peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市街地のイチイ(一位)/アララギ/オンコ

2010年10月21日 | 植物図鑑

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2010年10月19日(火)、コープ一関コルザ(一関市石畑)に隣接する民家の生垣として植えられているイチイ(一位)が、赤い仮種皮が目立つ果実を沢山つけていました。

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イチイ(一位) イチイ科 イチイ属 Taxus cuspidata

別名:アララギ、オンコ山地から亜高山に生える常緑高木。大きいものは高さ20m、直径2mになる。樹皮は赤褐色で縦に浅い割れ目が入る。葉は長さ1.5~3㎝、幅2~3㎝の線形で、螺旋状につくが、横に伸びた枝では左右に2列に並ぶ。

3~4月、葉のつけ根に花がつく。雌雄別株。雄花は淡黄色で9~10個の雄しべが球状に集まる。雌花は緑色で、9~10月に熟すと肉質の赤いゼリーのような仮種皮が種子を覆うが、先端は穴が開いている。仮種皮はトロッとした甘味があって食べられるが、種子は有毒。材は緻密で、光沢があって美しく、飛騨の一刀彫など、彫刻によく利用される。昔はこの材で笏(しゃく)を作ったので、一位の名があるという。分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東北部。

北海道の札幌周辺に稀に自生するコミノオンコf.luteobaccataは、仮種皮が淡黄色になる品種。用途:庭木、建築・器具・彫刻材、鉛筆、くし。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/2c88942bd60417d4a937f77dfe11814d [peaの植物図鑑:イチイ(一位)]


一関市街地のムベ(郁子)

2010年10月21日 | 植物図鑑

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2010年10月19日(火)、コープ一関コルザ(岩手生協一関店・一関市石畑)に隣接している民家の垣根に絡ませているムベ(郁子)が、果実を沢山つけていました。まだ青々としていましたが、12月頃には紫色になるのではないでしょうか。

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ムベ(郁子) アケビ科 スタウントニア(ムベ)属 Stauntonia hexaphylla

別名:トキワアケビ(常磐通草、常磐木通)。常緑樹林の縁などに生える常緑つる性木本。庭木に絡ませたり柵に伝わせて植栽されることも多い。葉が常緑なので「トキワアケビ(常磐木通)」ともいう。葉は掌状複葉で小葉が7、5、3になり、おめでたい木ということから庭に植える人がいる。葉は長さ5~10㎝の卵状楕円形で、厚みがあり、かたくて無毛。

4~5月、内側が紅紫色で外側が白色の花が花弁を反り返らせて咲く。同じ花序に3~6個の雄花と少数の雌花をつける。花の長さは1.5~2㎝で雌花のほうが少し大きい。

果実は長さ5~8㎝くらいのアケビに似た実で、晩秋に濃紫色に熟すが、完熟してもアケビのように外皮が裂開しない。大きな種子とねっとりした半透明の果肉があり、食べられる。甘くておいしい。、造園的には垣根に絡ませたり、棚仕立てとする。分布:本州(関東地方南部以西)、四国、九州、沖縄。栽培:繁殖は挿木、実生で容易。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&ポプラ社発行「山菜と木の実の図鑑(おくやまひさし・著)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%E0%A5%D9 [peaの植物図鑑:一関市石畑のムベ(郁子)]