あれから悶々と考え抜いていた。
おかげで寝不足・食欲不振・下痢で体重が2㎏減り、トータル7㎏減となる。
これを喜ぶべきか・・・ (T_T)
翌日、自宅に帰ってもらったJからメールが来た。
「今日は次男のExcel試験の日だね。
上手くいくように祈ってるよ。」
事件には全く触れずに、当たり前の内容だった。
次男の試験はもう結果が出ていたので
「ありがとう。
次男のExcelMOS試験は合格しました。
ここまで来れたのもJのおかげです。」
と返信。
するとJから
「おめでとう、次男も軌道に乗ってきたね。
子供たちみんな素晴らしい大人になるよう、見守っていくよ。
本当にありがとう。
感謝しています。」
的な内容のメールが届いた。
なんかお付き合いが終わってしまうような、そんな〆的な文章っぽくないか?
・・それならそれでいいか・・
そんな気持ちで、末っ子長女と試験が終わった打ち上げのカラオケへ。
本来ならJも一緒のはずだったんだけど、仕方ない。
カラオケは思いのほか空いていて、末っ子長女とふたりで5時間熱唱だし♪
いくら身内の中での事件とはいえ、物事には曖昧にできることと、はっきりさせなくちゃいけないこととあると思う。
今回の事は、お金が絡む。
しかもJはまだ他人。
5月に合鍵作って、やっと家族の一員の一歩を踏み出してきたところ。
ステップ・ファミリーを形成する上で、こういう事件が起こるのは必須かと考えている。
要は私の采配次第なのではないかと思い当たる。
「こんなことなら事件が発覚した時点で、警察を呼べば良かった。
そうすればシロクロはっきりして、こんなふうに自分の子供たちが犯人かどうかなんて悩まなくて済んだんだもの。」
カラオケの後、末っ子長女と話し合った。
「そうだね、私も家に居たからって疑われなくて済んだよね。」
「・・ほんとのところ、どうなの?
あんたはともかく、次男はやっちゃいそう?」
「ん~~~~ 実は・・なんてなくはないからね。
けど、あいつはメンドクサイことは絶対にしないよ。
だいたいJさんに対して、そんな関心も無い。」
「だよね。あんたたちJがどんな財布を持っているか、なんてのも知らなかったし。」
「・・Jさんってどんな財布?
長財布? それとも二つ折り?」
「カードがいっぱいでパンパンになってる二つ折りの財布だよ・・・」
私はそう話しながら、ふと気が付いた。
次男に対して信じきれなかったことのひとつが、次男の財布の中の2000円だった。
しかし、次男の財布は長財布。
発覚してすぐに確認した時、次男の財布に入っていたお札は、みんな綺麗に伸びていた。
私も二つ折りの財布を使っているからわかるが、二つ折り財布に入っているお札は真ん中で曲がり癖がつく。
あの短時間で、めんどくさがりの次男が、そんなとこまで気がつくわけが無い。
ちょっと考えてみて、自衛隊上がりのJの財布からお金を抜ける勇気が、あの次男にあるかって。
4000円から2000円抜くって、明らかにバレるだろ。
就職は経理希望でお金の計算に長けている次男は、そこまでバカではない。
もちろん頭が良くクールな末っ子長女は<君子危うきに近寄らず>そのもの。
深夜で寝室は真っ暗の中、Jの持参したカバンはふたつ。
しかもベッドサイドのわかりにくい場所に置いてあったし、その上に脱いだGパンも置いてあった。
いつも寝室の様子を知っているのは、Jと私だけ。
それなのに、そこからJの財布を捜し出すなんて。
思い返してみれば、Jの財布だけ置きっぱになることなどまず無いし。
今までだって、絶対にあり得ない。
うちの子供たちはシロだと確心した☆
Jがウソをついていないなら、そんなことが出来るのはJ家の娘たちしか考えられない。
もしくは他の理由か。
しかし、そこは私の管轄外。
私はうちの子供たちの尊厳が守られれば、それでいい。
悶々としていたことが、急にすっきりした。
ということで、Jにメールする。
「子供たちがシロだという確証が持てました。
私がはっきりわかるまで動揺したせいで、Jや子供たちに迷惑をかけてしまったことを謝ります。
今後もしうちに来て同様の事があれば、すぐに警察を呼んでキチンとした対応をしますのでご容赦ください。
今回のことは、子供たちやJとの関係を見直す良い経験になりました。
Jもうちの家族の一員として、これからも子供たちとのいろいろなハードルを越えていくことになりますが、かまいませんか?」
それに対して
「子供たちが羽ばたいていけるよう静かに見守っていきたいです。
温かい気持ちでみんなが仲良く暮らせたら幸せな家族ですよね。
美月とそんな家族を目指していけたら嬉しいです。
あの日は僕が勘違いしなければ、イヤな想いをしなくて済みましたね。
みんなに済まない気持ちでいっぱいです。」
と返ってきた。
ほんとは<私がコトを荒立てなければ良かったんじゃないか>と言いたいのか。
いや、子供たちの名誉のために、私はそんなことはできない。
しかも前々からそう思っていたってことだったし。
再犯を防ぐためにも明るみに出して、今度そんなことが起きれば警察を呼ぶ、と私の姿勢をはっきり打ち出す事が必要だったと思う。
家族だって社会の最小単位だ。
ましてステップ・ファミリーだし。
家庭は居心地の良い場所であると同時に、物事の道理や社会倫理の保たれた秩序ある場所であるべきと考える。
これは虚言癖のあるJを牽制するためでもある。
個性それぞれな5人家族を、上手にまとめていくのが私の役目なのだ、と再確認した事件だった。
一件落着の後、お詫びにとJをランチに誘ってみたが、下の娘の容態がまだ良くないとのことで断ってきた。
実際に顔を見て話すのは来週末までオアズケか。
どんなカップルでも、同棲期間にはいろいろあるもの。
我が家も<家族の試用期間>ってところか。
いろんな出来事を乗り越えて、だんだん家族の信頼が出来てくるんだろうと思う。
私のまとめ方次第だ。
・・今週末は、1回もHできなかった・・
そんなセツナイ夏の終わり。。。
おかげで寝不足・食欲不振・下痢で体重が2㎏減り、トータル7㎏減となる。
これを喜ぶべきか・・・ (T_T)
翌日、自宅に帰ってもらったJからメールが来た。
「今日は次男のExcel試験の日だね。
上手くいくように祈ってるよ。」
事件には全く触れずに、当たり前の内容だった。
次男の試験はもう結果が出ていたので
「ありがとう。
次男のExcelMOS試験は合格しました。
ここまで来れたのもJのおかげです。」
と返信。
するとJから
「おめでとう、次男も軌道に乗ってきたね。
子供たちみんな素晴らしい大人になるよう、見守っていくよ。
本当にありがとう。
感謝しています。」
的な内容のメールが届いた。
なんかお付き合いが終わってしまうような、そんな〆的な文章っぽくないか?
・・それならそれでいいか・・
そんな気持ちで、末っ子長女と試験が終わった打ち上げのカラオケへ。
本来ならJも一緒のはずだったんだけど、仕方ない。
カラオケは思いのほか空いていて、末っ子長女とふたりで5時間熱唱だし♪
いくら身内の中での事件とはいえ、物事には曖昧にできることと、はっきりさせなくちゃいけないこととあると思う。
今回の事は、お金が絡む。
しかもJはまだ他人。
5月に合鍵作って、やっと家族の一員の一歩を踏み出してきたところ。
ステップ・ファミリーを形成する上で、こういう事件が起こるのは必須かと考えている。
要は私の采配次第なのではないかと思い当たる。
「こんなことなら事件が発覚した時点で、警察を呼べば良かった。
そうすればシロクロはっきりして、こんなふうに自分の子供たちが犯人かどうかなんて悩まなくて済んだんだもの。」
カラオケの後、末っ子長女と話し合った。
「そうだね、私も家に居たからって疑われなくて済んだよね。」
「・・ほんとのところ、どうなの?
あんたはともかく、次男はやっちゃいそう?」
「ん~~~~ 実は・・なんてなくはないからね。
けど、あいつはメンドクサイことは絶対にしないよ。
だいたいJさんに対して、そんな関心も無い。」
「だよね。あんたたちJがどんな財布を持っているか、なんてのも知らなかったし。」
「・・Jさんってどんな財布?
長財布? それとも二つ折り?」
「カードがいっぱいでパンパンになってる二つ折りの財布だよ・・・」
私はそう話しながら、ふと気が付いた。
次男に対して信じきれなかったことのひとつが、次男の財布の中の2000円だった。
しかし、次男の財布は長財布。
発覚してすぐに確認した時、次男の財布に入っていたお札は、みんな綺麗に伸びていた。
私も二つ折りの財布を使っているからわかるが、二つ折り財布に入っているお札は真ん中で曲がり癖がつく。
あの短時間で、めんどくさがりの次男が、そんなとこまで気がつくわけが無い。
ちょっと考えてみて、自衛隊上がりのJの財布からお金を抜ける勇気が、あの次男にあるかって。
4000円から2000円抜くって、明らかにバレるだろ。
就職は経理希望でお金の計算に長けている次男は、そこまでバカではない。
もちろん頭が良くクールな末っ子長女は<君子危うきに近寄らず>そのもの。
深夜で寝室は真っ暗の中、Jの持参したカバンはふたつ。
しかもベッドサイドのわかりにくい場所に置いてあったし、その上に脱いだGパンも置いてあった。
いつも寝室の様子を知っているのは、Jと私だけ。
それなのに、そこからJの財布を捜し出すなんて。
思い返してみれば、Jの財布だけ置きっぱになることなどまず無いし。
今までだって、絶対にあり得ない。
うちの子供たちはシロだと確心した☆
Jがウソをついていないなら、そんなことが出来るのはJ家の娘たちしか考えられない。
もしくは他の理由か。
しかし、そこは私の管轄外。
私はうちの子供たちの尊厳が守られれば、それでいい。
悶々としていたことが、急にすっきりした。
ということで、Jにメールする。
「子供たちがシロだという確証が持てました。
私がはっきりわかるまで動揺したせいで、Jや子供たちに迷惑をかけてしまったことを謝ります。
今後もしうちに来て同様の事があれば、すぐに警察を呼んでキチンとした対応をしますのでご容赦ください。
今回のことは、子供たちやJとの関係を見直す良い経験になりました。
Jもうちの家族の一員として、これからも子供たちとのいろいろなハードルを越えていくことになりますが、かまいませんか?」
それに対して
「子供たちが羽ばたいていけるよう静かに見守っていきたいです。
温かい気持ちでみんなが仲良く暮らせたら幸せな家族ですよね。
美月とそんな家族を目指していけたら嬉しいです。
あの日は僕が勘違いしなければ、イヤな想いをしなくて済みましたね。
みんなに済まない気持ちでいっぱいです。」
と返ってきた。
ほんとは<私がコトを荒立てなければ良かったんじゃないか>と言いたいのか。
いや、子供たちの名誉のために、私はそんなことはできない。
しかも前々からそう思っていたってことだったし。
再犯を防ぐためにも明るみに出して、今度そんなことが起きれば警察を呼ぶ、と私の姿勢をはっきり打ち出す事が必要だったと思う。
家族だって社会の最小単位だ。
ましてステップ・ファミリーだし。
家庭は居心地の良い場所であると同時に、物事の道理や社会倫理の保たれた秩序ある場所であるべきと考える。
これは虚言癖のあるJを牽制するためでもある。
個性それぞれな5人家族を、上手にまとめていくのが私の役目なのだ、と再確認した事件だった。
一件落着の後、お詫びにとJをランチに誘ってみたが、下の娘の容態がまだ良くないとのことで断ってきた。
実際に顔を見て話すのは来週末までオアズケか。
どんなカップルでも、同棲期間にはいろいろあるもの。
我が家も<家族の試用期間>ってところか。
いろんな出来事を乗り越えて、だんだん家族の信頼が出来てくるんだろうと思う。
私のまとめ方次第だ。
・・今週末は、1回もHできなかった・・
そんなセツナイ夏の終わり。。。