豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Sibyl 5  Cumaean Sibyl

2015年04月29日 | 今日の美女
 数いるシュビラの中の一番人気は 「クマエのシュビラ」である。
 クマエというのは古代ギリシャの植民都市の名前である。
 クマエのシュビラはローマ神話に登場し、アポロから予言の才と長寿を与えられたが若さを保つ願いをしなかったので老い衰えていったという。
 たいていは、若いきれいな女性だが前出のミケランジェロのクマエのシュビラはものすごい老婆として描かれている。

    Michelangelo                                             Elihu Vedder                   
  

   Agostino Veneziano                  作者不詳                       Robert Campin
    

   イギリス古画                     Gian Antonio Burrini                  Donato Creti
    

   Domenichino                      Guercino                         Georges Rouault
    


◎ アポロから特別な才を授かるシュビラ。左は一握りの砂粒の数だけの寿命を授けられる場面
   Ggiovanni Domenico Cerrini                            Noel-Nicolas Coypel
  

 なぜか、この場面が風景画の点景のごとくに描かれる。
   Claude Lorrain                                 Salvator Rosa
  

◎ 似たような風景画的ながら、これはウェルギウスの叙事詩の主役アエネアスと語るシュビラ。左のターナーは『坊ちゃん』の赤シャツの言葉に登場する風景画家。
   Joseph Mallord William Turner                           August Albert Zimmerman
  
  
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