パソコンカレッジ スタッフのひとりごと

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パソコンは寒さにも弱い!?

2012-03-10 09:00:10 | ハードウェア
最近は大分暖かくなってきましたが(今朝は雪でしたが)、今年の冬は寒かったですね。

PCは暑さにも弱いですが、寒さにも弱いです。

特に「電源ユニット」や「マザーボード」などに使われている「コンデンサ」は、寒さに弱いです。

その他のパーツでも、HDDなども寒さにも弱いですね。

PCの仕様書などを見れば動作保証温度の最低温度が10℃くらいになっていますよ。


実は私の自作PCも1月下旬ごろから「コールドブート」に失敗する症状が時々でてきました。
2月の中旬になると毎朝「コールドブート」に失敗。

一度起動してしまえば、再起動しても、シャットダウンしたあと少し時間を置いて起動しても
問題なく起動できます。

昼間でも寒い日などは仕事から帰って電源を入れると起動しなかったりしました。

このような場合はハードウェアに問題がある事が多いです。

「コールドブート」に失敗する時に疑うのは、「電源ユニット」「マザーボード」「メモリ」などです。

「電源ユニット」や「マザーボード」に使われている「コンデンサ」などは寒さに弱いので、
ヘタって(経年劣化)くるとトラブルがでます。

ちなみにコンデンサは「液体コンデンサ(アルミ電解コンデンサ)」と「固体コンデンサ」があります。
見た目でもすぐ分かります。

特に「液体コンデンサ(アルミ電解コンデンサ)」は、寒さに弱いです。

液体コンデンサ



固体コンデンサ




私の場合は「マザーボード」「メモリ」は買ったばかりなので、まず疑ったのは「電源ユニット」です。
もう4年半くらい使っていたので、多少ヘタっているかなと。

新しく「電源ユニット」を買って交換してみました。

オウルテック Xseries SS-660KM (Seasonic製)




しかし、電源ユニットを交換しても相変わらず「コールドブート」に失敗します。

う~ん。

これは拡張ボード類を一つずつ外して検証しないと。

そこで、まずは「サウンドボード」を外してみました。
(サウンドボードにもコンデンサは使われています)

すると、一回で起動。
その後も「コールドブート」の失敗は一度もありません。

原因は「サウンドボード」でした。(^_^;)


「電源ユニット」を買う前に「サウンドボード」を外してみればよかったなぁ。
でも、この「電源ユニット」に交換したらPCがもの凄く静かになりました。(今までも静かでしたが)

「コールドブート」に失敗する場合は、ハードウェアの問題とソフトウェアの問題があります。

今回のように、最初は時々だったのが頻繁になるような時はハードウェアを疑った方がいいですね。


メーカー製のPCも近年はコストダウンで安いパーツを使っていますので注意です。
結構古いPCのパーツの方が丈夫だったりします。


PCも最近は家電化してきて温度管理など気にしない人も多いかと思いますが、
企業のサーバールームなどは一年中室温を20℃くらいで管理していますよ。



(ケン)

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