも苦楽を共にし、それぞれが結婚してからも近所に住み家族ぐるみで付き合い、唯一 腹を割って話せた親友だった。
その親友がサイトを教えてくれたおかげで私と出会えたと言っていた。
Jのショックは大きかった。
一人っ子のJの、まるで兄弟のような存在だったのに。
葬儀のあともJは私と会った。
私がいなかったら立ち直れなかったかもしれない、とJは言った。
慰める言葉もないが、少しでもJの悲しみにに寄り添いたいと思う。
「もうふたりでどこかに行ってしまおう。
 いろんなこと考えるから一緒になれないんだから。
 俺たちふたりなら今すぐにでも幸せになれるのに。」
突然Jはそんなことを言い出した。
いつもの冷静なJらしくない言動。
「ごめん、子供たち抜きに私は幸せになれない。」
「なんで?
 子供たちはもう大きいし、父親のほうが良いんじゃないかな。
 美月だって早く一緒になりたいでしょ?」
・・・私だってJと早く一緒になりたい。
けど、私には子供たちを育てる責任がある。
私の子育てはまだ完結してない。
子供たちに伝えたいことはまだ山ほどある。
子供たちと一緒にいれないなら、私は迷わずJを切る。
そんな私の決意を見てとれたのか・・
Jはふいに言葉を変えた。
「うん、わかったよ。
 そんなんじゃ俺が切られちゃいそうだもんな。
 最初に決めたとおり、みんなで幸せになろう♪」

そんなJだから再婚したいと思った。
今までいろんな男性を見てきた中で、子供たちを預けても良いと思う人はひとりもいなかった。
あのFさんだって、一緒にいたいとは思っていても子供たちぐるみの再婚を考えてたわけじゃない。
Jの懐の広さは並じゃないと思う。
私がどんなに感情的な物言いしても受け止めてしまうんだから、ケンカにならない。
「おまえみたいな短気な女は俺じゃなきゃ務まらないよ。」
などと平気で言うしね。
年下の分際で~☆
けど確かにJが怒ったことは一度も無い。
昨今、新聞を賑わす再婚相手の子供に対する虐待。
あんな男に追従する母親もどうかと思うけど、私なら男をぶん殴ってる。
そんな世の中の情勢も知った上で、Jなら再婚しても良いと思った。
私のおメガネにかなったわけだ・・なぁんて上から目線かな。
でも少なくとも、実の父親より余程子供たちのことを考えてくれている。

Jは、今までふたつの仕事を掛け持っていたためフリーターだった。
それにお絵かきの仕事もしていたし。
それをちゃんと就職すると言い出した。
「長男はもうすぐ20歳になるしね。
 ちゃんと父親として示さないと納得しないだろ。」
そして早朝にやってた運送で、いちばん待遇が良く安定している会社を選んで就職した。
Jは大特・牽引はもちろんフォークリフトも戦車も運転できるし、その明るい人懐こさですぐ気に入られちゃうんだそうだ。
PCショップを辞める時も惜しまれたが、Jは「もうPC業界も頭打ちだから」と未練は無かったようだった。
ショップの女の子にも人気者だったみたいなのに、寿退社宣言しちゃってお局さまがしばらく機嫌悪かったとか。
ほんとオープンなヤツ。
私も、今までより勤務時間を増やし収入をあげた。
ふたりのお給料でやっていけないことは無い。

しかし・・・
元夫にも養育の責任がある。
「無いものは出せない」と平気で言う元夫。
離婚協議書の作成はなかなか進まない。
このまま裁判にもつれてしまうのだろうか・・・ 









コメント
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