夢の途中

シングルになって夢を実現させるために日々奮闘中。。。かな♪

*花火大会*

2008年12月03日 23時39分48秒 | Weblog
横浜にはみなとみらいで開催する大きな花火大会が、1年に3回ある。
6月の開港記念日と7月 海の日。
それから8月1日 神奈川新聞社主催の花火大会。
しかし、その年の7月の花火大会は、台風接近に伴って前日から中止が告知されていた。
私は8月1日の花火を心待ちにしていた。

当日、山手の丘の絶好な花火ポイントにいたにもかかわらず、Kさんは30分もしないうちに帰ろうと言い出した。
Kさんとのデートでも私のAudiで出かけていたので、私は仕方なく運転席にもどりハンドルを切った。
独身のKさんとはどうにも情緒が違った。
それなりに私を大事にしてくれてたのかもしれないが、私の心をうつまでには至らない。

その週は体調が悪かった。
持病の偏頭痛が出そうなくらいどんよりしていた。
朝、何気に見た新聞に、茅ヶ崎の花火大会が翌日日曜日に延期になったと載っていた。
ん? 日曜日ならJを誘えるじゃん♪
実は鎌倉の帰りに、次に会う日の約束をしてしまっていた。
来週会う約束が1週早くなったくらいなら大丈夫だよね・・と勝手に理屈つけた私は、早速Jにメールすることにした。
都合が悪いと言うなら諦めれば良いだけだし。
そう言えば、先日のJのプロフの日記に江の島の花火が自宅から見えると綴っていたっけ。
「茅ケ崎の花火大会が延期で日曜日になったよ。
 Jのおうちから見えたりするの?」
Jの即レス。
「そうなんだ。茅ヶ崎のは見えないよ。
 日曜日じゃ混んで大変だろうね。」
・・・げ★ あまり乗り気じゃなさそう・・
「そだね、人ゴミは大変だよね。」
「うん、クルマも混むしね。
 わざわざは行かないかな。」
・・・げ★ やっぱりダメっぽいや・・
「花火は綺麗なんだけど混むと疲れちゃうもんね。
 いつか一緒に見れたら良いね♪」
あきらめメールを送ったらJの返事。
「混んでるとこわざわざは行かないけどね。
 美月が花火をどうしても見たいって言うならいつでも連れてってあげるよ。」
・・・げ☆ なんだそれ~~~♪
「いいの? どうしても見たい♪」

そして8月5日。
Jはまたまた私の自宅の最寄りの駅にシルバーのハイエースでお出迎え。
Fさん以来、ずっと私は運転席だった。
Audiを運転するのは嫌いじゃなかったが、やっぱり私も女の子(?)助手席に座るのは嬉しい。
プロのドライバーなだけあってJは運転が上手だった。
それに運転しながら、変わらずにおしゃべりできるのもびっくり。
もっぱら暴走族や自衛隊の時のヤラカシ話で、私はお腹を抱えて笑いまくった。
初めて会った時から気になってたJの左腕のキズ痕。
日に焼けた左ひじ近くの縫合手術の痕・・銃剣訓練でケガしたとか。
なんかSEXYなんだよね。

Jは、湘南の気の利いた素敵な場所を熟知していてエスコート上手だった。
食事を終えておしゃべりをしていた時、ふいに花火の音が聞こえ始めた。
「ねぇ、花火の音が聞こえるよ。
 ど~んってあれ、花火でしょ?
 ここってそんなに花火の場所に近かったの?」
「そうだよ、始まったみたいだね。行こうか。」
Jは人混みを避けて少し高台にクルマを停めた。
私は思う存分 夜空に大輪の花火を楽しんだ。
絵を描くだけあって、Jは花火の色使いや形に繊細だった。
同じ蠍座だからロマンチシズムがぴったり共感するのかな。。。
体調が悪いのに、何で私はJに会いたかったのかな。。。
Jといると安心する。。。

花火が終わった後、Jは私を自宅まで送ってくれた。
もう11時近かったが「もう少し話していられる?」と訊いてきた。
「もう少しだけなら大丈夫。」
Jはクルマを少し離れた住宅街に停める。
話は、いつの間にか私たちが知り合った経緯をたどっていた。
「美月のプライベートはそんなに大変なのに、どうして付き合ってる男は助けてくれないの?」
私は、子供たちを育て上げるまでは軽はずみなことはできないこと。
それでも時にひとりが遣り切れなくて誰かに頼ってしまうけど、ほんとに心許して付き合ってるわけではないこと、などを話した。
Jは言った。
「気持ちわかるよ。
 そしたら俺に乗っかってみなよ。
 こんなに相性の良いカップルはいないよ。
 もう酸いも甘いも苦いも全て知り尽くして対処する方法もわかってる。
 俺たちならお互いを生かすことができるんだよ。
 美月は安定している男がいれば崩れる女じゃないんだ。
 俺は100年経っても変わらない。」
え~~~ちょっと何言い始めてるの!?
「私たち3回しか会ってないんだよ。
 それってちょっとプロポーズみたいじゃん☆」
「みたい・・じゃなくてそのまんまなの。
 どんなに長く付き合っていても分かり合えないカップルもいる。
 お互いを理解するのは時間じゃないんだよ。」
「だってJだって結婚してるじゃん。どうするのよ。」
「だから、ふたりで離婚するの。」
「待って。私は子供たちも一緒にだよ。」
「いいよ。俺は美月を幸せにしたいんだ。
 子供たちがいて美月が幸せになるなら、子供たちも一緒だよ。」
「あのね、付き合うつもりなかったからほんとのこと言ってなかったけど、私の子供は2人じゃなくて3人なの。」
「いいよ、何人だって☆
 だけどもし俺に乗っかる気があるなら、付き合ってる男みんな清算してよ。
 俺だって真面目に人生やり直したいんだから、そんな適当に付き合うみたいなのはごめんだからね。」

家に帰ったのは午前2時・・・
前回にも増して頭がぐるぐる。
なんでプロポーズ・・私たち互いの本名すら知らないのに。
それに恋人関係どころか手も握ってない。
こんな順序で良いわけ・・? 



コメント
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