人生とは美しく刺激的なリッチ。

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マイケル・ジャクソン THIS IS IT。

2009-11-07 20:15:24 | 美術館・博物館・シネマ。
最近周りの方々から“すっごく良かったよ~!!”と-、それも1人や2人ではなく、何人もの人から言われたので鑑賞する気になりました『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。かなりの期待をもってシネマに行ってきた。

2009年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソン。彼がロンドンで実施する予定だったコンサート"THIS IS IT"の何百時間にも及ぶリハーサルとビハインド・ザ・シーンの映像を使用したドキュメンタリー。謎の残るその死の数日前までの映像が収録-、コンサートを創り上げる過程で行われている猛特訓風景-、照明・美術・振付・音響…その細部まで完璧を求めてこだわり抜く彼の姿に、その類い希なる才能を垣間見られる。繰り返されるステージ上でのリハーサル風景は臨場感溢れる映像となっており、あたかも実現されなかったそのコンサートの観客となって会場にいる錯覚を受ける。だが、その構成故にマイケルのファンでなければ、ただ初めて目にする彼のコンサート風景であるに過ぎず、大きな感動や驚き、余韻のようなものは得られない。彼が天才であり、努力家であり、また優れた人物であることは良く理解できたが、彼がこの世を去った今、それを知って何の役に立つのだろう…と、個人的な意見としては“こういう映画だったのね”くらいの感想しか残らなかった。確かにマイケルのコンサートは、その完成度やクオリティー、何に於いても非常に高レベルにあるし、1度でいいから観てみたかったと思った。しかしそれは“映画”としてではなく、“生”でである。そこにボクはこの映画に“悲しさ”を訴えられたのです。

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