ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

ちょっと衝撃的だったザグレブ入り。

2006年09月16日 00時47分16秒 | ⑤06年夏・中欧4カ国!
ザグレブ行きユーロシティはちょうど正午頃、スロヴェニアの国境駅「DOBOVA」を出発しました。

しばらくはこれまで同様、広々とした畑の中を淡々と走ってました。

でも「すぐ国境を超える!」と思ったら、日本人なら注目したくなりますよね!
そういうsuzukkyも「どこかに目印があるかも!」って目を凝らしてみてたんですが・・・

そのようなもの、ぜ~んぜん無かった・・・
「(ーー;)


「えっ、国境どこ?」って戸惑い始めたそのとき、列車は速度を緩めて駅に停車。

「もしや?」と思って駅名を見たら・・・

その横にこの旅行で初めて見る国旗が。
そしてそばに停まってた車のナンバーも「ZAGREB」って書いてあったし・・・

もうクロアチアに入ってたんですね。。。
つまり、ここがクロアチア側の国境駅。
感動のタイミングがずれてしまって、なんか拍子抜けでした。。。



クロアチアに入ると風景ががらっと変わったように見えました。

農地がそれほど整備されてなかった。
荒地が多かった。
列車が渡った橋が「くたびれて」いて、ちと危なかったぞ・・・



やがて数十分でザグレブ近郊へ。
リュブリャーナよりも街が大きいのか、アパートや家、工場が並ぶ街並みが早い段階から見えました。

その中で気になるものを見つけました。
一部のアパートに「窓と思われる場所が板で埋められてた」んです。

つまりガラスじゃなかった。
「全部板」ってところも多かった。。。

「これって、もしかして・・・もしかして内戦の爪あと???」

クロアチアって、独立の時、確か(旧ユーゴと)戦争ありましたよね。
間違ってたら申し訳ないけど、その時に破壊された窓が埋められないまま建物だけが未だに残されてんじゃないかな、って。。。

その瞬間、少しだけ身震いしました。


車窓から見たザグレブ近郊の街は一見きれいでした。
でもその隣にそんな場所も幾つも存在する、という現実が未だにある、ってことが。。。

そのコントラストがものすごく衝撃的でした。。。


そういえばこのザグレブから100キロ先にはあの「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ」があるんです。。。

「そんなところまで来てしまったんだな・・・」

「日帰り」なんて軽い気持ちで来てたけど、目の前の「本当のクロアチア」を見て、ちょっと複雑になりました。。。


そんなショックを覚えつつも、列車は多少遅れた程度で終点ザグレブ中央駅に12時半頃到着!

スロヴェニア語同様、クロアチア語も分からん!
どっちがどっちか分からん!(そういうこと言っちゃいけないけど)
アナウンスも何行ってるか分からん!

でも、「それこそがまさに異国!」と思えば楽しみですよね!
戸惑いながら、でも段々ワクワクしながらホームを後にしました。。。


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2 コメント

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クロアチアって・・・ (鹿の子)
2006-09-16 10:56:57
私には、どこかストイックの国に感じるんですが・・・

現実は、どうなんでしょうね



↓の

お部屋の模様替え・・・

私も部屋の模様替え好きなんですよ

やりすぎちゃって・・・終った所を忘れたり…

前の場所に取りに行ったりと 慌て者の私です
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ひと言ではむずかしいけど・・・ (suzukky)
2006-09-17 01:51:35
今回はザグレブだけ、しかも日帰りだったんで、これで「クロアチア」のことを語ろうとするのが無謀かもしれませんね。



ただ「そういった現実を実際に目にする」ってこと。

そして「どう感じるか?」ってこと。

改めて大事なことだと思いました。





>ストイックの国・・・



今回のワールドカップの印象からですか???

あのボバンが生まれた国だから???



それが本当の理由かはともかく・・・



これまでのこの国は、他の東欧の国と同じように「国境線が変わったり」「他の国の領土になったり」という辛酸をなめた歴史があったから、そういうふうに思えるのかもしれませんね。



「辛抱強い」という言葉も当てはまるかもしれません。。。
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