また雨。。。
日曜日が雨になると知って、Jにメールを送る。
「今週末はお天気が崩れるらしいから、今度はクルマで来たほうが良いかも。
高血圧症で具合が悪いのに、バイクで来て雨に濡れたら大変だよ。」
再検して結果を見るまでは、とにかく体調が心配だった。
あれからずっと、Jの体調不良は続いていたし。
「わかった。
今度はクルマで行くね。
受診結果を話すからよろしくね。」
との返信が来て、とりあえず雨の心配は無くなった。
そして。
日曜日は午前中から雨だった。
助言した事が当たったので、まずはホッとする。
「今日は美月の言うとおりにクルマで来たから大丈夫♪」
と言いながら、スタッフやジェフ・べックのDVD鑑賞の後、ひとしきり楽しいおしゃべり。
やがて雨が本降りになる前に帰っていった。
Jが帰った後、夜半の雨。
寂しさが増す。。。
再検の結果、Jの高血圧症はまだそれほどの重症ではなかった。
頭痛・耳鳴りや倦怠感は、降圧剤の種類を変えた途端に、ピタリと止まったらしい。
今週末に会ったJは、表情も元に戻っていた。
再検で受診した専門のクリニックは、問診に2時間近くを費やし、Jの生活やメンタル部分まで網羅したカルテを作ったとか。
そして降圧剤をJの身体に合った物に変更し、Jが知らずに溜めこんでいた日ごろのストレスや生活習慣の悪い部分を改善するためのアドバイスをしてくれたようだ。
3週間の服薬と、その間にもう一度受診をすることになっている。
グレープフルーツ禁(降圧剤服用のため)と減塩を守れば、差し当たっての生活は大丈夫らしい。
まずは、ひと安心♪ (*^_^*)
久しぶりに出会った頃の話になった。
「初めて美月と会って話をした時、美月が40代半ばにして誰の色にも染まっていない事が嬉しかった。
きっとそれだけ心を写した男性がいなかったんだと思った。
俺はホストをやっていた経験上、謂わばその道のプロなわけだし。
誰の色にも染まっていない美月を、俺の色に染めたくなったんだ。」
ふぅ~~~ん、と思いながら聞いていた。
そんなふうに思ってたんだ。
「誰の色にも染まってないって、Jには私がそんなふうに見えたの?」
「うん、それは男性経験が無いって言うんじゃなくて、男性経験が少ないって事だよ。
それがわかった時、俺の中にある映画のストーリィが思い浮かんだ。」
「??何??」
「『ローマの休日』。
美月は本当はお姫様じゃないけど、世間知らず的な部分は一緒かと思って。
方や俺は百戦錬磨の新聞記者ならぬ元ホストなわけでさ。
お忍びのお姫様を楽しませる事くらい朝飯前って思う反面、お姫様なんだから大切にお守りしなきゃって思った。
もちろん、映画でのお姫様が自国に戻るって結末は違うけどね。」
面と向かって<お姫様>とはくすぐったい。
返事が出来ずに、そのままJの話を聞いていた。
「だから最初の頃は、美月との会話から性格分析をして、俺の虜になるようデートプランを練ってたんだ。」
「え~~!?
初対面から?」
「そうだね、2回目に会えるとなった時に脈ありだと思ったからね。」
・・・確かに当たってる・・・
Jは知り合ったコミュで自身の年齢を13才若く記載していた。
会えば同年代だってわかるだろうとJは思っていたらしいが、生憎と世間知らずの私はわからなかった。
てなわけで、年の差恋愛など考えてもいなかった私は、初対面の後Jをフっている。
それなのにコミュでいろいろあって、何故か2度目のデート。
帰り際のおしゃべりで同年代だとわかり、私はJを恋愛対象として見るようになった。
だけど、そんなホストテクにハマっているつもりは無かったんだけどね。
Jがセフレ目的だったとしたら、すぐには見抜けなかっただろうなぁ。
去年にケンカ別れした時Jが復縁を申し出てくれなかったら、私は<良い年してオトコに騙されたオンナ>だったんだ。
まぁ、今後の成り行き次第では、まだ危ういけど (*_*;
「美月と出会った頃からの事は、日記に詳しく残してるんだ。」
「え!? 今も?」
「ううん、もう書いていないよ。
美月とは一度完結したんだ。」
「あ・それって去年のケンカ別れ?」
「違うよ、美月が介護福祉士に合格した時。
あの時で、俺たちの関係はもう揺るぎないって思ったんだ。
次に再開するのは、美月と一緒になってからだよ。
それまではちょっと小休止かな。」
そんなJの言葉を聞いていて、私はある直木賞受賞の本の中の一節を思い出した。
<就職の次は結婚、結婚の次は妊娠・・とずっと階段を昇り続けていこうとするあなたにとって、思いどおりに階段を昇れない今は停滞期。
謂わば人生の踊り場なんじゃないかな。
だけど長い人生では、そんな踊り場を楽しむ事も大切だと思うよ。>
みたいな、なんかそんな感じの文章。
Jの<小休止>って言葉に触発されて思い出しちゃったみたい。
私も、離婚の次はすぐ再婚・・みたいな気になっていたし。
だけど、人生そんな思いどおりにはいかないよね。
私が母であると同時に、Jも父なんだから。
お互いに子育ての責任は果たして当然、そのくらい心広くなくてどうするか☆(って自分に言い聞かす。)
次から次、と階段を昇るばかりが人生じゃないのかも。
そんなふうに思えるのも、今が安定してきているからのような気がする。
末っ子長女の最終面接も終わり、今は合否を待つばかり。
次男も、就活のメドが立ってきた。
あとは長男と将来について話し合い。
末っ子長女の歯列矯正の費用も払い込んでお金は無くなったけど、生活できないほどじゃない。
子供たちにお金がかかるうちは、J共々、親である事を完結させなければ、一緒に楽しむ事も儘ならない。
だから今は。
<人生の踊り場>を楽しもう。
いつか、次の階段を昇れる日まで。。。
日曜日が雨になると知って、Jにメールを送る。
「今週末はお天気が崩れるらしいから、今度はクルマで来たほうが良いかも。
高血圧症で具合が悪いのに、バイクで来て雨に濡れたら大変だよ。」
再検して結果を見るまでは、とにかく体調が心配だった。
あれからずっと、Jの体調不良は続いていたし。
「わかった。
今度はクルマで行くね。
受診結果を話すからよろしくね。」
との返信が来て、とりあえず雨の心配は無くなった。
そして。
日曜日は午前中から雨だった。
助言した事が当たったので、まずはホッとする。
「今日は美月の言うとおりにクルマで来たから大丈夫♪」
と言いながら、スタッフやジェフ・べックのDVD鑑賞の後、ひとしきり楽しいおしゃべり。
やがて雨が本降りになる前に帰っていった。
Jが帰った後、夜半の雨。
寂しさが増す。。。
再検の結果、Jの高血圧症はまだそれほどの重症ではなかった。
頭痛・耳鳴りや倦怠感は、降圧剤の種類を変えた途端に、ピタリと止まったらしい。
今週末に会ったJは、表情も元に戻っていた。
再検で受診した専門のクリニックは、問診に2時間近くを費やし、Jの生活やメンタル部分まで網羅したカルテを作ったとか。
そして降圧剤をJの身体に合った物に変更し、Jが知らずに溜めこんでいた日ごろのストレスや生活習慣の悪い部分を改善するためのアドバイスをしてくれたようだ。
3週間の服薬と、その間にもう一度受診をすることになっている。
グレープフルーツ禁(降圧剤服用のため)と減塩を守れば、差し当たっての生活は大丈夫らしい。
まずは、ひと安心♪ (*^_^*)
久しぶりに出会った頃の話になった。
「初めて美月と会って話をした時、美月が40代半ばにして誰の色にも染まっていない事が嬉しかった。
きっとそれだけ心を写した男性がいなかったんだと思った。
俺はホストをやっていた経験上、謂わばその道のプロなわけだし。
誰の色にも染まっていない美月を、俺の色に染めたくなったんだ。」
ふぅ~~~ん、と思いながら聞いていた。
そんなふうに思ってたんだ。
「誰の色にも染まってないって、Jには私がそんなふうに見えたの?」
「うん、それは男性経験が無いって言うんじゃなくて、男性経験が少ないって事だよ。
それがわかった時、俺の中にある映画のストーリィが思い浮かんだ。」
「??何??」
「『ローマの休日』。
美月は本当はお姫様じゃないけど、世間知らず的な部分は一緒かと思って。
方や俺は百戦錬磨の新聞記者ならぬ元ホストなわけでさ。
お忍びのお姫様を楽しませる事くらい朝飯前って思う反面、お姫様なんだから大切にお守りしなきゃって思った。
もちろん、映画でのお姫様が自国に戻るって結末は違うけどね。」
面と向かって<お姫様>とはくすぐったい。
返事が出来ずに、そのままJの話を聞いていた。
「だから最初の頃は、美月との会話から性格分析をして、俺の虜になるようデートプランを練ってたんだ。」
「え~~!?
初対面から?」
「そうだね、2回目に会えるとなった時に脈ありだと思ったからね。」
・・・確かに当たってる・・・
Jは知り合ったコミュで自身の年齢を13才若く記載していた。
会えば同年代だってわかるだろうとJは思っていたらしいが、生憎と世間知らずの私はわからなかった。
てなわけで、年の差恋愛など考えてもいなかった私は、初対面の後Jをフっている。
それなのにコミュでいろいろあって、何故か2度目のデート。
帰り際のおしゃべりで同年代だとわかり、私はJを恋愛対象として見るようになった。
だけど、そんなホストテクにハマっているつもりは無かったんだけどね。
Jがセフレ目的だったとしたら、すぐには見抜けなかっただろうなぁ。
去年にケンカ別れした時Jが復縁を申し出てくれなかったら、私は<良い年してオトコに騙されたオンナ>だったんだ。
まぁ、今後の成り行き次第では、まだ危ういけど (*_*;
「美月と出会った頃からの事は、日記に詳しく残してるんだ。」
「え!? 今も?」
「ううん、もう書いていないよ。
美月とは一度完結したんだ。」
「あ・それって去年のケンカ別れ?」
「違うよ、美月が介護福祉士に合格した時。
あの時で、俺たちの関係はもう揺るぎないって思ったんだ。
次に再開するのは、美月と一緒になってからだよ。
それまではちょっと小休止かな。」
そんなJの言葉を聞いていて、私はある直木賞受賞の本の中の一節を思い出した。
<就職の次は結婚、結婚の次は妊娠・・とずっと階段を昇り続けていこうとするあなたにとって、思いどおりに階段を昇れない今は停滞期。
謂わば人生の踊り場なんじゃないかな。
だけど長い人生では、そんな踊り場を楽しむ事も大切だと思うよ。>
みたいな、なんかそんな感じの文章。
Jの<小休止>って言葉に触発されて思い出しちゃったみたい。
私も、離婚の次はすぐ再婚・・みたいな気になっていたし。
だけど、人生そんな思いどおりにはいかないよね。
私が母であると同時に、Jも父なんだから。
お互いに子育ての責任は果たして当然、そのくらい心広くなくてどうするか☆(って自分に言い聞かす。)
次から次、と階段を昇るばかりが人生じゃないのかも。
そんなふうに思えるのも、今が安定してきているからのような気がする。
末っ子長女の最終面接も終わり、今は合否を待つばかり。
次男も、就活のメドが立ってきた。
あとは長男と将来について話し合い。
末っ子長女の歯列矯正の費用も払い込んでお金は無くなったけど、生活できないほどじゃない。
子供たちにお金がかかるうちは、J共々、親である事を完結させなければ、一緒に楽しむ事も儘ならない。
だから今は。
<人生の踊り場>を楽しもう。
いつか、次の階段を昇れる日まで。。。