peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「千厩秋の山野草展」のダイモンジソウ(大文字草)その2

2010年10月28日 | 植物図鑑

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(上)華麗な大輪の花を咲かせるダイモンジソウ’緋華’ではないかと思われます。

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(上)風情溢れるダイモンジソウの寄せ植え

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催されていたので、見に行ってきました。会員が丹精込めて育てた山野草が100鉢以上展示されていましたが、それらの中に「ダイモニソウ」とだけ書かれた草花が20鉢ほどもありました。いずれも園芸品種と思われるものの、品種名は書かれていませんでしたのでわかりません。

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(上と下)八重咲き種のダイモンジソウ(緑色の八重咲き種に’萌’がある。)

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(上と下2つ)ダイモンジソウ’大黒天’ではないかと思われます。

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ダイモンジソウ(大文字草) ユキノシタ科 ユキノシタ属 Saxifraga fortunei var.incisolbata

ダイモンジソウは山地の湿った岩上などに生える多年草で、北海道から九州、朝鮮半島、中国、サハリン、南千島へと分布する。大の文字の花形に咲くダイモンジソウは山野草の中でも特に園芸化が進んでいる一種。毎年次々と新しい園芸品種が登場する。そんな華やかな花と対比して、清楚な自然のままのダイモンジソウも、秋の風情を独り占めしそうな愛らしい山野草だ。

この属は北半球の温帯から寒帯を中心に300種ほどもあり、日本には16種ほどの多年草が自生する。この属を大別すると、花形が左右相称で下の2枚の花弁が長いグループと、放射相称(星形)のグループに分けられる。

ユキノシタのグループのユキノシタ:陰地でなじみの草。栽培される種は、葉に斑が入る雪月花’’御所車’など。花弁がほぼ放射相称のホシザキユキノシタも親しまれる。[講談社発行「山野草大百科”ダイモンジソウの仲間”」より]

http://blog.goo.ne.jp/momono11/e/cd3e5f259fb7f0e03bc0f3e885de04a8 [ダイモンジソウ・ジンジソウ・センダイソウ- 花の名前・木の名前・名前の由来]

http://www.weblio.jp/content/%E5%A4%A7%E6%96%87%E5%AD%97%E8%8D%89 [大文字草とは- 薬用植物一覧 Weblio辞書]


一関市街地のチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)

2010年10月28日 | 植物図鑑

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2010年10月19日(火)、コープ一関コルザ(一関市石畑)から100mほど離れた所に橋本歯科という医院がありますが、その出入り口の角に植えられたチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)が、花と実をつけていました。

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チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔) ナス科 ダチュラ(ダツラ・チョウセンアサガオ)属 Datura metel

インド原産だが、今では帰化し、空地、荒れ地に野生化している一年草。茎は直立し、高さ1m余。葉は互生、対生状となることも多い。8~9月ごろ葉腋から、短い花柄をもつ白色花を開く。花は漏斗状で、先はラッパ状に広がり、浅く5裂。果実はさく果で球形、とげがある。

薬効:薬用部は種子および葉。種子にはスコポラミン、アトロピンといったアルカイドがある。[家の光協会発行「カラー版・薬草図鑑」より]

ダツラ ナス科 Datura、Brugmansia:非耐寒性一年草、多年草、常緑低木~小高木。特徴:トランペット形の大輪の花を下向きに咲かせる低木タイプをブルグマンシア属brugmansia、上向きに咲かせてトゲのある果実をつける一年生タイプをダツラ属Daturaに分けているが、どちらも、従来のダツラやダチュラの名で出回ることが多い。

ブルグマンシアは和名のキダチチョウセンアサガオ、英名のエンジェルストランペットと呼ばれる人気種で、花に香りがある。花期:7~9月(一年草)、4~11月(多年草)。出回り時期:3~8月。用途:鉢植え、庭植え。管理:日光を好むので春から秋は日当たりのよい戸外に置き、水を切らさないようにする。晩秋に枝を切り落として室内に入れ、日のよく当たる窓辺に置き、水やりを控える。原産地:インド、中央・南アメリカ。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/4a21e258d580e4d3536a52ecaa2f4662 [peaの植物図鑑:チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32476007&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)/ダチュラ]


「千厩秋の山野草展」のダイモンジソウ(大文字草)その1

2010年10月28日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催されていたので、見に行ってきました。会員が丹精込めて育てた山野草が100鉢以上展示されていましたが、それらの中に「ダイモンジソウ」とだけ書かれた草花が20鉢ほどもありました。いずれも名前の知られた園芸品種と思われますが名前はわかりません

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(上と下2つ)超大輪の目立つ花 ダイモンジソウ’彩’と思われます。

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(上と下2つ)中輪の花が群がって開花 ダイモンジソウ’栄華’と思われます。

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ダイモンジソウ(大文字草) ユキノシタ科 ユキノシタ属 Saxifraga fortunei var.incisolobata

低山から高山の渓谷など、湿った岩の割れ目などに生える多年草。5個の花弁のうち下側の2個が長く、花の形が「大」の字に似ることからこの名がある。

葉の間から高さ5~30㎝の花茎を伸ばし、数回分枝して集散花序をつくる。普通白色の花を多数つける。花弁は5個。葉は小さいものは幅4㎝、大きいものは幅20㎝の腎円形で、5~15裂し、縁に鋸歯がある。大きさや形は変化が多い。普通は掌状に浅く切れ込み、表面には長い毛がある。裏面は白色または暗紫色を帯びる。

多くの園芸種が流通しており、花色は鮮赤や緑、黒に近い濃色など。花形も多弁、円弁、八重など様々で、秋になると園芸店を賑わす。花期:7~10月(9~12月とするものもある)。分布:北海道~九州、朝鮮半島、中国、サハリン、南千島。

栽培:生長期は日当たり、夏は半日陰で管理する。灌水は乾き具合を見て行い、過湿に注意する。肥料は春・秋に薄い液肥を与える。植え替えは芽出し前に行い、赤玉土・鹿沼土・軽石の混合土などで水はけ良く植え付ける。増殖は株分けか実生による。

[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」&山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]