peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市街地のマルメロ

2010年10月27日 | 植物図鑑

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2010年10月19日(火)、コープ一関コルザ(一関市石畑)の大駐車場に車を置いて、中里公民館(一関市山目町2丁目1-19)の方まで散策しました。その途中の道沿いの民家の前に植えられていたマルメロの木に黄色に熟した実が沢山ついていました。

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マルメロ バラ科 マルメロ属 Cydonia oblonga

中央アジア原産の落葉低木~小高木で、高さ3~8mになる。ヨーロッパでは紀元前から栽培されている。日本へは寛永11年(1634)に渡来し、長野県諏訪地方の特産品となっている。葉は長さ5~10㎝の卵形または楕円形。5月頃、短い枝の先に直径4~5㎝の白色または淡紅色の花が1個咲く。果実はセイヨウナシ型とリンゴ型があり、直径約6㎝。9~10月に黄色に熟し、芳香がある。生食のほか、砂糖漬けやジャム、果実酒、また咳止め薬にもする。(注:普通は生食しない。)[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/dfacc7b60e76faf75007a157047969cb [peaの植物図鑑:マルメロ]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/6584e55b910c8b01d0aa25c4b23ac97c [peaの植物図鑑:マルメロとカリン 似ているが違う果物]


一関市街地のハマギク(浜菊)

2010年10月27日 | 植物図鑑

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2010年10月19日(火)、コープ一関コルザ(一関市石畑)の大駐車場に車を置いて、中里公民館(一関市山目町2丁目1-19)の方まで散策しました。その途上の道沿いにある民家の入り口に植えられているハマギク(浜菊)が、花を沢山咲かせていました。

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ハマギク(浜菊) キク科 キク属 Chrysanthemum nipponicum

海岸の岩場や砂地に生える半低木。花が大きく美しいので、古くから栽培されている。栽培の歴史は古く、江戸中期の百科事典「和漢三才図絵」にも記されている。茎は太く、木質化して、高さ50~100㎝になる。基部から分枝し、上位の節間が詰まる。葉は互生し、柄はなく、長さ5~9㎝、幅1.5~2㎝のへら形で、厚くて光沢があり、裏面は白っぽく、縁には波状の鋸歯がある。

花期は9~11月。頭花は枝の先に1個つき、野生のキク属の中では最も大きく、直径6~9㎝ほどもある。頭花の縁に並ぶ舌状花は白色。中心部の筒状花は黄色。総苞は半球形。総苞片は緑色で4列に並ぶ。種子は円柱形のそう果で10肋がある。木質化した茎の基部に翌年の芽ができて越冬する。

茎が木質化することや、実の形質が違うことなどからハマギク(ニッポナンセマム)Nipponanthemum属として扱われることもある。(この場合、日本に自生する1属1種の多年草ということになる。属名は「日本の花」の意。)

栽培:挿木や種子で繁殖する。花期:短日処理をすると40~50日で、8月下旬から開花する。分布:本州(茨城県から青森県に至る太平洋側)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/6bda6e82bdd06157c420aff01eff0059 [peaの植物図鑑:ハマギク(浜菊)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32594652&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のハマギク(浜菊)]


「千厩秋の山野草展」のフユノハナワラビ(冬の花蕨)

2010年10月27日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催されていましたので、見に行ってきました。会員が丹精込めて育てた100鉢以上の山野草が展示されていましたが、それらの中にフユノハナワラビ(冬の花蕨)が2鉢ほどありました。

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フユノハナワラビ(冬の花蕨) ハナヤスリ科 ハナワラビ属 Botrychium ternatum

山地の日当たりのよい草地に生える冬緑性のシダ(羊歯)。高さ10~50㎝。秋に2~3回羽状複葉の栄養葉と丈の高い胞子葉を出す。(葉柄は基部から2つに分かれ、一つは栄養葉で、もう一つは胞子葉になる。)胞子葉は分かれ、先に黄色で粟粒状の胞子嚢(ほうしのう)をつける。胞子が熟すと淡褐色になる。栄養葉は冬は赤みを帯びることが多く、夏(6~7月)のみ休眠する。

近似種に夏緑性のナツノハナワラビ(夏の花蕨)、大型で冬緑性のオオハナワラビ(大花蕨)や冬に赤くなるアカハナワラビ(赤花蕨)、フユノハナワラビとアカハナワラビの雑種ともいわれるアカフユノハナワラビ(赤冬の花蕨)などがある。

栽培:日当たりで管理し、1日1回を目安に灌水する。水を好むが過湿に注意する。葉のある間に置き肥と薄い液肥を与え肥培する。植え替えは地上部が枯れたら早めに行い、硬質赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などを用いて、中深鉢に植え付ける。増殖は株分けによる。生育期は葉茎をナメクジに食害されることがあるので注意する。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%D5%A5%E6%A5%CE%A5%CF%A5%CA%A5%EF%A5%E9%A5%D3 [peaの植物図鑑:フユノハナワラビ(冬の花蕨)]