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おおわだ保育園世田谷豪徳寺

子ども達の様子を中心におおわだ保育園世田谷豪徳寺の情報をお伝えします。

適切な靴や服装について

2025-05-23 16:30:00 | その他情報

適切な靴や服装について

 

入園や進級してから2ヶ月ほどが経ち、こどもたちは新しい保育園生活に慣れ始め、様々な保育園活動を楽しむ姿が見られます。そのため、活動量が上がったり、いろんな場所へ散歩に出かける機会も増えてきました。

 

足に合った靴で元気に遊びましょう!

すぐに成長するからと、つい合わない靴を履かせていませんか?

靴が足に合っていないと、不自然な足の使い方や歩き方のまま足が育つことになります。成長が著しいこの時期こそ、適切な靴選びが重要です。再度見直してみましょう。

こどもの足は半年で約0.5㎝、1年間で約1㎝伸びると言われており、3歳くらいまでは非常に速いスピードで成長します。6ヶ月に一度、適正なサイズかどうか確認しましょう。

靴の選び方のポイント

①調整ベルトはこどもが握りやすく、引きやすい1.5㎝程度の幅のものを選びましょう。

②通気性・吸湿性の良い素材や中敷きが取り外し可能なものを選びましょう。足の衛生上、汗からの雑菌の繁殖を防ぐため、こまめに洗うようにし、清潔にしましょう。

③中敷きに足を合わせて、サイズを確認します。中敷きとつま先の余裕が約1㎝あれば適正であり、0.5㎝以下になったら取り換えるようにしましょう。

④0~1歳は、靴底がまっすぐ平らで、置いた時にグラグラしない、安定したものを選びましょう。2歳以降は足や足首が十分動かせるように、つま先から1/3が楽に曲がり、靴底にクッション性があるものを選びましょう。

⑤かかとは包み込むところが硬く、しっかりしているものを選びましょう。

⑥音が鳴ったり、光ったりする靴ではなく、シンプルなデザインの靴を推奨します。

正しい靴の履き方

①ベルトとベロを掴んで持ち上げ、履き口を広げて足を入れる。

②かかとをトントンとする。足のかかとと靴のかかとを合わせる。

③ベロをしまい、靴の両側をぎゅっと引き寄せて押さえる。

④ぎゅっとしたまま、ベルトをしっかりと引いて留める。

 

保育園活動をしやすい服装で登園しましょう!

最近のこどもたちは、とてもオシャレになりました。

こども自身もファッションを楽しんだり、オシャレでかっこいい・かわいい服を着せたいという保護者の方の気持ちもよく分かります。

保育園は活発に動く場所なので、保育園での服装は「安全」「動きやすい」「着脱しやすい」という点を優先していただきたいと思います。

かっこいい・かわいい服装は、お家でのお出掛けのときにお楽しみください。ご理解とご協力をお願いいたします。

推奨する服装

①綿素材・伸縮性のある服

汗を吸い取る素材が向いています。また、トイレや着替えの際に一人で着脱しやすい伸縮性のある素材の服が最適です。

②汚れてもいい服

絵の具やクレヨンで汚したり、戸外遊びで泥をつけたりします。また、活発に動いて穴をあけることもあるため、大事な服は控えましょう。

控えてほしい服装

①フード付きや襟付きの服

フードや飾り紐、大きな襟は遊具や扉などに引っ掛かって、首が絞まる可能性があり、思わぬ事故になりかねません。羽織ものは、フードなしか着脱できるものを選びましょう。

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②スカート、裾や袖がひらひらしている服

しゃがんだ時に裾が地面につく長さの服は不向きです。座るときに自分で裾やスカートを踏んでしまったり、友達に踏まれたりして転倒のリスクがあります。踏んでしまった友達とトラブルになることもあります。

フリルやレース素材の服は、遊具などに引っ掛かってしまいやすく思わぬ危険が伴います。

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③ボタンや装飾のついた服

知らないうちに服のボタンや飾りが取れてしまい、園児が誤って口に入れてありすることもあります。

特に0歳児クラスではボタンや小さな飾りがない服をお願いします。(スナップボタンは可)

④自分の身体に対してサイズが合ってない服

ズボンの裾が長かったり、ワイドパンツだと足を動かしづらく、躓いてしまって転倒してしまう危険性があります。

ウエストが大きいものはズボンが下がってしまい、引っ掛かって転倒したり、下着が見えることもあります。

Tシャツやトレーナーもオーバーサイズであると、手が思うように使えず、転倒した際に上手に受け身をとれない可能性があります。

逆に小さすぎるとお腹や下着が常に見えてしまうこともあり、腹部の怪我も多くなります。

 

足に合った靴を選んで正しい履き方をし、保育園活動がしやすい服装で楽しく安全に過ごしていきましょう!


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元気に登園しましょう

2025-04-25 17:28:41 | その他情報

元気に登園しましょう

 

新年度が始まってから1か月近く経ち、こどもたちは新しい環境にも慣れ、友達と元気に遊ぶ姿が見られるようになってきました。

この時期は1日の気温差が大きく、心や体に疲れが出たり、体調を崩しやすい時期でもあります。積極的に外で遊び、規則正しい生活して健康な体づくりを行いましょう。

 

朝ご飯をしっかり食べて登園しましょう!

朝ご飯を食べると、

①体にエネルギーと栄養が行き渡る ②脳を活発にする

③体温を上げて、体を目覚めさせる ④生活のリズムを作る

などの役割があります。

朝はしっかり朝ご飯を食べてその日1日を元気に過ごしましょう。

ご飯の良い所

①腹持ちがいい ②顎を強くする ③塩分が少ない

パンの良い所

①買ってすぐ食べられる ②カルシウムが取れる ③種類がたくさんある

 

生活リズムを整えるためにできること

①まずは早起きから

遅く寝てしまっても、翌日は早く起こしましょう。夜も早く眠くなるので、布団に入りやすくなります。

②朝の光でスタート!

カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。目覚めが促されて、脳も体も活動を始めます。

③日中にしっかり遊ぶ

体を動かしてたくさん遊びましょう。心地よい疲れが夜の眠りを誘います。

④午睡は15時半までに

家で午睡する時も、遅くても15時半までに終わらせましょう。夜の睡眠に影響します。

⑤お風呂はぬるめに

熱いお風呂は、急激に体温が上がって目が冴えてしまいます。お湯はぬるめにするのがポイントです。

⑥入眠前の習慣づけを

毎晩、眠る前に「おやすみの習慣」をつけましょう。絵本を読む、布団に入ってぎゅっと抱きしめるなどをすると、眠りやすくなります。

 

毎朝の元気チェックを!

こどもたちは、身体の異常を自分で伝えることができません。朝、こどもたちが起きたら抱っこをしたり、着替えをしたりしながら、体調や機嫌のチェックをしましょう。

こどもの健康管理の基本は、「いつもと違う状態」に気付くことです。そのためには、「いつもの状態」を把握しておくことが大切です。常にこどもの様子に気を配り、何か変化や異常が見られたときは、適切な対応ができるようにしていきましょう。

熱や嘔吐・下痢、湿疹・発疹はないですか?鼻水や咳は出ていませんか?顔色・機嫌はどうですか?食欲はありますか?

乳幼児は症状が悪化しやすいものです。毎朝触れ合いながら「見て」「触って」の確認をお願いします。

休むほどではないけれど、どこか調子が悪いときは必ずお知らせください。園でも丁寧に様子を見ていきます。

 

以下の症状がある場合は、症状が改善するまでご家庭で様子を!

発熱、咳、嘔吐、下痢、蕁麻疹、全身に発疹がある等の症状がある場合は、ご家庭でゆっくりと過ごして、元気になったら登園しましょう。

 

感染症関係のお知らせ

集団生活ですので、発生時に蔓延を防ぐことがとても大切です。他児への感染を防ぐため、また、無理をして病気を長引かせないためにもゆっくり休むようにすることも大切です。

保育園生活を健康に過ごすためにもご理解・ご協力をお願いします。

園では、感染症回復後の登園の際に感染症の種類によって、主治医記入の登園許可証、または保護者記入の登園届を提出していただいております。

 

今年度の保健行事予定

<毎月> 身体測定 さくらdaysにて確認できます。

     0歳児内科健診

<5月>   全園児内科健診

<6月>   歯科健診

<11月> 全園児内科健診

<1月>   歯科健診

※都合により日程が変更になることがある場合がございます。

 

今週末からゴールデンウィークも始まります。外出の予定を考えられているご家庭も多いのではないのかと思います。

計画には、こどもたちの体力に合わせて無理のないように休息を入れながら、生活リズムを崩さないようにお過ごしください。


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生活リズムを整えましょう

2025-03-31 15:09:43 | その他情報

生活リズムを整えましょう

 

1年間、健康に過ごせましたか?

お子さまと一緒に1年間を振り返ってチェックをしてみてください。チェックのできなかった項目は4月からの目標にしてみましょう。

▢早寝早起きが出来た          ▢朝ご飯を毎日食べた

▢好き嫌いをせずに何でも食べた     ▢食後は歯磨きをした

▢毎朝、便をした            ▢外でたくさん遊んだ

▢外から帰ったら手洗い・うがいをした  ▢友達と仲良く遊ぶことが出来た

 

入園、進級などで新しい環境に入る春は、生活リズムを見直すチャンスです。また、環境の変化などにより、体調をくずしやすい時期です。

元気に過ごすためにも、規則正しい生活リズムを心掛けましょう。

1.早寝早起きを心掛けましょう

夜は9時までには寝るようにし、朝は7時ごろには起きるように頑張りましょう。十分な睡眠は「日中の疲れを取る」「体の成長を促す」「病気を治す力が増す」ことにつながります。

2.朝ご飯をきちんと食べましょう

朝食を食べることで、体が目覚め、その日の体のリズムが始まります。よく噛んで、しっかり食べましょう。

3.朝、家で排便をしてきましょう

朝ご飯を食べると、腸の働きが活発になり、便が出やすくなります。朝はどうしても慌ただしくなりがちですが、十分なトイレタイムを取れるよう、家族全員で朝の生活を見直しましょう。

 

登園前の体調チェックをしましょう

園では、登園してお子様の健康観察を行っております。ご家庭でも、登園前に次のようなポイントでチェックを行ってみてください。

▢熱はありませんか?      ▢顔色はよいですか?

▢鼻水や咳は出ていませんか?  ▢湿疹、発疹はないですか?

▢食欲はありますか?      ▢便は出ましたか?

▢機嫌はよいですか?      ▢「痛い」「疲れた」等の訴えはありませんか?


身だしなみを整えましょう

▢爪は伸びていませんか?

→爪が伸びていると肌を傷つけたり、爪の間にばい菌が入り込んでしまいます。

▢髪の毛が目に入ってませんか?

→髪の毛が目に入っていると、目を傷つけてしまうことがあります。

 また、長い髪をそのままおろしてると、活動の妨げになったり、視力低下を招いてしまうこともあります。

爪はこまめに確認し、髪の毛は結んだり、髪を切って整えるようにし、のびのびと活動ができるようにしてあげましょう。

 

たくさんの思い出でいっぱいとなった1年も締めくくりとなりました。1年前を思い起こすと、こどもたち一人ひとりの心と身体、表情や行動に改めて大きな成長を実感しています。また新たな1年、こどもたちの成長が楽しみです。

さくら組の卒園児のみなさんは、素敵な小学生になって、毎日元気に過ごしていることを願っております。

いつもご理解ご協力いただきありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします。


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耳の健康を守りましょう

2025-02-27 18:27:00 | その他情報

耳の健康を守りましょう!

 

早いもので、今週末には3月になります。3月3日は耳の日です。耳の役割について考えてみましょう。

耳の中は3つに分かれています。いわゆる耳の穴と呼ばれている「外耳」。緩やかに曲がった2~3㎝の通路です。空気で伝わってきた音の波は、この突き当りにある鼓膜に伝わります。

鼓膜は、「中耳」との境にある薄い膜です。「中耳」には、3つの骨があり、音のふるえを「内耳」に伝え、電気信号に変えて神経によって脳に伝えられ、「音が聞こえた!」となるのです。

また、耳は「音を聞く」の他に、「体のバランスをとる」という働きをしています。耳の奥にある「内耳」に三半規管があり、体の傾きや動きなどを感じ取っています。

 

こどもの耳を観察してみてください。

びっくりするほど耳あかが詰まっていることがあります。

たまりすぎていると聞こえが悪くなったり、水でふやけて鼓膜を圧迫し、ちょっとした不注意で中耳炎・外耳炎を引き起こすこともあります。

また、こどもの耳管の構造上、喉や鼻からの菌が入り込みやすく、中耳炎になりやすいです。鼻づまりなどで内耳の内圧が低くなり、中耳に浸出液が溜まることで中耳炎になることもあります。

 

日頃から気を付けるように心がけましょう。

①耳を爪で引っかいたり、強く引っ張ったりしないようにしましょう。

②耳あかがたまっていないか、こまめに確認しましょう。

耳あかは自浄作用によって自然に耳の外へ排泄されるようになっているため、頻繁に耳掃除をする必要はないとされています。耳掃除をしすぎると耳の中が傷ついて炎症を起こしたり、耳あかを排泄する働きが妨げられて耳あかが奥に溜まりやすくなったりすることもあります。また耳あかには耳の中を保護する働きもあるため、耳あかを取りすぎるのはよくありません。

しかし、こどもは耳の中が狭いうえに代謝が活発で耳あかが溜まりやすいため、適切な頻度で耳掃除をすることが大切です。

※耳掃除のし過ぎには要注意しましょう。

耳あかの量はこどもによってさまざまで、耳掃除の頻度に明確な基準はありません。月に1〜2回、ライトで耳の奥を見て耳あかがたくさんあるようだったら、耳掃除をすると良いでしょう。耳の奥のほうに溜まった耳あかを取り除くのは難しいので、奥のほうにたくさん溜まっている場合や耳の聞こえが悪い場合は、半年に1回程度を目安に耳鼻科を受診して耳あかをとってもらうと安心です。

③鼻をかむときは、片方ずつ静かに行いましょう。

④耳の側で、大きな音や声を出さないようにしましょう。

 

こんな症状が見られたら、耳鼻科に相談をしてみましょう。

①向かい合って話せば通じるが、背後から声を掛けると返事をしない。

②テレビの音を大きくしたり、近付いて見る。

③会話をしていて、何度も聞き返す。

④話しかけてもぼんやりしたり、後から聞き返したりすることが多い。

⑤よく耳を触っている。

鼻の症状がある時、耳の症状がある場合は、早めの耳鼻科受診をお勧めします。

 

耳掃除のポイント

①まず、こどもが耳に触れられることに慣れることから始めましょう。

②ゆったりとしたスペースでこどもを横向きに寝かせ、体制を安定させましょう。

③綿棒を使用する時は、耳あかを奥に押し込まないようにしましょう。

 カサカサの耳あか:耳かき棒と綿棒が可能です。

 ベトベトの耳あか:綿棒を使用しましょう。

④耳掃除は、耳の入り口から1~1.5㎝までにしましょう。

⑤耳あかが見えていても取りずらい時は、無理をせず耳鼻科を受診しましょう。

⑥お風呂あがりは、皮膚がふやけて傷つきやすいため、避けましょう。

⑦こどもがリラックスできることを心掛けましょう。

⑧きれいに取れなくても、「じっとして偉かったね」などと声掛けをしてあげましょう。

 

今年度も残すところあと1ヶ月となりました。

病気や怪我に気を付けて、残りの日々も楽しく過ごしましょう。


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免疫力をアップしよう

2025-01-29 17:00:02 | その他情報

免疫力をアップしよう

 

2月も引き続き感染症の流行しやすい季節です。手洗いやうがいなどで予防していても、免疫力が低下していると感染症にかかりやすくなってしまいます。今回は「免疫」についてお伝えします。こどものうちに培われた免疫は、その後の免疫にも関わってきます。

 

免疫について

免疫とは、私たちの体の中に侵入してきた細菌やウイルスなどの異物を排除して、感染症にならないようにする防御システムです。

免疫の仕組みには自然免疫と獲得免疫があり、それぞれ免疫細胞によって機能しています。

自然免疫

自然免疫は、体の中に入ってきた細菌やウイルスといった異物に対して体が反応することを指します。私たちの体にもともと備わっている機能です。入ってきた異物の特徴を獲得免疫に伝える役割もあります。

獲得免疫

獲得免疫は、自然免疫から伝えられた情報をもとに、体に入ってきた細菌やウイルスなどの異物を免疫細胞が攻撃する働きです。攻撃が始まると、異物の活動を抑えるため、異物の特徴に合った抗体ができます。抗体ができることで、次に同じ異物が入ってきたときに素早く攻撃できるようになります。

抗体を獲得するには、感染症に感染するか、ワクチンを接種して病原体を体の中に入れる必要があります。

 

免疫力を高めるためには

①体を使って遊ぶ

運動することで、血液の循環が良くなり、新陳代謝がアップし、免疫力も向上します。

日光を浴びると体内でビタミンDが作られますが、ビタミンDには免疫機能調節効果のある脂溶性ビタミンであり、外遊びで日光を浴びることも免疫力アップに役立ちます。

また、免疫細胞には温度が高いと活発化する性質があり、体温が1℃上がると免疫力が5~6倍上がり、1℃下がると30%下がるといわれています。そのため、免疫力を上げるには、体温調節機能を発達させることも重要です。体温調節に欠かせない汗腺の数は、2~3歳頃までに過ごした環境で決まり、生涯変わらないといわれています。できるだけ外で遊ばせたり運動させたりして汗腺を発達させ、しっかり体温調節ができる体作りを行いましょう。

②よく寝る

よく寝ることで、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、身長を伸ばすなどの体の成長だけでなく、傷ついた細胞を修復したり代謝を高めるなどの働きをします。

また、日中、外で体を動かして遊ぶと、太陽の光を浴びて体内時計を調節して眠りへと誘う「メラトニン」の分泌に繋がります。メラトニンは覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があり、「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。

自律神経のバランスが乱れると免疫機能が低下します。免疫力アップには、早寝早起きし、生活リズムを整え、質の良い睡眠をとることが大切です。

③バランスよく食べる

好き嫌いが多く、偏食気味であると、栄養不足から免疫力が低下します。1日3食、決まった時間に、主食+主菜+副菜のそろったバランスのよい食事を心がけることが大切です。

④腸内環境を整える

免疫に関わる免疫細胞の約7割は腸内にあると言われています。腸内には多数の腸内細菌(善玉菌・悪玉菌・日和見菌)が存在しています。そのうち、善玉菌には免疫細胞の働きを助ける性質があるため、善玉菌が多いと免疫力が高まります

善玉菌を増やすために大切なのが、日々の食事です。こどもの頃から食事や他人との接触などによって腸内細菌を獲得していくのですが、1~3歳頃までに触れた細菌の種類によって生涯持つ腸内細菌の種類が決まります。小さいうちにどれくらいの腸内細菌を取り込めるかで、その後の免疫力が変わるということです。

そのために摂取したいのが、善玉菌を含む食物や善玉菌のエサとなる食物です。ヨーグルトや納豆などの発酵食品、野菜や豆類などの水溶性食物繊維を含む食品、バナナや大豆などのオリゴ糖を含む食品は積極的に食べると良いです。また、免疫細胞の活性化には、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要なので、これらの栄養素を含む食物をバランス良く摂取することも大切です。

⑤笑って過ごす

免疫を上げるためには、よく笑うことです。

若くて健康の人の体にも1日3000~5000個ものがん細胞が発生しています。これらのがん細胞や体内に侵入するウイルスなど、体に悪影響を及ぼす物質を退治してくれているのが、リンパ球の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞です。人間の体内にはNK細胞が50億個もあり、その働きが活発だとがんや感染症にかかりにくくなると言われています。このNK細胞は「笑い」が発端となって活性化し、がん細胞やウイルスなどの病気のもとを次々と攻撃するので、免疫力が高まります。逆に、悲しみやストレスなどのマイナス情報を受け取るとNK細胞の働きは鈍くなり免疫力も低下してしまいます。家族で楽しめるゲームや面白いテレビを見たり、親子の会話を増やし、日頃の会話の中にユーモアを取り入れましょう。明るい気持ちを心掛けて免疫力を高めていきましょう。一緒に散歩をしたり、コミュニケーションをとることがお子さんの「笑い」につながるかもしれません。

 

その他の笑いのプラス効果

①脳の働きが活性化

笑うと新しいことを学習する時に働く器官が活性化されて記憶力がアップします。

②血行促進

思い切り笑うことで体内に酸素がたくさん取り込まれるため、血の巡りがよくなって新陳代謝も活発になります。

③自律神経のバランスが整う

通常起きている間は交感神経が優位になっていますが、笑うと交感神経が促進し、その後急激に低下することにより、リラックス効果をもたらすので自律神経のバランスが整います。

④筋肉アップ

笑うことで腹筋、横隔膜、肋間筋、顔の表情筋などをよく動かすので多少ながら筋力を鍛えることにもなります。

⑤幸福感と鎮痛作用

笑うと脳内ホルモンのエンドルフィンが分泌されます。この物質は幸福感をもたらすほか、モルヒネの数倍の鎮痛作用で痛みを軽減します。

 

生活習慣に取り入れられるポイントを抑えて、毎日たくさん笑って過ごし、免疫力を高めていきましょう。


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