その年の8月が、運命を決めたのかもしれない。
Kさんに別れのメールをしても、すぐには終われなかった。
何度となく未練のメールが届く。
付き合った実質は2ヶ月ほどなのに、Kさんにしたら中身が濃すぎたか。
私の意志が変わらないとわかると、Kさんは前にあげたCDを返せと言ってきた。
今まででこんなこと言ってきた男性は初めてかも。
私はKさんの了解を得て、最寄りの郵便局留めにして、今までのCDを全部送った。
もうこれでKさんは納得するしかない。
既婚のSさんには、渋谷の沖縄料理のお店で会った。
12歳年下でエリート商社マン、武道家で前途有望。
約半年くらいのお付き合いの中で、何度か都内の洒落たお店に連れてってくれたね。
Sさんなりに私に尽くしてくれてたけど、私と将来を過ごせる人じゃない。
紳士で頭も良く、話してても有意義だったので、その時はまだほのめかすだけにしておいた。
「Sさんは既婚だから、もし私に再婚するような人が現れたら祝福してくれるでしょ?」
「もちろんだ」とSさんは言った。
うん、予想どおりの返事。
そして Fさん・・・
七夕にかけた願いが通じたのか、ちょうどその頃、Fさんから会いたいとメールが来た。
前のようには会えないが、平日の昼間、仕事を抜けるので一緒にランチをしようという内容だった。
Fさんは仕事をさぼるような人では無いので、ほんとに仕事の合間を縫って私に会おうとしてるんだろう、と思った。
5年分のお付き合いでFさんの行動は読んでとれた。
あれほど想い焦がれて、生まれ変わってもまた会いたいと思ったFさん。
FさんとはいろんなRockコンサートやJazzライブに出かけた。
ワールドカップでひとりドイツに行くというサッカー好きなFさんに、本気で付いていこうと思ったりしたこともあった。
(現実には、子供たちや仕事の都合でダメだったけど)
オレンジレンジの「花」。
私の想いにぴったりの歌詞。
当時 流行ったあのCDアルバムをFさんにあげたなぁ。
そしてFさんは一度だけBOWYの「クラウディハート」を歌ってくれた。
想いが通い合った時もあったね。
わきまえた中での愛・・・
Jのことがあっても、会いたい気持ちはあった。
会ってもFさんと先は無いことはわかっていた。
妻の存在に気兼ねしながら会うのも不愉快・・という相反する気持ちもある。
それでも、私はとりあえず会う日時を決めた。
いつも遅レスのFさんなのに、Okの返事はすぐに来た。
もし・・・Jと恋人関係なったらキャンセルする・・・
そんなふうに思いながら、私はFさんのメールをそのまま放置した。
あの熱いKissの後・・・
Jは後髪ひかれながら、帰路についた。
それからのメールはさらに熱かった☆
「あんな素敵なKissは初めてだ。
初恋のようにドキドキした。
これから俺を知ったら美月はもっと俺から離れられなくなるよ。
天国モードだよ。
大丈夫かな。とろけちゃうかも。」
私はJのメールを真剣に受け止めてなかった。
何を根拠に、こんなオーバーな表現するかな~~~???
だいたい口で言ってるような人って、けっこう実際には大したこと無かったりするし。
私も最大級にHを愉しむから、今までの人って私から離れられなかったりするんだけど。
「Jが離れられなくなっても知らないよ♪」
なぁんて、お互いこの年だから会話で刺激しあうのもありだよね。
私はJの話をその程度にしか考えてなかったのだ。
あのKissの時、Jは「もう後戻りできないよ。」と言った。
もちろん私だってKissするからには覚悟を決めてたし。
次に会う時は、今度こそJは誘ってくるんだ。
あんな能天気なJがどんなリードしてくるんだろう。
再婚するからには、一生を楽しめるパートナーでいてほしい・・・
Jとの仲が進展しつつある私。
コミュニティサイトでも、ちょっと悪ふざけをして意味深なコメを残したくなる。
またJも意味深に返すから、Jのお気に入りさんたちは「あれは誰だ」と穏やかではなかった様子。
私の綴る日記とJの日記でみなとみらいの話がカブった時は大変だったみたい。
そぅか・・やっぱJってモテるんだ。
何で私なんだろうなぁ・・・ヨリドリミドリなんだろうに。
そうしていよいよ8月19日。
8月になってから毎週会っていた。
変電所前の防波堤にクルマを停め、また私たちはおしゃべりをした。
私は異性関係の不摂生を清算していると話した。
もうJと付き合う気持ちは固まっている。
Jは最初から再婚を考えていたので、女性から誘われても慎重に断っていたと言う。
唯一、私と知り合う前、右も左もわからないコミュニティで親切丁寧に教えてくれた女性に「俺と付き合ってみる?」と誘ったことがあったらしい。
けどそれは女性の方が「そんなつもりで教えたんじゃないのよ」と断ってきたとか。
今にして思えば断られて良かった、とJは言った。
私たちは今までの人生分、話すことはいくらでもあった。
それだけいろんな想いを自分ひとりで抱えて生きてきた。
同じ宿命をたどってきたふたりが、今から二人三脚していくことはそれほど難しいことでは無いように思える。
じゃ、Hのほうはどうなの・・?
というわけで、次回の話は18禁。。。
Kさんに別れのメールをしても、すぐには終われなかった。
何度となく未練のメールが届く。
付き合った実質は2ヶ月ほどなのに、Kさんにしたら中身が濃すぎたか。
私の意志が変わらないとわかると、Kさんは前にあげたCDを返せと言ってきた。
今まででこんなこと言ってきた男性は初めてかも。
私はKさんの了解を得て、最寄りの郵便局留めにして、今までのCDを全部送った。
もうこれでKさんは納得するしかない。
既婚のSさんには、渋谷の沖縄料理のお店で会った。
12歳年下でエリート商社マン、武道家で前途有望。
約半年くらいのお付き合いの中で、何度か都内の洒落たお店に連れてってくれたね。
Sさんなりに私に尽くしてくれてたけど、私と将来を過ごせる人じゃない。
紳士で頭も良く、話してても有意義だったので、その時はまだほのめかすだけにしておいた。
「Sさんは既婚だから、もし私に再婚するような人が現れたら祝福してくれるでしょ?」
「もちろんだ」とSさんは言った。
うん、予想どおりの返事。
そして Fさん・・・
七夕にかけた願いが通じたのか、ちょうどその頃、Fさんから会いたいとメールが来た。
前のようには会えないが、平日の昼間、仕事を抜けるので一緒にランチをしようという内容だった。
Fさんは仕事をさぼるような人では無いので、ほんとに仕事の合間を縫って私に会おうとしてるんだろう、と思った。
5年分のお付き合いでFさんの行動は読んでとれた。
あれほど想い焦がれて、生まれ変わってもまた会いたいと思ったFさん。
FさんとはいろんなRockコンサートやJazzライブに出かけた。
ワールドカップでひとりドイツに行くというサッカー好きなFさんに、本気で付いていこうと思ったりしたこともあった。
(現実には、子供たちや仕事の都合でダメだったけど)
オレンジレンジの「花」。
私の想いにぴったりの歌詞。
当時 流行ったあのCDアルバムをFさんにあげたなぁ。
そしてFさんは一度だけBOWYの「クラウディハート」を歌ってくれた。
想いが通い合った時もあったね。
わきまえた中での愛・・・
Jのことがあっても、会いたい気持ちはあった。
会ってもFさんと先は無いことはわかっていた。
妻の存在に気兼ねしながら会うのも不愉快・・という相反する気持ちもある。
それでも、私はとりあえず会う日時を決めた。
いつも遅レスのFさんなのに、Okの返事はすぐに来た。
もし・・・Jと恋人関係なったらキャンセルする・・・
そんなふうに思いながら、私はFさんのメールをそのまま放置した。
あの熱いKissの後・・・
Jは後髪ひかれながら、帰路についた。
それからのメールはさらに熱かった☆
「あんな素敵なKissは初めてだ。
初恋のようにドキドキした。
これから俺を知ったら美月はもっと俺から離れられなくなるよ。
天国モードだよ。
大丈夫かな。とろけちゃうかも。」
私はJのメールを真剣に受け止めてなかった。
何を根拠に、こんなオーバーな表現するかな~~~???
だいたい口で言ってるような人って、けっこう実際には大したこと無かったりするし。
私も最大級にHを愉しむから、今までの人って私から離れられなかったりするんだけど。
「Jが離れられなくなっても知らないよ♪」
なぁんて、お互いこの年だから会話で刺激しあうのもありだよね。
私はJの話をその程度にしか考えてなかったのだ。
あのKissの時、Jは「もう後戻りできないよ。」と言った。
もちろん私だってKissするからには覚悟を決めてたし。
次に会う時は、今度こそJは誘ってくるんだ。
あんな能天気なJがどんなリードしてくるんだろう。
再婚するからには、一生を楽しめるパートナーでいてほしい・・・
Jとの仲が進展しつつある私。
コミュニティサイトでも、ちょっと悪ふざけをして意味深なコメを残したくなる。
またJも意味深に返すから、Jのお気に入りさんたちは「あれは誰だ」と穏やかではなかった様子。
私の綴る日記とJの日記でみなとみらいの話がカブった時は大変だったみたい。
そぅか・・やっぱJってモテるんだ。
何で私なんだろうなぁ・・・ヨリドリミドリなんだろうに。
そうしていよいよ8月19日。
8月になってから毎週会っていた。
変電所前の防波堤にクルマを停め、また私たちはおしゃべりをした。
私は異性関係の不摂生を清算していると話した。
もうJと付き合う気持ちは固まっている。
Jは最初から再婚を考えていたので、女性から誘われても慎重に断っていたと言う。
唯一、私と知り合う前、右も左もわからないコミュニティで親切丁寧に教えてくれた女性に「俺と付き合ってみる?」と誘ったことがあったらしい。
けどそれは女性の方が「そんなつもりで教えたんじゃないのよ」と断ってきたとか。
今にして思えば断られて良かった、とJは言った。
私たちは今までの人生分、話すことはいくらでもあった。
それだけいろんな想いを自分ひとりで抱えて生きてきた。
同じ宿命をたどってきたふたりが、今から二人三脚していくことはそれほど難しいことでは無いように思える。
じゃ、Hのほうはどうなの・・?
というわけで、次回の話は18禁。。。