peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「千厩秋の山野草展」のフユノハナワラビ(冬の花蕨)

2010年10月27日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催されていましたので、見に行ってきました。会員が丹精込めて育てた100鉢以上の山野草が展示されていましたが、それらの中にフユノハナワラビ(冬の花蕨)が2鉢ほどありました。

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フユノハナワラビ(冬の花蕨) ハナヤスリ科 ハナワラビ属 Botrychium ternatum

山地の日当たりのよい草地に生える冬緑性のシダ(羊歯)。高さ10~50㎝。秋に2~3回羽状複葉の栄養葉と丈の高い胞子葉を出す。(葉柄は基部から2つに分かれ、一つは栄養葉で、もう一つは胞子葉になる。)胞子葉は分かれ、先に黄色で粟粒状の胞子嚢(ほうしのう)をつける。胞子が熟すと淡褐色になる。栄養葉は冬は赤みを帯びることが多く、夏(6~7月)のみ休眠する。

近似種に夏緑性のナツノハナワラビ(夏の花蕨)、大型で冬緑性のオオハナワラビ(大花蕨)や冬に赤くなるアカハナワラビ(赤花蕨)、フユノハナワラビとアカハナワラビの雑種ともいわれるアカフユノハナワラビ(赤冬の花蕨)などがある。

栽培:日当たりで管理し、1日1回を目安に灌水する。水を好むが過湿に注意する。葉のある間に置き肥と薄い液肥を与え肥培する。植え替えは地上部が枯れたら早めに行い、硬質赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などを用いて、中深鉢に植え付ける。増殖は株分けによる。生育期は葉茎をナメクジに食害されることがあるので注意する。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%D5%A5%E6%A5%CE%A5%CF%A5%CA%A5%EF%A5%E9%A5%D3 [peaの植物図鑑:フユノハナワラビ(冬の花蕨)]


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