最近はこういう話は流行らないだろうから知らない人も多い作品と思うし、作者その人も知らない若い人も多いかもしれない。
それはそれとして、この本は四国高松の菊池寛の記念館に寄贈したのだが、記念館からは何の連絡もないままである。こちらが勝手に送り付けたものなどに返事の必要ないということであろうが、それは違うのではないか。要不要に拘わらず一応受け取った旨の連絡はすべきではないか。拒絶ならはっきりそれというべきで、受け取っておきながら知らん顔というのはなかろう。
ある働きかけに対して肯定的反応、無反応、否定的反応とあるが、プラス、ゼロ、マイナスという順に悪くなるのではなく、能動者にとってはマイナスよりゼロ反応の方が始末が悪いし、腹立たしいのではないか。
しかし、最近はこういう「対応しない対応」ということが多くなってきているように思うのだが、如何。