日野市神明 kei's ピアノ教室 ブログ【エンジョイピアノ♪】

小さなお子さんは音楽で遊び耳を育てることから。アンサンブルで音楽がもっと好きに。ピアノが一生の友になるようお手伝いします

自我を育てる重要性

2010年06月12日 | 心理学
金曜日、大学の聴講日。
「無意識と深層の心理」の続きから。

冒頭、先生が質問された。

「勉強の目的は何ですか?」

先生は、

判断力をつけるため。
判断力をつけて、自我をコントロールするため。

とおっしゃった。
また、外国の子供が言ったという言葉も紹介された。

『無知による不幸をなくすため』

日本の子供から、こんな言葉出るかしら?


自我は傷つきやすいので無意識に自我を守ろうとする。それが自我防衛メカニズムと言われるもので、教科書には代表的な10種類が挙げられていた。その中の一つが『退行』。妹や弟が生まれると兄や姉が赤ちゃんがえりをするというあの現象だ。

他にも、老人が別の老人の悪口を言ったり、ケチな人ほど人の事をケチだと言うという話(あ~~、笑える)などは、『投射(投影)』にあたるという。これは、本来自分が持っているマイナス点を相手に投げ付け、それを非難することで自らの不安を抑圧し、自らの欠点への非難感情を相手に向けてしまうという巧妙な自我防衛システムということらしい。

次のテーマ「発達と成長の心理」では、過保護、過干渉によって自我がうまく育たなかった例として「拒食症」の女性のビデオを見た。

18歳で拒食症になり入退院を繰り返す。数年後にはアルコール依存症も発症。カウンセリングの過程で幼い頃からの母親との関係に問題があったと気づく。カウンセラーから指摘された「28年間、自分の意思が持てないお人形であった」と言われた事を母に告げるも、子供の苦しさがわからない、また受け止められない母。その母と初めて対峙。

相手の期待に応える事が生きる事になってしまった彼女は、絵画によって自分の心と闘っていた。絵の中に苦しさを吐き出し、29歳現在(ビデオ撮影時)、絵に生きる希望を見いだしていた。


「自我とはなんぞや?」

家に帰ってからも考えていた。

主人とも話すうちに、

「自分が自分であると訴える力」
「自分が自分であろうとする力」

と思った。


この日、先生が何度も繰り返しおっしゃったのは、『自我を育てる事の重要さ』だった。



講義後、他の聴講生と一緒に学食ランチ♪
釜で焼いてくれる本格的ナン付きキーマカレー、ハヤシカレー、などなど。
しかし、お喋りに夢中で画像撮り忘れ!o(>_<)o


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