アネッティワールド

日常の体験から・・・

救急車呼んでるのに・・・

2014年06月22日 12時20分18秒 | 日記

仕事をしていたら外で何度もクラクションが鳴るので

どうしたのかな?と

思って外に出ると

道の真ん中で車が立ち往生しています。

後ろの車が鳴らしていたみたいで、

一向に動こうとしない車なので

助手席のドアを開けると

50代の男性が胸を押さえて悶え苦しんでいるではありませんか。

『こりゃヤバい』

救急車を呼んでもらっている間に

声をかけると少しずつしゃべれるようになりました。

 

どうやらパニック症候群なのかな?

自律神経失調症と本人は言ってましたが、

クラクションを鳴らされると発作が起きるみたいです。

「大丈夫ですか?」

はじめは反応がなかったのですが

声をかけ続けてる間に

しゃべるようになりました。

私「道の真ん中で渋滞起きてるので、運転変わりましょうか?

  外に出れます?」

男性「大丈夫です。だいぶ治まりました。」

と、際の駐車場へ誘導。

私「救急車呼んでるのでしばらくゆっくりしてください」

男性「え!?   そんなん大丈夫です。すぐ治るから。

  クラクション鳴らさないでというステッカー後ろに貼ってるのですが、

取られたみたいで。貼るとかえって鳴らされるんです」

 

『けったいなおっさんやなぁ』と思いながら

私、失礼にも「そんなんで運転してはダメですよ。渋滞で迷惑かけるんだから」

男性「医者に いい と言われたんで。クラクションがダメなんです」

クラクション鳴らしていた若い男性「そんなんやったら運転しなや!」

そりゃそうだ。

私、若い男性夫婦に「ご苦労さん、ありがとう。もういいから」と合図して引き上げてもらい。

その後男性と色々話しているうちに

あかん。屁理屈の多いおっさんや!

  こんなおっさんにかまってたら、仕事できない。

日曜なので電話はかかってこないにしても

事務所に戻らないと・・・

 

しばらくして

ピーポー  ピーポー

道に出てみると 止めて休ませていた男性の車がありません

救急隊員の方に一部始終を伝えて、質問にも答え

何事もなかったように仕事の続きをしていますが

『あの、人騒がせな男性はなんだったんだ?』

 

でも大事に至らなくてよかったのですが  ホッ