江戸時代の女郎などと言っても売れっ子スター級になると、美人というだけではなく詩歌琴碁書画に通じていて、一流の見識を身に付けた教養人であったそうで、やたらと物議を醸す嗜みの無い某国の総理夫人よりも立派な人物も多かったようである。そういう花魁たちの話をまとめた国貞の「名妓三十六歌撰」という草紙もあり、私も豆本に仕立ててある。
そんな花魁の中でも特に著名な一人が扇屋という妓楼の花扇である。
江戸時代の女郎などと言っても売れっ子スター級になると、美人というだけではなく詩歌琴碁書画に通じていて、一流の見識を身に付けた教養人であったそうで、やたらと物議を醸す嗜みの無い某国の総理夫人よりも立派な人物も多かったようである。そういう花魁たちの話をまとめた国貞の「名妓三十六歌撰」という草紙もあり、私も豆本に仕立ててある。
そんな花魁の中でも特に著名な一人が扇屋という妓楼の花扇である。