技術の伝達

母は洋裁が得意。
自分でデザインし、型紙も作る。
スーツやオーバーコート、ドレス、など何でも作れる。
プロ並みと言ってもよいほど。

これは１２月に縫ってもらったガウン。



表地はキルティング、裏には起毛生地が使われていて、
とても暖かい。

子供の頃から母手作りの服を来ていた。

けれど、私自身は縫い物がキライ。

母が教えてくれようとしたけれど、ハサミで布を切ろうとしただけで、
『ちがう！』
と言われ、すっかり嫌気がさし
そこから先へ進んだ事がない。

学校の家庭科の宿題も全部母にやってもらい、
上手過ぎて先生から疑われた。

そんな母の技術を私も姉も受け継がなかった。
ところが、姪が、母にとっては孫が洋裁を教えて欲しいと言い出した。

母が姉の家に滞在中の１週間で、姪は子供のズボンとスモック、
よだれかけを作り上げた。
すごーーーい






師匠である母は、ひ孫の帽子とズボンを半日で作った。
姉の着なくなったセーターをリサイクルしたそう。
やっぱり師匠はすごい。




お母さん、やっと『教えて！』という人が現れ、
技術を伝えることが出来てよかったねぇー。





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