夏に多い感染症やスキントラブルに注意しましょう。
夏に気を付けたい感染症について主な症状を挙げてみました。
ウイルス感染によって起こる病気になっています。
他の園児への感染力も強いため、気になる症状が見られたら、必ず受診をして医師の診断を受けましょう。
ヘルパンギーナ
突然の高熱(38.0℃以上)
咳・くしゃみ・鼻汁
喉の痛みや口の中に水疱・口内炎ができる
→かなり痛みが生じるため、乳児の場合はミルクが飲めないほど
症状が軽ければ、1~4日くらいで解熱します。
手足口病
発熱
水疱のような発疹
→手の平・足の裏・口の中が主ですが、臀部や腹部、全身に出ることもある
食欲不振や口の中の痛み
プール熱(咽頭結膜熱)
39.0℃以上の発熱が3~5日ほど続く
喉の痛み
目の充血やかゆみ、痛みなど結膜炎のような症状が出る
症状が消えた後2日が経過するまで登園できません。
流行り目(流行性角結膜炎)
目の腫れや目の充血
いつもより多く目やにや涙目が出る
異物感
主治医の許可がないと登園できません。
再登園の際に…
プール熱・流行り目は医師の記入する登園許可書
手足口病・ヘルパンギーナは保護者の記入する登園届が必要となります。
また、夏は汗をたくさんかくため、汗疹ができたり、虫刺されなどが原因によるとびひ等、スキントラブルが多い季節でもあります。
汗疹
汗疹は、額や首、手首のくびれ、わきの下、背中などに赤や白の小さなプツプツした発疹が出来ます。
汗腺に汗や垢がつまって炎症を起こしたもので、かゆみが生じます。
かゆみから皮膚をかき壊して傷口から感染する場合もあります。
ケア
汗をかいたら、こまめな着替え、シャワーなどで皮膚の清潔を保ちましょう。
シャワーが使えない場合は、冷たいタオルなどで拭きましょう。
汗をかきすぎないように室温を調節したり、衣類の調節や着替え、汗疹をかき壊さないように注意しましょう。
とびひ(伝染性膿痂疹)
虫刺されや湿疹などで傷ついた肌を汚れた爪で引っかくと、傷口から細菌が感染してとびひになります。
膿をもった水疱ができ、強いかゆみが生じます。
かゆみによってひっかくと大変です。
水疱が破れて中の液が付いたところに、とびひがどんどん広がってしまいます。
ケア
水疱を見つけたら、ひっかかないようにガーゼで覆い、受診しましょう。
患部は石鹸とシャワーで洗い流して清潔にしましょう。
また、とびひにかかると症状が治まるまで水遊びやプールが出来ません。
早めの治療を心掛けましょう。
かき壊しによるとびひを予防するために、日頃より爪を短く切り、皮膚を清潔に保つことも大切です。
皮膚を清潔にして、楽しく夏を過ごしましょう。