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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

束稲山のチヂミザサ(縮み笹)

2010年10月08日 | 植物図鑑

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2010年9月26日(日)、束稲山の頂上へ登る道の脇に群生していたチヂミザサ(縮み笹)が、沢山実をつけていました。実の時期の芒(のぎ)は粘り、動物などにくっつきやすくなっています。

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チヂミザサ(縮み笹) イネ科 チヂミザサ属 Oplismenus undulatifolius

葉が笹の葉のような形で、縁が縮れているのでこの名があるが、ササ(笹)ではない。イネ科の多年草で、林の木漏れ日のあたる木陰に生える。茎の下部は地面を這って枝分かれし、枝は斜めに立ち上がって高さ10~30㎝になる。葉は互生し、長さ3~7㎝、幅1~1.5㎝の広い披針形。8~10月、長さ6~12㎝の穂を出し、太い芒(のぎ)のある小穂をつける。

イネ科は花が地味で、慣れないと分類が難しい。本種もその点は同じ。ただ、葉には特徴が著しく、まず他種と紛れることはない。横じわがあって縮んだように見える。芒(のぎ)は熟すと粘液が出て、動物や衣服にくっつく。

全体に毛が多いものをケチヂミザサ(毛縮み笹)、毛がほとんどないものをコチヂミザサと呼ぶこともある。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&朝日新聞社発行「花おりおり 愛蔵版 その四(湯浅浩史・文)」より]


一関市東山町のコシオガマ(小塩竈)

2010年10月08日 | 植物図鑑

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2010年10月7日(木)、一関市東山町長坂字東本町の県道19号(一関~大東)線沿いの山際にコシオガマ(小塩竈)が花を咲かせていました。

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コシオガマ(小塩竈) ゴマノハグサ科 コシオガマ属 Phtheirospermum japonicum

日当たりのよい草原や林の縁などに生える半寄生の一年草。茎は直立し、少数の枝を分け、高さは20~60㎝になる。茎や葉などに柔らかい腺毛が多く、触るとべたつく。葉は対生し、長さ3~5㎝の卵形で、深く羽状に切れ込み、縁には不揃いの尖った鋸歯がある。9~10月、上部の葉のつけ根に淡紅紫色の唇形花を1個ずつつける。花は長さ2㎝ほどで、上唇の先は上に反り返り、下唇は3つに切れ込んでいる。果実は蒴果で長さ1㎝。和名は姿がシオガマギクに似ていて、小型という意味。分布:北海道、四国、九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]

http://rokkoflower.cool.ne.jp/souhon/sub928.html [六甲山系の草本図鑑:コシオガマ]

http://mikawanoyasou.org/data/kosiogama.htm [三河の野草:コシオガマ]

http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result50850.htm [コシオガマ:植物図鑑・撮れたてドットコム]

http://my8667354.exblog.jp/4377308/ [★花ごよみ★:コシオガマ(小塩竈)]


一関市東山町のアキノタムラソウ(秋の田村草)

2010年10月08日 | 植物図鑑

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2010年10月7日(木)、一関市東山町長坂の県道19号(一関~大東)線沿いにアキノタムラソウ(秋の田村草)と思われる植物が花を咲かせていました。近くにはコンビニエンスストア「ファミリーマート( Family Mart)」があります。道の脇の土手の上方には大船渡線の線路があり、散策している間に上りの列車と下りの列車が通りました。

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アキノタムラソウ(秋の田村草) シソ科 サルビア(アキギリ)属 Salvia japonica

東アジアの温帯、暖帯に広く分布する多年草で、山野の道ばたや林の縁に普通に見られる。茎は四角で20~80㎝になる。葉は対生し、下部の葉には長い柄があり、3出葉または1~2回羽状複葉となる。小葉は広卵形ないし狭卵形で縁には鋸歯がある。

茎は上部で枝分かれし、先端に長さ10~20㎝のまばらな穂をつくって、青紫色の唇弁花を何段かに輪生する。花冠は長さ1~1.5㎝で、白い毛が多い。上唇はやや直立し下唇は3裂する。萼は内側に毛がある。花期:7~11月(夏から咲きはじめるが最盛期は秋)。分布:本州、四国、九州、沖縄。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野草」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/akino-tamurasou.html [アキノタムラソウ(秋の田村草)]

http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/akinotamurasou.html [アキノタムラソウ(秋の田村草)]

http://www.wildplants.sakura.ne.jp/goubenkarui/akinotamurasou.htm [アキノタムラソウ(秋の田村草)]

http://www2.odn.ne.jp/~had26900/wild_plant/wp1_f/akinotamurasou.htm [アキノタムラソウ]

http://www.geocities.jp/a12435151/Glass/akinotamuraso.html [INCアキノタムラソウ]

http://komakin.main.jp/syo1-%20a-ka/akinotamurasou/akitamu.html [アキノタムラソウ]


一関市東山町のミゾソバ(溝蕎麦)2010年10月7日(木)

2010年10月08日 | 植物図鑑

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2010年10月7日(木)、砂鉄川に架かる「迎橋」(一関市東山町長坂)の付近の川の中に群生しているミゾソバ(溝蕎麦)が、花を沢山咲かせていました。

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ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科 タデ属 Polygonum thunbergii

田んぼや水辺など、湿った所に群生する一年草。茎や葉には下向きの小さな刺があり、さわるとザラザラする。茎の下部は横に這い、上部は立ち上がって高さ30~80㎝になる。葉は互生し、長さ4~10㎝で、先は尖り、基部は左右に大きく張り出している(ほこ形)。この葉の形を牛の顔に見立てて、ウシノヒタイ(牛の額)ともいう。

花期は7~10月。白色~淡紅色の10個ほどの小さな花(径4~7㎜)が頭状に集まってつく。花が終わると花びらが実を包みこむ。蕚は5裂。和名は溝に生えるソバに似た葉の草という意味。分布:北海道、本州、四国、九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]