大月東中学校 美登里の日々

われら励みて人たらむ
われら学びて知るを得む
知るは即ち愛深き
行いをもて証とす
東中学 いや栄えあれ

全校合唱は『空高く』

2013年09月04日 00時01分53秒 | 学校生活
 2日(月)の5校時,体育館。全校合唱の初めての全体音合わせ。楽譜から目を離せない生徒が多いのが気になるが,各パートの声量はまずまずだが,もっと出るはずだ。あとは,各パートの調和(ハーモニー)を意識することと,曲想を歌に反映させること。
 その手がかりとして,『空高く』の歌詞を掲載しておく。

空高く      
        作詞・作曲:山崎朋子

空高く舞い上がれ あの雲より高く
どこまでも飛んでゆけ 僕の夢をのせて

届かない思いは 心の中にしまって
歩き出す 勇気をもとう
いつか必ずかなう 夢もあるから
あきらめないで どんなにつらいときも
空高く舞い上がれ あの雲より高く
どこまでも飛んでゆけ 僕の夢をのせて

悲しくて涙が こぼれたことも
いつかは思い出に 変わる日がくる
きっと明日の空が 晴れ渡るように
大きな声で 空に向かって歌おう
風にのせ舞い上がれ あの雲より高く
どこまでも飛んでゆけ 僕の夢をのせて

空高く舞い上がれ あの雲より高く
どこまでも飛んでゆけ 僕の夢をのせて
空高く 高く
飛んでゆけ 未来へ ・・・


※おまけ
 歌(音楽)には不思議な力がある。その中でも一番大きな力は,同じ歌を歌うことで連帯感が生まれてくることだ。国歌や校歌などはその最たるもの。歌うことによって集団への帰属感が強くなり,凝集力を高まっていく。学園祭で合唱に取り組ませるのは,歌を歌うことはもちろん,その取り組みを通して学級や学校への帰属意識を持たせることが大きな目的だ。
 また,「斉唱」ではなく「合唱」であるのは,声の特性によって複数のパートに分かれ,それぞれのパートの良さを理解し,声量や声質を整えていく過程で,「斉唱」とは違った別の力を生み出すからだ。それは,自分とは違う他者を認め,自分も他者から認められること,また自分が他人を必要とし,自分も必要とされていることに気づき,それが集団の質を高める力となっていく。これが調和(ハーモニー)を大切したい理由。
 歌(音楽)は喜怒哀楽,人間の持つすべての感情を表す。曲想,つまり歌詞に込められた思い,曲が表している気持ちや雰囲気を理解することは,君たちの豊かな感情を育て,心を耕す。作者が,どんな状況で,どんな想いを抱いてのか,君たちが感じ,考えたことを歌に反映できたら,聴く者すべての心を動かすことができるだろう。自分の感動を人に伝え,時間と場所だけでなく,同じ気持ちを共有できたら,素敵なことだと思わないか?自己満足に過ぎないかもしれないけれど,これが「曲想」を大事にしたい理由だ。
 君たちが手にするものの大小は,君たちの流した汗と涙の多寡にかかっている。
 やる以上は,いいものを創り上げよう。
 ここまでと思ったらそこまで,だ。
 がんばろう。