アネッティワールド

日常の体験から・・・

十津川村を学ぶ

2019年01月15日 00時21分56秒 | 奈良県

前の日にTVで「坂本龍馬暗殺」を放映していて

そこで出てきた名前が「十津川郷士」でした。

 

ちょうど行きたい場所だったので

十津川村の資料館へ行くことにしたんです。

その前に足湯です。

源泉が流れてくる近くに座ると

ちょっと熱めのいいお湯です。

硫黄の匂いも温泉の雰囲気がでていいですね

 

吉野に来ると道の駅に必ずあるのが「こんにゃく」

五時間煮込んでるんだって

ゆず入りを頼んだので ゆずの香りと味がしみ込んでいて最高です 

 

 十津川沿いを走る国道168号線は昔は恐ろしい道だったのです。

崖道をクネクネ走り今では3時間くらいで行ける新宮へも当時は6時間もかかりました。

何台も崖から車が落ちた話しを聴いたものです。

それも度重なる災害で復旧工事が続き

トンネルはできるわ、道幅は広がるわで随分便利になったという皮肉な所なんですね

 写真では見えにくいですが十津川の水の色が青いんです。

水が綺麗な上にかなりの水深なのでこのような色になるんですね。

 

 三叉路の上に立つのが十津川の資料館です。

白い正方形を斜めにしたものがたくさん見えます。

道中にも何カ所かで有りました。

 上から見ると飛び出ている金属がありますが、

これは崖崩れを防止するために岩盤の固いところまで突き刺している支柱だそうです。

 

観光客は私ひとりだけ、ゆっくり資料館を見て回ります 

 

明治の中頃では大水害にあい、村民の多くが新天地北海道に移民したそうです。

北海道には新十津川という地名が有るくらいですから

開拓の苦労が想像できます。

 十津川村は急峻な山々に囲まれているため農作には適していなく

長年 年貢を免除されてきたところだそうです。

今で言うと「税金を納めていないので地方交付金がいただけない」、

だから自主独立の意識が高いところのようです。(日本一大きな村)

関ヶ原の戦いでも勝ち組にのり扶持米を頂いたり戦上手のようですね。

それが十津川郷士誕生になったのでしょうね。

 

坂本龍馬暗殺の近江屋事件で刺客と言われている「京都見回り組」が

近江屋の中に名乗り入るときに使った名刺に「十津川郷士」と書かれていたのは事実と

資料館の方が言ってました。

 

日本の三大秘境?と言われている十津川村の歴史を知ると

先人達の想像を超える苦労の上に

十津川村の魅力が成り立っていることを

知らされました。

 

ちなみに日本三大秘境は白川郷・祖谷(徳島県)・椎葉村(宮崎県)だそうです。