人生とは美しく刺激的なリッチ。

へんてこでも自分らしい生活。
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ベネッセアートサイト直島。

2010-03-21 21:17:56 | 美術館・博物館・シネマ。

今日は早起きして、香川県の直島へ出かけた。
11時過ぎには直島に到着するように出発したのだけれど、今日は全国的に強風が吹き荒れ、JR瀬戸大橋線が運転見合わせ。停車したり、ノロノロ進んだりで、宇野駅に着いたのは正午頃になっちゃった。宇野港からの直島行きフェリーはバッチリのタイミングで乗り継ぎ。午前中は黄砂が凄かったけど、お昼からは素晴らしい程に澄んだ晴天!!“島”観光には最高日。

シャトルバスに乗って、まずは“家プロジェクト”へ。最初に訪れたのはボクが1番好きな護王神社。第2ステージの人工的洞穴に入って観る水平線で癒されたいと日常でも無性に思うときがある。普段は狭い空間はあまり好かない、だけど、ここは何故かとっても落ち着く。無機質なコンクリートに四面を囲まれ、空気感は冷たいものであるのに、目の前に見える水平線の光が希望と優しさに満ちて感じられ、とっても癒される。ココ、ホント好きだなぁ。

その後は、角屋碁会所を巡る。石橋はリニューアルしていて、かなりバージョン・アップしていた!ココもオススメ場所になった。もし、座って、のんびり庭園を眺めることが出来れば最高の癒しスポットになるのであろうが、忙しなく鑑賞させられるので落ち着くことが出来ない。それが残念だったかな。

つつじ荘エリアまでバスに乗って行き、そこからビーチ沿いを歩く。
青い海、空、空気。白い浜辺。そして、波の音。浜辺を歩いていると、人工的に創られたアート作品と、自然が創り出したアートの両方が調和しながら次々と現れ、いや、自分を取り巻く空間の総てがアートとなって飛び込んでくる。直島の本当の美しさはココにあると今日初めて気付かされた。地中美術館や家プロジェクトも素晴らしい。だけど、これらの『人工>自然』のアートより、『人工<自然』のアートに直島のより強い魅力があると思った。

今日の“強風”気候のおかげで気付いた!
作品『三枚の正方形』は風で揺れているんだね。
いつも、三枚の角度が異なっているのを不思議に思っていたけど、風で動かされているとは思っていなかった。これは感動した。素晴らしい作品だ。ここから眺める景色が最もボクは好きです。どこか遠く離れた南国に来た気分。

『三枚の正方形』がある丘を降りると、波止場がある。まるでSF世界のようなメタリック桟橋。猛烈な風が吹いていたので、吹き飛ばされそうであったけど、絶景が待っていると期待して先端まで歩いていった。ここからはベネッセハウスなど、美しきマウンテン景色が望め、行ってみる価値大!だけど、風が強い日はホント危険。

ここにはなんと、地中美術館のあの作品と同じモノが展示されている!写真撮り放題だし、触り放題となっていた。なんでこんなところにーっ!の驚きがたまらない。直島は訪れる度に感動と驚きをくれる。
最後にベネッセハウス・ミュージアムへ行った。
あまりの現代アート過ぎて理解が出来ず、楽しめない。
何が素晴らしいのか、よくわからない。
現代アートの作品展も数々鑑賞に行ったが、これほどまでに理解を超えたモノは初めて。ココも安藤忠雄建築により、迷路。。。けど、やっぱり、ところどころに“海”を上手に鑑賞させる場を設けており、建築のプロを感じさせられた。杉本博司の水平線写真も数多く展示させており、一度は訪ねるべきと思った。
とっても充実した一日となったね。
直島はボクにとっては“記念”のパワースポット。