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伊東深水、上村松園を豆本化したからには、当然鏑木清方を手がけざるをえないだろう。今回も縦長・横長の二分冊にして、まずは縦長版。
縦長の絵では何といっても「築地明石町」だが、この本には、樋口一葉の肖像画と「たけくらべ」のヒロイン美登利を描いたもの七点が収めてある。抜き出したのはそのうちの二点だが、横長の美登利はこれ一点だけなのであえて纏める意味でこちらにも入れた。もう一点は「一葉女史の墓」と題された美登利らしき少女が作者の墓石を掻き抱いているもの。いずれにしても清方の一葉に対する傾倒ぶりが窺える作品の数々である。