ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

「女の子」と「夕空」に救われた帰りの電車

2007年09月18日 00時23分02秒 | ③’07夏旅行&中欧キャンペーン
午後5時過ぎ、オシフィエンチムを出発。

ここからこの電車に乗りました。
往きとは違い、新型の電車で。



普通「新型」と言ったら聞こえはいいでしょうが・・・


もうこの電車、最悪っ!!!



まず編成がたったの一両!

いいですか、たったの一両ですよっ!


なのに、車内は席が埋まってるどころか、立ってる人もかなりいました。。。



それに輪をかけるように・・・
信じられないけど。。。



冷房が効いてない!
しかも窓が開けられない!


だから、電車が出発するまえから、強烈な西陽をまともに大きな窓から浴び続けてて、車内はかなり蒸し暑かったです。。。


そんでもって多くの乗客がいたしで。。。


もう最初から不快指数マックス状態でした!
どっかのJRじゃないんから(もう言っちゃてるし!)。。。
合理化にも程があるよっ、ったく。。。
これなら、往きのオンボロ電車の方がましでした!!


座れなかったから最初からドアのそばで「ウ○コすわり」してたけど、それで正解でした。

停車するたび開くドアから入る涼しい風が、ほんとに気持ちよかった。。。
そこにいなかったら車内で熱中症になるところでした。



でも、そんなイライラを和らげてくれたことが2つありました。


1つ目は・・・・

近くにいた女の子。

中学生くらいかな、乗ったときから何度もこちらを見てるし。。。

まあ、「東洋人がめずらしいんだろうなぁ~」くらいで始めは思ってたけど。。。



段々、お互い見つめ合っちゃって・・・


・・・・ああああ、やばいやばい、言葉悪いけど、相手はまだ子供だよ。。。


でも、かわいいんだもん!



ほんと、お人形さんみたい!
子供のころに誰もがあこがれた、まさに「青い目をした」女の子でしたよ!


その娘は家族の人と一緒だったから話すのはやめといたけど(話しても英語が通じたか?!)、その目だけでも充分通じるものを感じ取れました。


で、彼女が降りるとき・・・


女の子は片目を軽くつぶって!

そう、ウチに「ウィンク」してくれたんですっ!!!



ええ、なんかうれしかったですよ、やっぱり。。。


それなら、ひと言でも話せばよかったかな、なんて思ったけど、そのつぶらな瞳だけでも、ウチはいい思い出になりました。


そして2つ目が・・・



空がなんてきれいなことっ!!!

いろんな表情の空が見れました。

こんなふうに青い空が広がってた、と思ったら。。。




いつのまにか「低い雲」や「入道雲」がその空を覆い隠したり。。。

でも、よ~く見たら、その後方で、雲から光がこぼれて、オレンジ色のきれいな夕景色を映し出していて。。。


そんな空模様を、気づいたら何枚も撮ってました。
これまでも何度か空の画像を撮ったけど、やっぱり好きなんですね。


クラクフに戻るまでの2時間は、正直暑くて暑くてもう大変でしたが、あの女の子も、あの空も、アウシュヴィッツでの重く沈んだ気持ちを癒してくれて、忘れられない時間となりました!