日野市神明 kei's ピアノ教室 ブログ【エンジョイピアノ♪】

小さなお子さんは音楽で遊び耳を育てることから。アンサンブルで音楽がもっと好きに。ピアノが一生の友になるようお手伝いします

ベートーヴェンピアノソナタ/悲愴は悲惨

2008年09月26日 | 日常(ピアノ、音楽)
『ベートーヴェンの音楽が作曲されて約2世紀くらい。
今もって世界中で何万人もの人を魅了しているのはどーゆーコトだろう。

ベートーヴェン以来、人間生活、社会構造などあらゆる面で大きな変革があった。
にもかかわらず彼の音楽の力は、いまもって有効。
時代に制限されることのないこの音楽の並々ならぬ質の高さがわかる。

また、まったく違う文化や伝統を持つ日本人がこの音楽に常に興味をもっている。
この事からも、彼の音楽の有効性が一つの地域に制限されていない事がわかる。

ベートーヴェンの音楽は真の「古典」芸術の偉大な例で、それの持つ重要性は、
空間や時間とはまったく関係がない。』

私の言葉に置き換えたので、随分変わってしまったけれど、
ピアニストのゲルハルト・オピッツさんが上記のような事を言っている。

ベートーヴェンと同じような時代に、何百、何千もの作曲家が多くの曲を残したにもかかわらず、殆どの作曲家や曲は、今や忘れられている。その中で生き残ったベートーヴェンの音楽。体位法や和声法など、音楽の共通語を用いながら、ベートーヴェンという人間の奥深い内面が素晴らしく表現されているからなのか。

ピアニストのレパートリーに関して、バッハの「平均率ピアノ曲集」は旧約聖書、
ベートーヴェンの「ピアノソナタ」は新約聖書とも言われる。

ベートーヴェンのピアノソナタを弾くと、この音楽から深い感銘を受ける。これは、高校生の時には感じられなかった感覚。足を踏んづけられ、大きな声で威嚇する先生。緊張のあまりレッスンの前にはトイレに駆け込むようなレッスンを受けていたんじゃね。いまだに、「悲愴」を弾くと、当時のレッスンが思い出される。悲愴ならぬ悲惨。(笑)

話がそれちゃった。
レッスンの嫌な思い出を語ればキリがない。
でも、その嫌な思い出がいっぱいある高校時代に、
このピアノソナタをいっぱい弾いたのも事実。

私ももうおばちゃんになった。
演奏に限らず、このピアノソナタを「勉強」するのによい時期が来た気がする♪





コメント (6)
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