ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

ベルガモで大感激!

2006年01月28日 00時08分09秒 | ⑥06冬・ミラノ~ニース~パリ
午後2時半頃にベルガモに到着。
車内のおじさんのアドバイスの通り、さっそくバスターミナルへ・・・と思ったら・・・

行くべき旧市街はそんなに離れてない所にあったのが見えたのです!

それで予定変更!
おじさんには悪かったけど、普通に歩けば20分程度で行けそうだったし、街の雰囲気を充分味わいたかったので、歩いていくことにしました!


駅前はどこのイタリアの街でありそうな賑わいで、バールやマックなど、いろんなお店がならんでました。
でも途中で、時計塔と丘の上にある古い町並みが一緒に見ることができる広場にたどりつきました。
あ~、何てイタリアらしい風景!
これぞ歩いてこそゲットできた「ビュースポット」でした!
もちろんここでシャッターを何回も押しました。

そんな感じで本当にゆっくり歩いたので、丘の麓に着いたのは駅から30分後。
ここからケーブルカーで上まで登りました。
駅に降りるともうそこはまるで中世の世界!
石畳が並ぶ狭い通路が続いていて、ひづめの音が聞こえてきそうな薄暗い道を歩いていると、まるで本当に何百年前かのイタリアにいるようでした。



そんな道の両側に時々立ち食いピザの店やパン屋、ケーキ屋が並んでいて、ディスプレイに並んだ食べものが本当においしそう!
ここでも何度も立ち止まってとりあえず写真に撮って、ちょっと空腹感があったお腹をとりあえず「なぐさめて」おきました。


15分くらい歩いてこの辺りの一番奥のところへ。
見晴らしいのいい所があったので行ってみると、ここでは少しだけど丘の下に街が広がってるのが見えました。
しばらく狭く暗いところを歩いてたので、それもよかったけど、解き放されたような気持ちで、思わず深呼吸してしまいました。
それがまた気持ちのいいこと!
ここまで来ただけで充分この街が好きになれました!



少し休んでから今来た道を戻りました。
お腹が相当空いてきたので、先ほどのピザ屋に行きたかったのです。
切り売り、といっても一番小さなサイズが「とある有名なガイドブック位の大きさ」、つまり正にイタリアンサイズだったので、「こんなに食べられるか?!」と心配したのですが・・・

あんまりおいしいので、10分足らずで平らげました!


そして駅前まで戻ったら今度はいきなり降りずに、城壁沿いに歩いて行きました。
途中の小さな公園では傾いた陽が街を紅く照らしてるのが見え、それがすごくきれいだったので、ここでもまた立ち止まりました。

「うわ~、ぶちきれいや!」


赤っぽい建物が多いから、それらがいっそう紅く映えて、まるで絵画の世界のようで、ちょっと芸術的な風景でした。

奥まったサンタゴスティーノ門に着いたのが夕方4時少し前。
このあとのスケジュールのこともあったので、ここで鉄道駅に引き返しました。
でもこの街の観光は自分にとってはもう充分!
往きよりは速かったけど、それでもスーパーに立ち寄って買い物をして、マイペースに戻っていると・・・

さっきの広場に着いたら、夕日がまさに沈もうとしてたではありませんかっ!
こんなきれいな夕日、久しぶり!
おそらく去年の夏のルーマニア以来では?
無意識にシャッターを押して撮れた写真がこれです!
どうです、すごいきれいでしょう?
自分の今回のお気に入りの写真の1枚なんです。

帰りの列車でちょっとしたハプニング。
確かにミラノ行きだったのですが、ベルガモを出発して間もなく往きとは全然違うルートを通って一瞬全身冷や汗・・・
でも冷静になって、停車駅の駅名と車内の路線図を照らし合わせたら、ちゃんとミラノに行くようになってたのでひと安心!
(モンツァ経由でした)

しばらくは東から西に走っていたので、列車は夕日を追いかけていました。
日本のように高い建物なんか無いので、かなり長い時間、空いっぱいに夕日を眺めることができ、さらに高いところをゆっくり川を渡るところもあって、思った以上に沿線の風景を楽しめました。
ちなみに所要時間は往きとそんな変わりませんでした。

フェラーリストアもそうでしたが、こういうのを「想定外」っていうんでしょうね。
でもこんな「想定外」なら、大歓迎!
これだけでも充分、この日は満足でした。
でも、このあと、さらに「想定外」の出来事があったんです。
前にもちょろっと書いたのですが、詳しくは次回のお楽しみに!


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