日野市神明 kei's ピアノ教室 ブログ【エンジョイピアノ♪】

小さなお子さんは音楽で遊び耳を育てることから。アンサンブルで音楽がもっと好きに。ピアノが一生の友になるようお手伝いします

ポケット詩集

2007年02月14日 | レビュー(書籍)
奥多摩の鳩の巣渓谷を訪れた際に立ち寄った喫茶店「木古里」。東京の奥座敷と呼ばれる、およそ東京都とは思えない自然につつまれた場所で、渓谷を見下ろしながらのコーヒーは格別でした。

その喫茶店に置いてあった数冊の詩集に目が止まり、何気なくパラパラページをめくると、いろんな詩が「す~~~っ」と心に入ってきます。学校で教わった時にはつまらなく、特別な感想も持ち得なかった同じ詩を、大人になった今あらためて読み返すと、「こんなにも深く味わいのあるいい詩だったんだー!」と、新鮮に感じます。

それから3~4年経ったでしょうか。先日、その時と同じ詩集を本屋さんで見つけ、うれしくなって購入しました。

今回、新たに目に止まった詩は、

赤い林檎の頬をして 
眠っている 奈々子

で始まる吉野弘さんの『奈々子に』。父親から娘にあげられるのは。。。。と、何とも奥深い言葉が並びます。

そして、同じ吉野さんの作品で『祝婚歌』。これは、夫婦が仲睦まじくあるための礼儀でしょうか。 結婚式のスピーチに取り入れると良いかも知れないです。(*^m^*) ぶぶぶ

また、少し前から気になっていた、茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』という詩も掲載されており、興味深く味わっています。最後に「ばかものよ」とガツンと叱られる所が、なんとも強烈。

大人というのか、いい年になってから読む詩って、いろんな事を考えながら、また、想像しながら読めて面白いですね。

  

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