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大塚国際美術館。

2012-11-23 22:00:12 | 美術館・博物館・シネマ。

今日は大塚国際美術館に行って来た。
自動車で高速道路を走り、瀬戸大橋を渡って1時間半。
四国をドライブしたのは初めてだし、鳴門市に行ったのも初めて。

有名な大塚国際美術館。
行ったことがある人に感想を聞くと賛否両論。
その人の価値観によって両サイドに大きく分かれる。
そんな意見の分かれが気になり、まぁ1度は行ってみようかと思い、ハズレ覚悟で向かったわけです。

入場口から物々しい、中国の美術館のような壮大さ。
これは凄いわ!と入口を見ただけで思ってしまった。
館内は観賞しながら歩く距離は全長4キロメートル。
これは観ていてホントに疲れる。とにかく展示物の数の膨大さ。
でも何もかもがニセモノ。つまりコピー展示物。
本物のアートのサイズを目で確かめられることがここのコンセプト?!であるようで、サイズだけは正確なのであろうが、色彩を含めたそれ以外は全部非正確。

だから近くに寄って観たいと思うこともないし、色の美しさに魅せられることもない。ボク個人としては全く楽しめなかったな。これがニセモノだからではなく、作品から伝わってくる輝きが感じられなかったから-。作品から放たれる惹き付ける魅力点に感動し、心を打たれるのが美術館観賞の醍醐味であるはずだが、ここではそれがない。

楽しい人は楽しいだろうし、楽しめない人は楽しめない。
楽しめない人が損をする訳ではなく、ココで楽しめない人は他の美術館で大いに楽しんでいる人であろうと、自分の体験からして感じた。

美術館は山の中をくりぬいたような構造となっているようで、直島の地中美術館のような感じ。よって地下にある美術館を謳っているが、実際は海面より高い位置で観賞。地下3階からスタートし、1階で終える。1階と言っても外の景色は地上何階?かなり高い。ここから渦潮が見える展望台まで歩いていける。

時間により、かろうじて渦巻きが見れた。
ここからの景色は美しい。しかし、美術館に5時までに戻っておかなければならなかった為に滞在時間10分。

美術館に戻って再び観賞。
ササッとではあるが、全部を観賞できたと思う。
朝10時に来て、夕方5時まで観賞を続けた。一日がかり。

まぁ一度は訪れてもいいと思う。
日本にこんな美術館があるのかと知る為に。面白いなぁ。
でも、やはり作品に触れる際は、なるべく本物との対面をファーストにすべきだと思う。本物から発する感動を大事にしたい。

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