岩にへばりつくように、根性で生えていました。長者原ビジターセンターのポケット図鑑に、春を訪ねる特選コース男池湧水からかくし水へのページに、オオチャルメルソウが紹介してあったので、遇えたらなぁ、と思っていたところでした。なかなか見つけきらないものなので、ラッキー。これだけで、今日のお散歩は、満足しました。森の中に響き渡る、キツツキさんのコツコツと木をつつく音や、いろいんな鳥さんたちの鳴き声を聞きながら、さらに森の中へ中へと、吸い込まれていく感じの一時でした。ミツバウツギの白い花が目を引きます。バイケイソウの花は、もう、少しの感じ。ヒトリシズカが控えめに。ヤマシャクヤクの花は、終わりかけ。それから、フデリンドウがいました。くじゅうでは、日当たりがいいタデ原では、ハルリンドウ。森の中では、フデリンドウが、棲み分けていることを、初めて知りました。入り口に、園内にカエンダケが発見されたので注意するようにと、張り紙のお知らせには、びっくりでした。探してみましたが、わかりませんでした。
今日から3月、初春の候ということになります。2,3日暖かい日が続いているの、くじゅうの山肌の雪は、だいぶん溶けた感じです。
ニャン、神社の灯籠能裏から、こちらを伺っていました。何を感じたのか、ニャンは、にゃんにゃんと、迷わず階段を横切って、路地裏に消えていきました。今日は、山をお散歩するには、あまり良くないコンディション。そこで、ひな祭りがあっている、竹田の町をお散歩しました。「いぬのおまわりさん」の作詞で有名な、生誕120年佐藤義美氏の企画展が、歴史文化館・由学館であっていたので、のぞいていました。「いぬのおまわりさん」は、月刊保育絵本「チャイルドブック」に、昭和三十五年(1960年)年十月号に掲載されたもので、挿絵は、迷路の絵であそびができるように工夫されたもので、なるほどと感心しました。迷路ひな祭りの期間中なので、館内も、ひな祭りモードでした。その中で、ニャン雛の掛け軸がかわいく、目を引きました。それから、隣接の竹田荘へのぼってみました。入山公が愛した大船山が、もやもやながら見えました。再び、街中をぶらぶらしつつ、親会社は、萱島酒造になったそうですが、竹田唯一の酒蔵へ。カミさんに試飲をしてもらい、常圧蒸留の麦焼酎を買って帰りました。ここのひな人形も、酒屋らしく工夫されていて、思わず、写真を撮らせてもらいました。