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大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

鳥は、ますます少なくなって! 2020.6.4

2020年06月04日 | Weblog
 市民の森に着くと、5~6人がベンチに座って雑談。しばらくあれやこれやと話して後にする。みんな大阪城公園での知り合いで、気楽に冗談を言える。

 大将やマダムから鳥情報を。
・ サンコウチョウ 2羽 飛騨の森と梅林南側。
・ オオムシクイ 1羽 飛騨の森。
・ エナガ 5羽 愛の森。

 カラスのヒナが誕生して親は気が立っている。何か所では頭上で激しく騒ぐ。時には頭を蹴られる。そのため場所によれば小枝を頭にかざして歩く。

 今年も瞬く間に6月になった。髭を伸ばして半年になった。数回はさみでカットもした。暑くなる夏を乗り切るのが大変だとも言われた。

 鳥でもヒゲの鳥がいる。よく聞く名前の鳥は 「ヒゲガラ」 面白い顔をしている。
 他にもと 「コンサイス鳥名事典」 でヒゲで引いてみると、ヒゲウズラ、ヒゲガラ、ヒゲチメドリ、ヒゲチャイロチメドリ、ヒゲドリ、ヒゲヒヨドリ、ヒゲフウキンチョウ、ヒゲワシなど意外と多い。

 なじみのあるヒヨドリがヒゲを伸ばしたら、ヒゲヒヨドリか?など気にる。シンプルなのはヒゲドリ。
 何でこんなヒゲはやしてるんだろと。

 そう言えばサンコウチョウもあんな長い尾で暮らし難いだろうと思うが、その方がモテてより多くの子孫を残せるらしいい。

 今日の梅林南側のサンコウチョウは尾が短かく、アイリングは不明瞭でほぼ見えないとのこと。バードウオッチングで、サンコウチョウの♂♀は、
① 尾が体の2倍くらい長いのは♂でいいだろう。
② 背の色が紫褐色のは♂でいいだろう。茶褐色のは♀でいいだろう。

 この時期は、第1回夏羽(1S)の個体も多い。図鑑によると1Sの個体は、アイリングが不明瞭で尾もそれほど長くないのも多いとの説明もある。
 分からなくなってきた。ともかく上の①②ならはっきりしているが。

・ カルガモ 1羽 梅林上飛翔。
・ ツバメ 1羽 内堀上空飛翔。
・ アオサギ 1羽 内堀。
・ カワウ 1羽 第二寝屋川。
・ コサギ 1羽 第二寝屋川。
・ シジュウカラ、メジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■ツバメ(2012.6.13 太鼓やぐら跡空堀)
 初夏には、巣立ちして間もない若いツバメが見られるのが楽しみ。園内では繁殖していないので、公園近辺の住宅街で営巣しているのだろう。
 自宅から鴫野駅への途中でも毎年子育てしている場所もある。高速道路のサービスエリアの通路や、公園のトイレの壁などに営巣しているのを見かける。大阪城公園でもそうなってほしいと期待しているが、やはりカラスの影響が大きいのか。一度も営巣を確認したことはない。
 空堀の西部側でツバメのファミリーを見つける。太鼓やぐら跡の、空堀側に突き出した角の場所。幼鳥5羽が枝にとまり、時々親が近づいてくると餌をねだって騒ぐ。
 本によるとツバメの一腹卵数は4~6個とある。これからすると5羽というのは標準。街のツバメの減少が言われている中、大阪市の中央部でもこれだけのヒナが巣立ちできるのはほっとする。
 撮影しているとハシブトガラスがやって来くる。幼鳥はあわてて飛び立ち逃げる。やがて3羽は元の枝に、2羽は空堀の柵にとまる。柵の前にいる私には全く警戒せず。これはラッキーだ。柵にとまるツバメの撮影成功。幼鳥であっても人には警戒せず、カラスには直ちに反応する。本能的に持っているのか、あるいは育てられる中で教えられたのか。
 人と違ってぼーっと構えていたら一瞬で命が無くなる。厳しい鳥の世界。