デイの賑やかなクリスマスお楽しみ会が終わった。
毎年19日から25日までの1週間興行だから、終わると気が抜ける。
私の退職は、10月半ばの時点で常勤に話していた。
そのまま何やかやと、同僚に話したのは今週に入ってからだ。
12月に入って男性スタッフの結婚とか子供が生まれたとか、おめでたい話が続いてたしクリスマス会の喧噪の中で、退職の挨拶なんてシケるし。
仲の良い同僚スタッフには言ってあったのだが、大半の人に驚かれた。
いちばん多かったのは「ピアノどうするの?」ってヤツ。
その後に「やっぱここまで遠いもんね、よく頑張ったよね。」
有難いことに、みんな好意的に受け止めてくれた。
何人かとメアドも交換して、これからはボランティアとして時々遊びに行くと約束した。
ここでの2年7ヶ月の間には、本当にいろいろなことがあった・・・
就職面接の時、私は歯の矯正中だった。
7ヵ月後には矯正も終わったが、サービス業なのによく採用してくれたと感謝してる。
ヘルパー2級の資格を取って2ヶ月過ぎて、いつか夜勤を辞めたくなっていたが、なかなか夜勤ほどの収入を得られるパート職は無かった。
唯一イイ線いってたのが、デイ・サービス時給950円、4時間勤務。
これなら午後からの音楽教室と兼務できると思ったのがきっかけ。
週5のデイと週3の音楽教室で、何とか収入を維持することができた。
デイの仕事の後押しをしてくれたのは、当時付き合ってたFさん。
最初は介護の仕事自体にあんまり気乗りがしてなかったけど
「せっかく取ったのに使わないと技術忘れちゃうよね。」
その一言に背中を押されたの。
おかげで今の私がある。
だから・・・Fさんの妻に疑惑をもたれてFさんと会えなくなった時、デイに通う道すがらに涙が出た。
Fさんがいなくても仕事頑張ってるよ・・って心の中で何度も想いをかみしめていたっけ。
デイに中・高の先輩がいたのも驚きだったな。
テニス部のみんなの憧れの先輩。
苗字も変わっていたし思いもかけずで最初は気がつかなかったくらい。
女子校にあってすっごいカッコよかったんだけど、今も変わらず美形なの♪
先輩は先に辞めちゃったけど、いろいろ指導してもらって、今でも交流あるのが嬉しい。
次男も中2の時に職場体験させてもらって。
他の中学や大学・先生などなど様々な人が研修に来るので、次男に勧めたら実現の運びとなった。
男子ばかり4人も来て、私 仕事休みの日に差し入れに行ったし。
たった2日の体験だったけど、次男はヘトヘトに疲れて帰ってきた。
「お母さん、毎日あんなことやってんだぁ」
って少しは尊敬してくれたみたい♪
覚えてくれているお年寄りもいて「あの時のぼく、大きくなったの?」なんて聞かれたり。
ほんとに親子ともどもお世話になったなぁ。
その後も次男の中学の後輩が体験に来る。
これも嬉しいことかも。
デイでは元夫と別居中なんて言えなかったから、しばらく私生活ほんとのことを話せなかった。
Jが現れて離婚して、それからやっと・・かな。
前に職場に迎えに来てくれたJを、送迎のドライバーさんに見られちゃって以来
「カッコいいダーリンですね」
なんてコトあるごとにひやかされちゃってたっけ。
今回の退職も、寿退社だったらもっと嬉しいんだけどな。。。
でも。
Jのご両親に財産目当てなんて思われないように、正社員として転職するのは有りだと思うんだ。
意にそまぬことであっても、それが良い方に向くように持っていくことで、私の技量を示せばいい。
元夫にも、ちゃんとひとりで子供たちを育ててるって言えるもんね。
子供たちって親の背中を見て育つんだもん。
私が正社員としてしっかり働く姿を見せることも、愛情のひとつと伝わるかな。
長男も教習所に行って卒検合格したし、少しずつみんなを引っ張って行かなきゃ。
今日初めてデイのご利用者たちに退職の挨拶をした。
金曜日のお年寄りたちにも、いっぱい可愛がってもらった。
挨拶しながら泣きそうになった。
だって、いつも強面でぶっきらぼうのちょい悪爺のNさんが、涙いっぱいためて私を見てくれてたんだもん。
「元気でやるんだよ。」って。
ちょい悪爺ちゃんたちの全員に挨拶せずに退職しちゃうことが心残り。
みんな元気でいてね。
いつか私がJと再婚できたなら、その時はデイに多額の寄付をして精一杯の恩返しをしたいと思う。
・・・なぁんて、夢だけど。
みんなに「淋しくなるね」って言われて。
いちばん淋しいのは私。
そうなるのはわかってたから、明日 退職する日は、わがまま言ってJに迎えに来てもらうことになっている。
淋しい涙にくれながら、ひとり帰りの道のり1時間半も帰れないよ。
「ついでに久しぶりに横浜デートしよう。」
退職すれば、みなとみらいのイルミも元町も中華街も、みんなはるか遠くなる。
もっともJは、私のそんなセンティメンタルな想いを吹き飛ばすように、中華街でふかひれラーメンだとか、元町のベストアメリカンチーズケーキだぁと大喜びだけど。
そんなJといれば、私の想いも少しは紛れるかな。。。
ねぇ、Fさん。
私は新しい一歩を踏み出すの。
Fさんの知らないところで。
今の私は髪も短くて、ピアスもしてて、すっかり変わってしまった。
でも頑張ってるよ。
幸せになるからね
毎年19日から25日までの1週間興行だから、終わると気が抜ける。
私の退職は、10月半ばの時点で常勤に話していた。
そのまま何やかやと、同僚に話したのは今週に入ってからだ。
12月に入って男性スタッフの結婚とか子供が生まれたとか、おめでたい話が続いてたしクリスマス会の喧噪の中で、退職の挨拶なんてシケるし。
仲の良い同僚スタッフには言ってあったのだが、大半の人に驚かれた。
いちばん多かったのは「ピアノどうするの?」ってヤツ。
その後に「やっぱここまで遠いもんね、よく頑張ったよね。」
有難いことに、みんな好意的に受け止めてくれた。
何人かとメアドも交換して、これからはボランティアとして時々遊びに行くと約束した。
ここでの2年7ヶ月の間には、本当にいろいろなことがあった・・・
就職面接の時、私は歯の矯正中だった。
7ヵ月後には矯正も終わったが、サービス業なのによく採用してくれたと感謝してる。
ヘルパー2級の資格を取って2ヶ月過ぎて、いつか夜勤を辞めたくなっていたが、なかなか夜勤ほどの収入を得られるパート職は無かった。
唯一イイ線いってたのが、デイ・サービス時給950円、4時間勤務。
これなら午後からの音楽教室と兼務できると思ったのがきっかけ。
週5のデイと週3の音楽教室で、何とか収入を維持することができた。
デイの仕事の後押しをしてくれたのは、当時付き合ってたFさん。
最初は介護の仕事自体にあんまり気乗りがしてなかったけど
「せっかく取ったのに使わないと技術忘れちゃうよね。」
その一言に背中を押されたの。
おかげで今の私がある。
だから・・・Fさんの妻に疑惑をもたれてFさんと会えなくなった時、デイに通う道すがらに涙が出た。
Fさんがいなくても仕事頑張ってるよ・・って心の中で何度も想いをかみしめていたっけ。
デイに中・高の先輩がいたのも驚きだったな。
テニス部のみんなの憧れの先輩。
苗字も変わっていたし思いもかけずで最初は気がつかなかったくらい。
女子校にあってすっごいカッコよかったんだけど、今も変わらず美形なの♪
先輩は先に辞めちゃったけど、いろいろ指導してもらって、今でも交流あるのが嬉しい。
次男も中2の時に職場体験させてもらって。
他の中学や大学・先生などなど様々な人が研修に来るので、次男に勧めたら実現の運びとなった。
男子ばかり4人も来て、私 仕事休みの日に差し入れに行ったし。
たった2日の体験だったけど、次男はヘトヘトに疲れて帰ってきた。
「お母さん、毎日あんなことやってんだぁ」
って少しは尊敬してくれたみたい♪
覚えてくれているお年寄りもいて「あの時のぼく、大きくなったの?」なんて聞かれたり。
ほんとに親子ともどもお世話になったなぁ。
その後も次男の中学の後輩が体験に来る。
これも嬉しいことかも。
デイでは元夫と別居中なんて言えなかったから、しばらく私生活ほんとのことを話せなかった。
Jが現れて離婚して、それからやっと・・かな。
前に職場に迎えに来てくれたJを、送迎のドライバーさんに見られちゃって以来
「カッコいいダーリンですね」
なんてコトあるごとにひやかされちゃってたっけ。
今回の退職も、寿退社だったらもっと嬉しいんだけどな。。。
でも。
Jのご両親に財産目当てなんて思われないように、正社員として転職するのは有りだと思うんだ。
意にそまぬことであっても、それが良い方に向くように持っていくことで、私の技量を示せばいい。
元夫にも、ちゃんとひとりで子供たちを育ててるって言えるもんね。
子供たちって親の背中を見て育つんだもん。
私が正社員としてしっかり働く姿を見せることも、愛情のひとつと伝わるかな。
長男も教習所に行って卒検合格したし、少しずつみんなを引っ張って行かなきゃ。
今日初めてデイのご利用者たちに退職の挨拶をした。
金曜日のお年寄りたちにも、いっぱい可愛がってもらった。
挨拶しながら泣きそうになった。
だって、いつも強面でぶっきらぼうのちょい悪爺のNさんが、涙いっぱいためて私を見てくれてたんだもん。
「元気でやるんだよ。」って。
ちょい悪爺ちゃんたちの全員に挨拶せずに退職しちゃうことが心残り。
みんな元気でいてね。
いつか私がJと再婚できたなら、その時はデイに多額の寄付をして精一杯の恩返しをしたいと思う。
・・・なぁんて、夢だけど。
みんなに「淋しくなるね」って言われて。
いちばん淋しいのは私。
そうなるのはわかってたから、明日 退職する日は、わがまま言ってJに迎えに来てもらうことになっている。
淋しい涙にくれながら、ひとり帰りの道のり1時間半も帰れないよ。
「ついでに久しぶりに横浜デートしよう。」
退職すれば、みなとみらいのイルミも元町も中華街も、みんなはるか遠くなる。
もっともJは、私のそんなセンティメンタルな想いを吹き飛ばすように、中華街でふかひれラーメンだとか、元町のベストアメリカンチーズケーキだぁと大喜びだけど。
そんなJといれば、私の想いも少しは紛れるかな。。。
ねぇ、Fさん。
私は新しい一歩を踏み出すの。
Fさんの知らないところで。
今の私は髪も短くて、ピアスもしてて、すっかり変わってしまった。
でも頑張ってるよ。
幸せになるからね