夢の途中

シングルになって夢を実現させるために日々奮闘中。。。かな♪

*今年のサクラ*

2014年03月30日 18時06分59秒 | Weblog
サクラの開花宣言があり、いよいよ春爛漫。
満開を待ちきれなくて、Jと一緒に水辺のサクラを見に出かけた。
海と川と。
早朝のサクラはまだ5分咲き程度で、この気温の上昇では、この後いっきに咲くんだろう予測。
案の定、東京のサクラは<満開宣言>が出た。
私の地元も、もう満開かな。

花に嵐の例えもあるさ
さよならだけが 人生だ

とかね。

サクラが咲く度に思いだす。
今年は、ついに次男との別れかと困惑した。
あれから1週間が経ち・・・

今週末は、次男と共に不動産屋に行ったり、引っ越し用の荷物をまとめ始めたりとさぞかし忙しい休日だと思いきや。
いつもどおりの週末。
独立の話は一切無く、何の進展も無し。
?????(?_?)?????

次男は・・と言えば、彼女とカラオケでオールしたとかで、昼過ぎまで寝て、それからまた彼女と出かけるらしい。
なんじゃ それ☆
長男・末っ子長女・Jと秘かに家族会議をして、先行き不安な日々を送っていた私だったが、何だか肩すかしだ。
けど、こじらせたくないので、次男と独立の話はしていない。
このままウヤムヤになって欲しいと念じている。
結局、次男の独立に向けた信念なんて、その程度だったって事かな。

「きっと彼女にそそのかされたんだよ。」
とJは言った。
「次男本人が独立したいわけじゃないんだと思うよ。」
「そんな事なら、なおさら反対だもん。
 まだ資格も取得してないのに、彼女と半同棲にでもなったら困る。」
「そのうちデキちゃった とかって?」
「や・め・て~~~~~!!!」
「そうなったら彼女の親が乗り込んでくるぞ。」
「! それならそれで話したい事は山程あるけどね。
 私に預けてくれるなら、お行儀から何から躾け直させてもらうわよ。
 あんな彼女で、サラリーマンの妻が務まると思ってるの?」
「早くも嫁姑か!?」

なんてJと話したけどね。
どちらにしても、次男の独立話は立ち消えになったようで、ほっとしている。
また平穏な毎日が過ぎる。

だけど。

Jと男女のH観を話していて、どうしても受け入れられない事が出てきた。
私は一般的な枠を判断基準にしているし、いくらSMや変態に興味があるとしても、壊れない部分はある。
だいたい『求められて身体が反応してしまえば相手は誰でもOK』って事が有り得ない。
いくらホストしてたからって、そんな無節操。
よく言われる、義父の娘に対する性的虐待とか、絶対にあっちゃいけない事だから。
娘ふたりを育てたJの人柄なら、分別ある良き父親になれると思って家にも入れたんだけど、そんな俗物な心配しなくちゃいけないなら、一緒に生活するなんてあり得ない。

てかさ、Jに限らず、娘がいるシンママは再婚とか無理なのかな?

Jは、男手ひとつで娘ふたり育ててるから、娘を想う気持ちはわかると思った。
でもそれって、私の勝手な思い込みで、やっぱりJも単なる男だったって事?
今までJに尽くされて感謝してるけど、それとこれとは別だよね。

「美月を好きって事は、美月に似た末っ子長女の事も好きになっちゃうかもしれないね。」

なんて冗談でも言うな!ってカンジ。
私も軽く受け流せなくって、何だかまともに受けてしまった。
考えてみれば、末っ子長女がJをオトコとして見るってナイから。

だけどね。
なんか思い詰め過ぎてメンヘラ状態。
疲れちゃったよ。
こんなメンドクサイ気苦労抱えるなら、Jと一緒に生活するって有り得ない。

わざと私の嫌がる事を繰り返し話すって、逆に別れたいって事なのかな?って思う。
財産分与や姑の介護ですぐには離婚できないとか、もうどうでも良いよね。
別れたいなら、いつでも構わないよ。
ほんと疲れちゃった。
春なのに情緒不安定。。。 


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次男が独立!?

2014年03月23日 15時47分03秒 | Weblog
3連休は、寒いながらも好天が続いた。

初日は末っ子長女とショッピングをし、2日目はJとカラオケ・デート。
3日目もそのまま楽しい気分のうちに終わるつもりでいた。

ところが。

Jが帰ってしまった後、家の片づけをしていた私に、次男からTelが入った。

「あのさ、今 不動産屋さんなんだけど。
 良い物件を見つけたんで、保証人になってくれる?」

はぁ!? ☆\(◎o◎)/☆

こういうのを<寝耳に水>っていうのかしら?
・・なんて、あまりの驚きに、まるで他人事のように分析してしまった。
だって、ほんとに思いもしてなかったんだもの。

次男の独立願望については、もうしばらく前から聞いていた。
末っ子長女が大学生になってから、社会人の長男・次男は家に居ない事のほうが多いので、一緒の部屋にしてもらっていた。
男ふたりの部屋は、何しろ汚ない。
洋服は散乱しているし、物もそこらへんに置きっぱなし、ゴミも捨てないし。
つい口うるさくなってしまうのだが、それもイヤだったみたい。
そんな部屋に彼女を連れてきたりするんだもの、やっぱ『どうなの?』ってなるじゃん。
だけど次男に言わせると、自分ひとりの部屋なら綺麗にするけど、長男と一緒じゃ気が入らないって話。
まぁ、気持ちはわかるけどさ。

次男は社会人になって、家に食費を入れつつ貯金もしていたらしい。
いよいよ独立できる算段がついたようで、今回の経緯となった。
その自立心は、本来なら喜ばしい事なんだけど・・・

とりあえず物件の資料を見せに、一度帰ってきてと話し、Telを切った。
はぁ~~~~
ついにこの時が来たのか・・・ (T_T)

Jは、次男の独立には反対だ。
理由は、次男がまだSEとして一人前になっていないからだ。
IT業界の中でも超安定企業に採用されたって事で、人生全ての幸運を使ったんじゃないかって心配している。
もちろん適性試験も受けたわけで、次男は点数高かったと言われたから実力もあったと思うのだが。
しかし、まるきり未経験の次男には、まだ越えなきゃいけないハードルが多々ある。
資格試験だってこれからだし、まだまだ発展途上だ。
そんな現状なのに、万が一彼女と半同棲になったり・・とか、下手気にオンナで失敗して欲しくないと考えているようだ。

「資格を取って一人前になるまで、絶対に許しちゃダメだよ。」

常日頃、そんなふうに言ってるJなのだが。

物件の資料を手に帰宅した次男と話すうちに、私は自分の若かりし日の事を思い出した。
親をウザイと思いながら、経済的に自立できずにいた20代。
結婚を機に親元を離れられ、しかも商社マンの夫は平日ほとんど仕事で遅く、長男が生まれるまでの3年間はひとり暮らし感覚が楽しかった。
自分でコーディネートする自分の時間と空間。

そんな私の想いとは裏腹に、母は私の結婚式の夜、ひとり大泣きしたと言う。

次男が独立する夜、私も母と同じ想いを味わうのか。
そうして繰り返して行くんだろうね。
子離れ・・・

今では、次男の独立を許そうと思っている。
Jが何と言おうと、私は許す。
その上で、横道に逸れないような約束をしようと考えている。
心配したらキリが無い。

春は希望に満ちる半面、別れの季節でもある。
私は今まで<春の別れ>と言う事に、それほど悲壮感を持っていなかったのだが、急にひしひしと感じてきてしまった。
寂しいね。。。 






 
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マイ・ブーム

2014年03月21日 18時15分48秒 | Weblog
今日から3連休。

週末・祝日が来る度に、転職して良かったなぁと思う。
今の私は、休日の為に仕事しているようなもの。
社員規約によれば、入職半年で10日間の有休が発生するし、夏休みは3日間あるし、とにかく無理しない範囲で仕事するつもり。
ひとつひとつラクになるように頑張るしかないよね。
健康にも注意しなくちゃいけない年齢。
のんびり生きたいね。

仕事が休みの今朝。
アラームを止めて、2度寝する幸せを噛みしめる。
2度目に起きた後は、母と長電話。
その後は、末っ子長女とショッピング。

「やっぱ娘って良いよね♪」

末っ子長女の口から、そんな言葉が飛び出る。
私の母は5人姉妹の長女で、祖母から母、私、そして娘と続く女系家族だ。
亡くなった父は女性ばかりの中に養子に入ったが、すんなり溶け込んで自分の立ち位置を確立していたように思う。
つまりは<ウザクなかった>ってカンジ。
末っ子長女も母や私と同じ女子校育ちのせいか、ウザイ男子は敬遠がち。
結婚したら娘が欲しいと言っている。

「結婚したらって事は、じゃ結婚はするのね?」
「うん、結婚願望はあるよ。
 けど欧米系の外国人がいいなぁ。
 子供がハーフとか良くない?」
「まぁ、好きになったら国籍は関係ないけどね。」

って言ってはみたけど、やっぱり子供が遠くに行っちゃうのは寂しいなぁ。
それでなくても<ひとりの夜>が増えているのにね。
けど、末っ子長女の中では、欧米系の外国人がブームなようだ。
いつまで続くやら・・・

私の中では、今期ドラマで春馬ブームになった。
先日の最終回では、病気が進行して人工呼吸器を付けた拓人と恵の3年後を映し、暗い未来の暗示はされなかった。
終末期になったとしても、夫婦になったふたりは、あるがままを受け入れ、その時なりの目標を持って生きていくんだろうな。
そんな予感がする結末だった。
けっして現実は甘くない、それも重々わかった上での悟りを開いた感のある秀作だったと思う。

ドラマで言えば、今期は「バチスタシリーズ」も見通したのだが、思ったよりテーマがしっかりしたものだったという感想。
ストーリー的には幾つかの短絡さは見受けられたけど、自分は最期をどう死にたいのか?を考えさせられた。
面白かったのは、ドラマの中のマスコミが、事件が終着し問題提起をする厚生労働省の白鳥には形式だけの関心で、逮捕された<安楽死ドクター家族>の生き残りの娘のほうに群がっていったってところ。
如何にもワイドショー的な現在の報道を暗示している気がした。
だって、某作曲家しかり某リケジョしかり。
天才だと言っては騒ぎ、詐欺だと言っては騒ぎ。
問題提起より当事者を突きまわす事の方が世間の関心がとれる・・
そんなマスコミを揶揄しているようで、ちょっと面白かったかも。

まだ最終回はこれからなのだが、「失恋ショコラティエ」も楽しんでいる。
好きな人が結婚しちゃっても好きでいられる・・ってどんだけ執着心なんだろう。
だけど、だからって略奪したいわけじゃない。
ただひたすら好きな人の幸せを願うプラトニックなわりには、別にセフレを作って肉欲は満足させたりして。
私にはその感覚がよくわからず、最終回を見れば理解できるのかな?ってカンジでここまできてるかも。

あ・向井理と綾野剛のドラマは、途中からあまりにマンガチックなストーリーに思えて見通せなくなってしまったカンジで。
好きな俳優さんだったけど、ちょっと残念でした☆

他にも、私が観なかっただけで興味深いドラマはいろいろあったんだろう。
JはほとんどTVは観ないし、特にドラマに関心は無いみたいだし。
私も、自分の関心に引っかかるドラマしか観ないし。(アタリマエか)
来期はどんなドラマに心惹かれるのか、楽しみだなぁ♪

そんな私の、もうひとつのマイブーム。
近所のスーパーであと3個しか無かったのを買ってきて食べて、もうお気に入り。
私が買った後、しばらく入荷されず飢餓状態?だったのだが、また入荷して喜んでいる。
カフェ・ジェラート。
厭きっぽい私なのだが、もう少しマイブームは続きそう。。。 




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ひとりの夜が増えてきた。。。

2014年03月20日 21時37分53秒 | Weblog
春一番が吹いたと思ったら、一転して冷たい雨。
『暑さ寒さも何とやら』と言うが、明日はお彼岸。
早く暖かくなってくれると良いけど。。。

今朝。
目が覚めるとiPhoneの画面に新しい設定がインストールされているとのお知らせがあった。
出勤前の数秒だと思いダウンロードさせたら、これが思ったより時間がかかった。
あ~~ そ言えばJからの<おはようメール>に返信していなかったなぁ~
なんて思っていたら、Telの着信音。
Jだ☆
何だろうと思って出ると
「おはよう!
 美月、起きてる?
 寝坊してるんじゃない?」
「おはよう!
 起きてるよ。」
「だったらいいけど。
 夜更かしして寝坊したのかと心配しちゃった☆」
「ごめんね、ありがとう。
 大丈夫だよ。
 ダウンロードしてて返信するの遅くなっちゃったの。」
「そうだったのか。
 まぁ、寝坊してないならいいよ。
 仕事気をつけてね。」
「ありがとう、Jもお仕事気をつけていってきてね。」
なんて会話。
いや~~~ びっくりした☆ Jは母親か!?ってカンジ (+o+)

この頃、おはようメールもおやすみメールも、何かマンネリっぽかったから、もう何だか気が無いのかなって思ってたんだ。
普段のやりとりの回数も減ったしね。
週末婚なだけに、平日何をしているかってわかんないじゃん。(お互い様だけど)
だけど、こうやってちゃんと気にしてくれてるんだなって事だよね。
朝に強いJと朝に弱い私。
ヘンな関係。

某バラエティ番組で、<夫婦はお互いに自分はわがままだと認識しているほうが長続きする>と言っていた。
私たちは、適度にケンカや言い合いもするし、言いたい事言ってやりたい事やってるし、しょっちゅう『こんなわがまま同士なふたりは滅多にいない』と言い合ってるし。
7年近くの付き合いになれば、まぁ長い方だと思って良いのかも。
これから死ぬまで夫婦やろうと思っているのに、そう簡単に終わっちゃダメだよね。
まぁ、これが自然体ってヤツなのかなって思ったりして。

時々・・・

週末婚だから長続きしているのかな・・って考える。
平日のひとりの時間があるから、わがまま同士でも仲良く付き合っていけるんじゃないの?って。
ずっと一緒にいたら、イヤになっちゃうかな?

週末しか会えない現在、楽しい事を2日間に凝縮しているような気がする。
これでもかってくらい盛りだくさんで、週末の度にテンション上がりっぱなし。
なんか身体に良くないんじゃないかな?って思うようになった。
何故って、先週末の私の血圧が171/103だったから。
すぐに下がったけど、一時的にでもこの数値はヤバいよね。
この日は特に睡眠時間が短かった。
楽しいからって出かけてばかりじゃ、身体に負担がかかってしまうのは当たり前の話だ。
もう若くは無い☆

今の職場に移って、5連勤で50名前後のご利用者の介護をしている。
あまりにもスピードを要求され過ぎて、この5ヶ月近くずっと、心身共に疲労困憊だ。
業務は同じ事を繰り返しているのに、日々変化するご利用者の状態があるため、緊張が抜けないからなのかもしれない。
何かミスがあっても困るし。
やっぱり、もう少しスタッフが増えて欲しいなぁ。
それとも1年もすれば慣れるのかなぁ・・?

とにかく。
身体が疲れている。
平日も・週末も。
もっとスローな生活にしてくれ。

私たちが年金生活できる年齢が、だんだん遅くなってきている。
4月から消費税も8%になり、やがて10%になり。
ほんと疲れちゃうよね。
末っ子長女が大学卒業するあと3年も、頑張れるのかな?

ちょっとプチ鬱入っちゃったかな。
明日から待ちに待った3連休。
心ゆくまで眠ろう。
怠惰になろう。
亡き父にはもう先にお線香あげたから、きっと許してくれるよ。

とても静かな ひとりの夜。。。 



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*なごり雪*

2014年03月16日 15時04分09秒 | Weblog
転職して初めてのホワイトディ。

先月のバレンタインディに、私はささやかなミルフィーユチョコを5箱職場に持参し、男性スタッフに適当に分けてみた。
入職してやっと3ヶ月。
ふだんお世話になっている感謝をこめたつもりだった。
もちろんお返しなんてもらうほど、大層な大きさでも無い。
ホワイトディには、あげたことをすっかり忘れてしまってたくらいだったのに・・・
・・当日・・
ドライバーさんや同僚から、丸々ひと箱ずつ、チョコやクッキー、中にはホールのチーズケーキまで。
あげたチョコの数以上のお返しをいただいた。
こんな職場、人生初だ。
私より年上の男性が多いからかもしれないが、すごいよね。
ホワイトディは<倍返し>とか言われてるみたいだけど、ほんと男性って大変だなぁ・・!

さて、本命のJは・・と言うと。

ホワイトディ当日、手料理をご馳走してくれるはずのJが、なかなか来ない。
夜11時近くなってやっと、食材を手に到着。
何を作ってくれるかと思いきや、合鴨をローストしてネギとショウガの特製タレをからめた鴨丼。
出来あがったのは夜中12時近かったけど、待ってた甲斐があったと思ったくらいジューシィ♪
末っ子長女と3人で、お腹いっぱいご馳走になった。

「美月はホワイトディあんなにいっぱい貰っちゃうんだね。」

Hしながら、Jは耳元で囁いた。
<義理だ>と説明したのに、やっぱり気にしていたのか。
ホワイトディの夜、私と一緒にいるのはJなのに。
先週は私がJの元カノ話にヤキモチ妬いたけど、今週はJがヤキモチ妬いてるなんて、ほんと似た者同士☆ (^_^;)

翌早朝。
去りゆく冬を惜しむつもりで、箱根路をドライブする。
まだ降りたて雪で、あたり一面が雪景色。
家を出た直後は春の空気だったのに、一転、真冬の銀世界を見納めしてきた。

春の桜・夏の木漏れ日・秋の紅葉・冬の雪景色。

ヒルクライムの『春夏秋冬』の歌詞ではないが、Jと一緒に、四季折々を楽しんでいる。
忘れてはいけないのが、グルメなお店。
昼食に、とろけるタンシチューを堪能してきた。
因みの朝食は、隣県の漁港近くのお店でカキフライを食べた。
今回もお腹いっぱいで、また今週もいっぱいお仕事しなきゃってカンジ★

早朝に出かけたので、夕方には実家の母を訪ねる事が出来た。
漁港で買ったお土産を持参し実家に帰る私たちは、ほんとうの夫婦っぽく見えそうだね。
先月1日に転倒して右股関節を脱臼した母だが、杖を突きながらもだいぶ歩けるようになってきていた。
Jと3人でお茶しながら世間話。
ここでもJは女子会気分で、なんら違和感なく母と話している。
オネェならではの特技と言うか・・如才ないねぇと感心するよ。

その後、私の実家近くの商店街を歩く。
何十年ぶりか、お店もずいぶん変わった。
ラーメン屋さんが増えたかも。
懐かしさの中、私もつい饒舌になる。
店を見ながらあれやこれや説明していると
「美月はこんな賑やかな商店街で生まれ育ったんだね。
 俺の実家はほんと田舎で、本屋行くのも自転車で20分走らなきゃいけなかったよ。」
なんて、Jは遠い目をしてた。
田舎って言ったって、同じ県内なんだけどね。
「美月はここで生まれて、学校は山手のお嬢様学校だもんな。
 やっぱり地元帰ると嬉しい?」
「ん~~~ 地元って言っても中学から私立だったし、小学校の友達とは同窓会で会えたにしても交流ないし。
 やっぱり山手の方が落ち着くね。」
「住んでみたい?」
「実際に山の上に住むのは不便かも。
 私はやっぱり利便性重視かな。」
なんて他愛ない会話だと思ってたら、帰りがけになんと山手の高台に寄って夜景を眺める事に。

「今日は隣県の漁港からぐるっと実家まで、すっごい盛り沢山だったね。
 ありがとう、とっても楽しかった。」
「先週、美月の機嫌を損ねちゃったから。
 気分転換になったでしょ?」
「あ~ あれは不愉快だったんだもん。」
「昔の話じゃんか、気にすんなよ。」
「だって、だったら私も<忘れられない女>のほうが良いかと思っちゃった。」
「なにバカな事言ってんの。
 もう美月を不愉快にするような事は言わないよ。
 これからたくさん楽しんでいくんだから、まだまだ現在進行形でいくよ。
 Hだってまだじっくり愉しんでないんだからね。」

その夜は、思いの外感じてしまった。
やっぱり身体が離れられないかなぁ・・・
もっともっと愛し合いたい。
愛を育んでいきたい。
なごり雪も見納め。
桜の季節は もうすぐ。。。 




 





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あれから。。。

2014年03月11日 21時47分26秒 | Weblog
東日本大地震から3年。
それぞれの想いが交差していく。
ひとりでも多く、1日も早く、心からの笑顔になりますように。。。

あれから・・・の<あれ>とは、前回の日記を書いた日の事。
こんな大事な日に、とってもチープな話で申し訳ない。
たまたま時間ができたので、ここに残そうと思い立った。
私にとっての<あれから。。。>。

いつものように週末をうちで過ごし、午前中に自宅に帰ったJだったが、何故か午後になってTelがきた。
「今、美月の家の近くに居るんだ。
 思ったより早く家の片付けが終わったから、バイクでお出かけしよう。
 今日は良いお天気だし、もったいないもんね。」
Jは帰りがけにしきりに『良いお天気』を連発してたから、もしかしたらと予感していた。
早めに帰った時は、時たまこんなふうにもう一度会えたりする。
めったにはないが・・ね。

しかしこの日は、結果から言えば、もう一度会いに来なくて良かったんだよ★

バイクで来るというので、1月に買ったバイクブーツや防寒アイテムに身を包み万全を期して出かけた私だが、実際のところそこまで気合いを入れなくても良かった、と言うカンジのJの服装。
そこから何となく気持ちがズレてたんだろうけど、まだ私はこの時は気付かなかった。
久しぶりのバイクツーリング。
市内中心部のデートスポットは、カップルや家族連れで賑わっていた。
私たちも人ごみの中、地元ならではの風景を堪能する。
開港55年というけれど、MM21になってからの開発は目覚ましい限りだ。
私が20代の頃の風景とはぜ~んぜん違う!
この年齢でも楽しめて、ほんと良かったなぁ♪

周辺の昔からある飲食店、カフェや洋食レストランに中華料理。
Jは、そのうちのひとつに入る。
老舗のラーメン屋さんだ。
その周辺のお店に、私は入った事が無い。
「美月の地元なのに、こんな美味しいお店に入った事無いの?」
「地元って言ったってエリアが違うもん。
 ましてラーメン屋なんて、当時の女子校生は入らないよ~」
なんて答えていたが、その時もなんか<気持ちがズレてるな>って感じた。
せっかくおしゃれなデートスポットに来て、いくら老舗で美味しいからって<ラーメン屋さん>に入る!?
カフェや洋食レストランがいっぱいあるのにぃ・・なんて思ってたんだけどね。
・・まぁでも、その後美味しいクレープをご馳走になって、ま・いいかって気になった。
そして、うちまで送ってもらったんだけど・・・
Jはうちのエントランスにバイクを停めて
「お茶飲ましてもらって良い?」
と言ってきた。

繰り返すが、結果から言えば、お茶なんかしないでここで帰れば良かったんだよ★

お茶しながら、いつものようにおしゃべりで盛り上がるはずが、この日は何故か
「地元の美月が、あんな美味しいお店知らないなんてな。」
と言う事に固執しているJの話を聞くうちに、だんだん不愉快になってきた。
しかも20代のホスト時代には港周辺はデートしつくしたとか、10代の頃には港周辺はナンパスポットでハーフの子とかナンパして何度か付き合ったとか、最初は単なる昔話で聞いてたんだけど
「高1の時は彼女と一緒によく来たな。
 あの店も彼女とよく入ったよ。
 でも彼女はクレープとかのスィーツは嫌いなんだよ、 代わりにお団子をよく喰ってたな。」
なんてひと言が出てくるに至って、ついに私は不愉快の極み。
それに気付かないJが、ふと時計を見て
「あ・いけない、もう6時になっちゃう!」
と慌てて帰り支度をするうちに、私はぶちキレてしまった☆

「誰が<元カノと行った店>だなんて聞きたい?
 そんなの恋愛のマナーでしょ?
 私も連れてってやろうか?他の男と行った店に?」

Jは返す言葉も無く、そそくさと帰っていった。
(調子に乗んなよ。
 私はいつだって別れられるんだからね!)
怒りに任せて、そんな想いが湧きあがる。
せっかく午後からまた会えて喜んでいた気持ちを、どうしてくれるんだよ。
ぜんぜん嬉しくない!!
だから、あのまま帰れば良かったのに★

ほんと、こんな大事な日なのに、こんなチープな痴話げんかネタで申し訳ない。
思えば3年前、大喧嘩したのはあの震災の年だったよね。
なんでJは、過去女のことを平気で話せるのかな?
初体験した先輩からナンパした女性の事まで、実によく覚えているよ。
私も、そのほとんどを聞いて知っている。
だけど、私がリスペクトするような女性はひとりもいない。
だから別にどうでもいい話なので、聞き流していた。

しかし、今回Jはマナー違反をした。
過去が現在を侵害するようなデートは、明らかにマナー違反だ。
私を不愉快にさせた時は、しっかり怒って何がいけなかったのか理解させなくてはいけないと思っている。
この年齢まで生きてきたからには、お付き合いした異性くらい何人もいる。
だから過去にデートで使った店なんてキリが無い。
そんなのわかりきっている。
・・けどね・・
だからってそれを口に出すか?
相手の気持ちを思えば、口に出さないと思うんだけどね。
バカ過ぎて、ほんとムカつく★

そんな<あれから・・・>で、まだ腹のムシが収まらないまま、ホワイトディになるカンジかも。

Jには<忘れられない女>がいっぱいいる。
特に高校時代の彼女は、突然にいなくなってしまったようで、明らかフラレテいるのに後を引いているみたい。
・・じゃぁ、私も突然にいなくなったら、Jの<忘れられない女>のひとりになるのかな?
なんて、バカバカしいね★

元カレFさんは、きっと私の事を忘れないと思う。
あの5年間はいちばん綺麗な私だった。
Fさんを癒すことが楽しかった。
みなとみらいのデートで始まり、九段下でのクラプトン・ライブで終わった恋。
終わった理由も、Fさんの妻を傷つけたくないから。(お互いに嫌いで別れたわけじゃない)
ほとぼりが冷めたからまた会おうとメールしてきたFさんに、お別れの返信をした。
それでもまた会おうと言ってきたけれど、それきりにしてしまった。
だけど、引き際も綺麗だと思ってる。
大人の恋愛だった。

でも、Fさんとのお付き合いをJに語った事は無い。
Jと出会った当初、こんな事があったってくらいで、詳細を話せば褒め言葉しか出てこないの、わかっているから。
過去の事で、Jを不愉快にするつもりもない。
だけど、私にも私を<忘れられない女>と想っていてくれる男性がいるんだよ。
それだけで、もう女として充分だよね。

男女共に寿命が延びつつある昨今、老いらくの恋もよくある話になってきている。
この先、また恋に落ちたとしても不思議は無いよ。
だけど上質の恋愛をしたいね。
60になっても80になっても、素敵に年齢を重ねたい。

Jは、死ぬ時に誰を想うんだろう?
そして、私は。。。 






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♪流れる季節の真ん中で。。。

2014年03月09日 13時20分03秒 | Weblog
ふと日の長さを 感じます・・・♪

そんなわけで、今日は3月9日。
風は冷たいけど良いお天気。
お出かけしたい気分を残して、早々にJは帰っちゃったってカンジで。

先月末くらいから、田舎のデイで知り合ったケアマネさんが、またまた恋の悩み相談Telをかけてきていた。
<相談>と言うより<愚痴>?
まぁ女子の恋愛相談って、そんなもんかもしれないけど。
女子か?・・・御年60才のケアマネさんだけど、恋愛経験が少ないためかメンヘラ状態なんだよね。
精神年齢と実年齢が必ずしも一致するとは限らないって事、私も実際そうだし☆ (^_^;)

先日の某バラエティ情報番組で、年齢が高くなれば高くなるほど別れてくれないと言っていた。
何故なら、これで別れたら次の相手が見つからないから。
確かに若ければ、別れてもすぐ次の相手が見つかる可能性は高い。
しかし60才過ぎて、同じような気心知れる相手を見つけようとすると、可能性はがくんと下がる。
自分もわがままになるしね。
だから今の相手に執着する・・との分析だった。
それがそっくりそのケアマネさんに当てはまってしまう。
頭では<別れた方が良い>とわかっていても、ひとりになる寂しさで別れられない。
我慢を強いられる恋愛は、どこか心に歪みを生じさせるわけで・・・
相手に依存してしまうような恋愛をしている限り、ケアマネさんは自分の業と向き合わなくちゃならないかな。
婚外恋愛の彼氏とケンカが絶えないらしいので
「不倫に向いてないから他の人を見つけた方がいいのでは?」
と言うと

「だって彼が好きなんだもん。」

私もそれ以上の事は言えない。
「じゃぁ仕方ないね。」
と言って、同じ事をもう5年繰り返している。
熟年の恋愛って、人それぞれだ。

先週、親友たちを呼んでのホムパをした。
それぞれの近況を報告し合う中で、誰をパートナーにするかは重要なことなんだと感じる。
一緒に楽しめる相手がいるか・いないかで、心の満たされ方が違う。
でも、それに気付いていない。
<自分はこういう環境だから仕方が無いんだ>と頭に言い聞かせるだけで、心のケアが出来ていないとわかる。
たぶん・・
もう日常を変えるパワーが無いんだと思ったりする。
40代のほうが、まだパワーがあった。
真の幸せはこうじゃないと思ったところで、体力・気力がついていかなければ日常を変えようが無い。
まして<日常を変える>なんて、とてつもないパワーを必要とするわけで・・・

熟年夫婦が、<離婚>するわけでもなく<卒婚>なんて言葉で別居することは、日常へのささやかな抵抗に思える。
仮面夫婦とも違う、新しい夫婦のあり方なんだろうね。
欧米では考えられない、日本人らしい・・かな。
私も、自分のこれからを考えさせられるよ。

この週末。
Jと久しぶりにカラオケを楽しんだ。
今まで7年近く、ひとつの趣味に固執することが無いので、厭きっぽい私が未だに楽しんでいられる。
ドライブ・BBQ・DVD鑑賞・料理・映画・グルメ・ボーリング・音楽・カラオケ・プール・ビリヤード・バイクetc.。
まだ釣りもしていないし、スキーもしていない。
ディズニーリゾートや遊園地・水族館とか、ライブなどもこれからの楽しみになっている。
「俺たちは、まだまだこの先50年は余裕で楽しんでいけるよ。
 問題は<金>なだけさ。」
「それだって末っ子たちが就職すれば問題解決なんだし、もうちょっとでしょ?」
「あ・そうか♪」
「うちは末っ子長女の学費、あと実質2年半の辛抱だもんね。
 来年度はお給料も満額もらえるようになるし、ボーナスも年3回だからね♪」
「じゃ旅行とかも行けるね♪」
「有休取れるの?」
「わかんないけど、なんか楽しみ♪♪」
私は半年経てば有休発生するけどね。
けど、そんな簡単に生活がラクになるとは思えないなぁ・・・ (T_T)

4月から消費税が上がる。
じわじわと家計を圧迫することは間違いないだろう。
いつまでもお金の苦労がつきまとうカンジ。
Jは占いで<女難>と出たらしい。
自分の今までの境遇を振り返り、まさしくその通りだと納得していた。
「なんでこんな人生になっちゃったんだろうなぁ。。。」
って時々Jは呟いているが、確かに<女難>で的を得ている。
でも<自業自得>だから仕方ない。

Jの得意の曲で
「♪もうま~たせないよぉ~~」
と言うフレーズがある。
その部分を歌う時、Jは必ず100%私を見る。
私は(そうなの?)って顔して、アイコンタクトをしている。
Jと一緒に暮らせると思っていた田舎生活をドタキャンされて早7年。
ちょっとやそっとの言葉じゃ動じないよね。

「ずっと美月の思い通りになってこれなかったからこそ、一緒になれた時の美月の喜ぶ顔を見るのが楽しみなんだ。」

期待しちゃいない。
誰かに期待して裏切られるのは真っ平。
期待しなければ、裏切られて傷つかないで済む。
私は私のやるべき事をやるだけ。
他人に依存はしないよ。

今週末はホワイトディ。
心の温度差を埋めてほしいの。。。 





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*楽しい雛祭り(女子会?)*

2014年03月02日 14時03分25秒 | Weblog
春めいた暖かな日があったと思いきや、また冬に逆戻りの寒さ。
それでも梅や河津桜は、満開になってきているとか。
少しずつ 春 の気配。。。

今週末は、去年から企画していた我が家でのホムパ。
ほんとうはもっと早くに、新年会の名目で行いたかったのだが、親友のノロウィルスやら私の研修会やらで延び延びになって、やっと日程が決まったのだ。
我が家で・・と言うからには、当然Jも参加なわけで・・参加どころかマスター兼ホストの大任を果たしてもらうカンジ。
かつては自衛隊時代から先輩方のおつまみを作り、小料理屋のバイトも遍歴してきたJ。
自分はお酒を飲まないのに、酒の肴だけはこだわりがあったりする。

「酒飲みに出す料理っていうのは、少量で品数多くお出しするのがベストなんだよ。
 だからお通し入れても、最低で10品は作らなくちゃな。
 主婦のお姉さま方に満足してもらうには、サラダやマリネのさっぱり系と手の込んだ物や珍しい物なんか取り入れないとね。
 メインはすき焼きにして、オードブル的なおつまみを何品か作るよ。
 それとね・・」

Jは徐に少し古びた箱を取り出す。
「これはね、死んだおばあちゃんの形見なんだ。」
そう言って箱から出したものは、押し寿司の型だった。
「木曽檜でできた逸品だよ。
 これを使い続けて29年になるかなぁ。
 もうすぐ雛祭りだし、お姉さま方のお持ち帰りに押し寿司作るつもりなんだ。
 俺の押し寿司、めちゃめちゃ美味いぜ♪」
いろいろなバリエーションがあるらしいのだが、今回は〆サバとスモークサーモンの2種類。
少し硬めに炊いたご飯を飯台で冷まし、酢を合わせる。
その手際の良い事!
「小料理屋でもお出ししたし、亡くなった大親友やうちの娘たちも大好評なんだ。
 近所のママ友にも作ったりしたから、もう何千本って作ってる中の1本だもん、手際が悪いわけ無いだろ☆」
「7年付き合ってて、私食べるの初めてなんだけど。」
「わかったよ、じゃぁこの押し寿司の型は美月んちに置いていくから、また作ってあげるよ。
 サンマやアジ・アナゴとかだけじゃなくて、なんと豚肉の生姜焼きを乗せても美味しいんだよ。
 このシャリの押し加減が大事なんだ。
 しっかり押されているけど、口にはいったらスッとほどけるくらいがポイントなんだ。」
確かに合わせ酢の塩梅も良いし、シャリも美味しい。
お料理しながら相変わらずの能書き付きだが、ほんとに美味しいので納得してしまう。

他に、マグロのすき身をマヨわさで和えたり、マリネに旬のホタルイカを入れたり。
前回の話に登場した特大カンパチの干物も、親友たちの目の前で解体ショー?して楽しませてくれたし、何だかんだで7品。
親友が持参してくれた手羽先の唐揚げと合わせて8品、テーブルに乗り切らないので補助テーブルを持ってくる始末。
「こんなに食べれないよ~~☆」
と言いながらも、親友たちはJ特製わりしたのすき焼きまでしっかり堪能。
Jのおかげで、久しぶりに豪華なホムパとなった♪

そして押し寿司のお土産まで持たされて、親友たちはすっかりJに胃袋を掴まれてしまった。
私がJと大喧嘩して別れた時は、その理由からJを<信用ならないヤツ>と嫌っていた親友たちも、ようやく信用回復しても良い気になってくれたみたい。
良かった・良かった (*^^)v

・・・親友たちが帰った後で・・・

「俺がふった話題には、誘導尋問的な要素も入ってたんだけど。
 ワンコ好きの親友さんの方、もしかしたらダンナとうまくいってないんじゃない?」
なんてJが言い出した。
40才過ぎに結婚して今年10年目だという親友なのだが、近況を聞いた時に、確かに夫婦にしては別々な行動が多いなと思った。
しかも夫よりワンコのほうが大事みたいな話は、私も聞いた。
夫は休日に理由をつけて外出がちって聞いた時は、それヤバい?って思ったんだよね。
だけど当の本人は、まったく気づいてない様子。
「美月の親友って事は俺の親友でもあるわけで、どんな人たちなのか俺なりに分析してたんだ。」
とJが言う。
心理学的な事は私も嫌いじゃなくて、Jの分析も興味深い要素があるのは分かっている。
実際、世間知らずの私には思いもよらない分析結果をもたらすのも、Jである。

「今日、美月たちと話していて、みんな良いとこの育ち、悪く言えば年の割に世間知らずな部分もあるよね。
 ワンコ好きな親友さんのダンナさんはネットで知り合ったバツイチさんで、連れ子ふたりある中での再婚でしょ?
 その親友さんは某大会社の元副社長の娘。
 もしダンナさんがしたたかで、元妻と共謀して資産を乗っ取る計画再婚だったらどうする?」

え~~~~~~ \(◎o◎)/!?

まったく、そんな事 思いもよらなかったよ☆
どんだけ妄想たくましいの!?

「また中2病?」
「いや、中3くらいかな?」
「やっぱり中学生かい!」
ってツッコミ入れたけどね・・(ーー;)

Jは、私から親友たちの話を聞くたびに、いろいろ疑問があったらしい。
両方の親友それぞれ、この年齢にもなればひと山もふた山も越す事件があるわけじゃん。
もちろんJや私も同じなんだし。

私と親友たちは、女子ばかりのミッション系中高一貫の進学校で学び、当時の暴走族や浮世のチリや埃とは無縁の環境だった。
社会に出て初めて『そんな人たちもいるんだ』と知ったわけで、それでも夫がいるうちは世間から守られていたように思う。
40才になり、ひとりで生きていく覚悟をし、元カレFさんと知り合ってやっと少し世間を知り始めた私だが、親友たちはその間にボツイチになったり結婚したり。
Jと知り合った事が、私のいちばん大きな変化だと思う。
ましてJが話を盛る抜け目ない人だってわかってから、私の人を見る見方が変わった。

だって、<振り込め詐欺>なんて考え付く人もいるんだもんね。
自分がお金を得たいが為に人をだます。
それを<頭がいい>と言うのか?
でも、そういう人っているんだよ。

「俺の言った事がただの妄想かどうか、成り行きを見ててごらん。」

なんて言い残してJは帰って行ったけど。
<そういうアンタはどうなのよ★>
と、私は心の中でつぶやいていた。

いつの間にか 3月。
希望に燃える春には、まだ遠い。。。 

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