温泉にゃんこのネコ散歩

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にゃんこin中軽井沢3

2005-05-30 21:30:38 | 旅のあれこれ
ここまで来たら、やはり友の顔を見てから帰りたい。再び「田崎美術館」に行ってみると、パーティの準備の真っ最中だった。近くのホテルのクルーが全部やるとのことで、美術館勤務の友人は意外とヒマらしい。昨日来た時に気になった田崎氏のポストカードを買い、彼女がいれてくれた紅茶で一服。窓の外の新緑が眩しい。やっぱ、軽井沢好きだな~♪ と、あまりゆっくりもしていられないので、再訪を誓って美術館を後にする。

「一房の葡萄」のお兄さんに教えてもらった軽井沢警察署近くの本屋さん「平安堂」に寄り、「軽井沢秘境探険」の本をゲッチュ!ちょうど隣が「MATUYA」というスーパーだったので、野沢菜や信州味噌、浅間納豆や可愛いお花を買い込んで帰路につく。まだ渋滞する時間でもないので、いつも使う高速方面ではなく、軽井沢バイパスを横川まで走った。
「そうだ!今日の夕飯は、おぎのやの駅弁にしちゃおう」
と、巨大なドライブインに寄る。買ったのは、定番の「峠の釜めし」と「山宝おこわ」「玄米弁当」。この玄米弁当は、昔は限定15食しか作らなかった、幻の駅弁なんだよね。今は人気が出たため楽に手に入れられるようになったが、こういう直営の大きなドライブインにしか置いていない。ああ、バイパス通ってよかったな!

横川には「鉄道村」などできていて、なかなか盛況のようだ旧碓氷峠の廃線跡を歩けるハイキングコースや、日帰り温泉もできているので、今度ゆっくり歩きに来てみよう。松井田・妙義から高速にのるつもりが、ついつい昔の道が懐かしく、結局ずっと下道を走ってしまう。安中で見える工場群…小さい頃は、この無機質な風景が何だか怖かったっけ。高崎からもバイパスなどを使い、結局最後まで高速にはのらなかった。3時間弱で自宅に到着。ほぼ24時間の旅となった。短かったけど、充実していたなぁ~。駅弁の夕飯は好評で、おまけに昔の信越線や旧碓氷峠の濃霧の話などで盛り上がった。今回の旅が無事終わったことと、大好きな軽井沢界隈にまた行けるように、神棚に手を合わせてお礼とお願いを言った。(おしまい)

田崎美術館→http://www.tasakimuseum.org/
軽井沢秘境探険→http://www.karuizawa.co.jp/vignette/publish/
おぎのや→http://www.oginoya.co.jp/



にゃんこin中軽井沢2

2005-05-29 21:34:33 | 旅のあれこれ
この別荘で、有島氏は恋人と情死したんだよね。ちと妖しくてロマンティック。資料館とし公開されていたのを3年前より「一房の葡萄」というカフェとしても開放するようになったとか…。レトロモダンな館内、そして緑や浅間が望めるテラス席が素敵である。深煎りコーヒーを頼み、ゆっくりと朝のひとときを過ごす。豆を挽いて丁寧に淹れてくれた濃いタリアセンコーヒーは、素晴らしく美味しくて幸せ♪ここは本も充実している。ふと手に取った「軽井沢秘境探険隊」という本が思いのほか面白く、美味しいコーヒーを淹れてくれたカフェのイケメン文学青年と言った感じのお兄さんに、本屋さんがないか聞いてみた。丁寧に説明して下さり、この本も置いてありますよと教えてくれた。ここの2階は有島武郎の資料館になっており、「或る女」の初版本などが展示されている。窓の外は、眩しいほどの緑だ。ここも独り占めしてゆっくりと見せてもらう。あっちこっちとあくせくするより、こんな朝のひとときの方が贅沢と言えるかもしれない。小鳥のさえずりを聞きながら、もう一度テラス席から浅間山を眺め、幸せな気分でお店を後にした。

テニスコートでは、白熱した試合の真っ最中である。なかなか上手いペアもいて、ついつい見入ってしまう。また、たまにはテニスやろうかなぁ?時間はすでに11時近く。お腹もすいてきた。ブランチでもして帰ろうかと、中軽井沢駅方面に車を走らせた。と、小さな川沿いに神社を発見。寄ってみることにする。「長倉神社」は、赤い橋を渡ったところに静かに鎮座していた。鎮守の杜の巨木が気持ちいい。散策しながらお参りして、旅に出られたことを感謝した。ここから山側へ行き、「軽井沢飯店」に入る。ここは通るたびに、お店は中華料理なのに、宿泊は「アンデルセン」という名前で、しかもチロル調の建物でオッペケだなぁ~と思って気になっていた場所だった。坦々麺ののぼりにも惹かれたのだが…(0^; そんなわけで、ブランチというのに「特製坦々麺」をオーダー。何て強靭な胃袋でせう。出てきた坦々麺、見てくれはまあまあだが、もうちょっとゴマペーストが入ってまったりとしたほうが好みである。テーブルにラー油が置いてないのも、マイナスポイント。これじゃ、辛さ倍増にできないじゃん!まぁ70点といったところだろうか…。店内も何となくチロリアンな感じで、これはこれで面白いのかもしれない。(つづく)

一房の葡萄→http://www.karuizawataliesin.com/rest/rest2004.html
軽井沢飯店→http://www.pleasure.co.jp/~karu/pen054/



特薦☆ジャンボかつカレー

2005-05-28 20:59:45 | にゃんこ的グルメ
不覚にも「どっちの料理ショー」を見てしまった。この番組を見て、何度悶絶したことだろう。翌日に、坦々麺・オムライス・カツサンド・親子丼etc…に走ってしまったこともしばしば(><)アブナイと思いながら、ついTV画面に釘付け。この日は「飛騨牛のビーフカレー」と「鹿児島黒豚のカツ丼」の対決。個人的には、ビーフカレーが食べたかった。なぜなら、トロトロの飛騨牛のかたまりがものすごく美味しそうだったから。カツ丼の方は、けっこう丼つゆの中で煮ていたので、もっとサックリ感が残っていた方がいいよね~なんて思っていた。が、結果はカツ丼の勝ち。別にどっちが勝とうが見ている私が食べられるわけではないのだが、なんとなく悔しい!そんなわけで、頭の中にビーフカレーとカツが強烈な印象で残ってしまった。ヤバイ…、翌日はどっちを食べようか?

悩んでいた頭に、フッとあの映像が浮かんだ。そうだ、あれ食べに行こっと(^^v 前々から気になっていた大宮の市場の中にある洋食屋さん、「キッチンニューほしの」の外にある<ジャンボかつカレー>の巨大な看板。今夜は絶対にアレを初体験するぞ!でも、ご用を終わらせたら、時間はすでに21時近くになっていた。
「市場の中のお店だしなぁ~。もうやっていないかなぁ?敗北してファミレスなんかに行ったら、後悔するんだろうなぁ」
とドキドキしながら近づいたら、まだネオンがついていた。抱いていた市場の中のお店のイメージとはだいぶ違う小じゃれたビストロ風の店内を覗くと、どうぞ~と優しい声で迎え入れてくれる。ああ、良かった♪

洋食屋さんながら、海鮮物も充実している。食べ切れない危険性を考えて、コッテリ系ジャンボかつカレーとさっぱり系元気丼をオーダー。ほどなく、角の立ったお刺身がのった元気丼と、揚げ立てサクサクのでっかいとんかつ
がドーンとのったジャンボかつカレーが運ばれてきた。
「ああ、これならとんかつとビーフカレーをいっぺんに食べられるじゃんっ!」
ジューシーな鹿児島黒豚のとんかつは、噛むほどに甘味が広がる。黒っぽいカレーは、神戸牛がトロトロになるまで煮込まれたコクのある味。ご飯もすごく美味しい。美味しさに惹かれて頑張れば全部たいらげられたが、同行者に
「絶対に食べ切れないだろうから、手伝ってね!」
と言った手前完食するのも恥ずかしい。ちょびっと残してバトンタッチしたら、これスゴク旨い!と感激しきり。他にも大人のお子様ランチのようなセットや、シーザーサラダなど気になるメニューがいっぱいある。神戸の「駅前食堂」しかり、築地の「豊ちゃん」しかり、市場の中の食べ物屋さんって何でこんなに美味しいところが多いんだろう。ああ、幸せ☆ 当分、市場食堂めぐりにはまってしまいそうだ(0^; しかし、夜遅くにこんな高カロリー食、食べてていいわけがないのよね…。

キッチンニューほしの→http://www.new-hoshino.com/



にゃんこin中軽井沢1

2005-05-26 20:21:03 | 旅のあれこれ
真夜中の山道を下り、日付が変わる頃に今宵の寝るだけのお宿に到着。玄関は一晩中開けておくから、何時でも大丈夫と言われていたが、本当に開いているかちと心配だった。…が、玄関には煌々と灯りがともり、中では若者の大宴会の真っ最中。この週末は、塩沢のテニス村で大きなトーナメントが行われていたのだ。ここはいわゆる「テニス民宿」だった。そっけない部屋、だだっ広い宴会場は、大学の頃にテニス部の夏合宿で行った山中湖の民宿を彷彿とさせる。あ~、懐かしいなぁ。騒がしくて眠れないかと思いきや、宴会場とにゃんこの部屋は別棟で影響なし。そそくさと大きなお風呂に入り、布団にもぐりこんだ。

今頃山の上では、つくばから来た星の王子が撮影中だろう。空の状況を見ながら車の中で夜明かしし、朝風呂に温泉に入りたいと言っていた。近くだと、千が滝やトンボの湯、塩壺やグリーンプラザだが、大きくて小ジャレたところはどうもそそられないらしいし、にゃんこもあまりおすすめする気にならない。ゆうすげも、ちょっとどうかな…。素朴で小さいところがいいと言うので、ついマニア向けの「大谷地鉱泉」を教えてしまった。藁葺き屋根の民家、しかも玄関先には凶暴なチャボ???がいる。一般人の王子には、ハードル高かったかも(0^ 気になりつつも大谷地への行き方を携帯メールし、日ごろの寝不足もたたり無責任にも深い眠りに落ちていった。

翌朝は「お風呂が沸きましたので、ご自由にどうぞ」という館内放送で目覚める。時刻は7時。それじゃ、お言葉に甘えてと、さっそくお風呂に行く。温泉ではないものの、大きなお風呂は気持ちいい。ゆうべ騒いでいた大学生たちは、8時にはテニスコートへと消えていった。この宿、妙にネコが多い。出入り自由で、そこここに寝転がっているのを、うりうりと触りまくる。にゃんこには楽しいが、ネコ嫌いな人が来たら卒倒してしまいそうだ(0^;9時前にチェックアウトし、テニスコート方面へお散歩しに行ってみる。なかなか大きな大会のようで、そこここのコートで試合が始まっている。たまにはテニスもいいかもね?何だか懐かしい。

この塩沢地区、軽井沢に何度も来ている割にはあまりゆっくり見たことがない。塩沢温泉の「高林閣」に、立ち寄り湯に来るくらいだ。「軽井沢タリアセン」の脇の道をそぞろ歩くと、ここからも美しい浅間山の景色が望めることに気がついた。そしてその浅間で夜明かしした星の王子からメールが入る。
「おかげさまで、無事大谷地鉱泉に入ることができました。44度のお湯にやられて、休んでいる最中です」
とのこと。にゃんこも久しぶりにオッペケな大谷地に入りに行こうと思っていたのだが、時間も無く、疲れが溜まっているせいか温泉に対する執着心もいまひとつのため、今朝は新緑の中のお散歩を選んでしまった。気持ちいい風を感じながら歩いていると、タリアセンの駐車場近くに素敵なカフェを発見!近づいて行くと、有島武郎の別荘であった「浄月庵」を移築したライブラリーカフェ「一房の葡萄」だった。(つづく)

軽井沢タリアセン→http://www.karuizawataliesin.com/



にゃんこちゃん一周忌

2005-05-25 21:00:14 | スピリチュアル
1年前の今頃は、5月というのに妙に寒い日が続いていた。GWに入ってから、ずっと元気だったにゃんこちゃんの食欲が落ちてきたが、動物病院でお薬などもらってそう深刻には考えておらず、気にしつつも5月半ばにちょっと遠出の旅行に出かけてしまった。この間ににゃんこちゃんは、だんだん弱っていったのだが、旅先の私に心配をかけないようにと、母が彼女を病院に連れて行ったり、スポイトで食べ物をあげたりして看病していてくれていた。

旅から帰りすっかり元気がなくなったにゃんこちゃんの姿を見て、こんな時に出かけてしまったことをとても悔やんだ。この日から、つきっきりでにゃんこちゃんの世話をして快復を願ったが、1週間後に彼女はお星さまになってしまった。朝晩に抱っこしながらスポイトで卵黄やミルクをあげていたが、25日の朝はもう何も食べられず、私が仕事に出かける時に、いつもはほとんど啼かないにゃんこちゃんが「ア~オォ~」と悲しそうに言ったのを聞いたのが最後だった。その後母が動物病院に連れて行ったが、2時間後に息をひきとってしまった。

仕事が終わってから動物病院に行くと、白いアジサイと一緒にきれいな箱に入れられた彼女が眠るように横たわっていた。母も私も彼女を失ったダメージは大きく、その後しばらくは涙に暮れる毎日だった。丸顔で愛嬌がある猫だった。どしゃ降りの雨の夜、外でミャーミャーという声が聞こえ、雨に濡れそぼったまだ生まれて間もない小さな猫が震えていた。あまりに可哀想で牛乳をあげたのがきっかけになり、朝晩に顔を出すようになった。半ノラで気ままに過ごしていたのが幸いしてか、それから13年という長い付き合いになった。家の中に私だけだとわかると入れてくれとせがみ、冬は一緒にストーブにあたり、夏はバニラアイスを半分こしたりしていた。大好物のマグロのお刺身を買ってきた時には、「ちょっとちょーだい!」と、網戸をバンバン叩き爪を引っ掛けてぶら下がり状態になってしまったり、私が凹んでいる時には庭の暗がりから現れて、顔をスリスリしてなぐさめてもくれたっけ…。よく、家とエアコンの狭~いすき間に挟まってお昼寝してたよね(^^; にゃんこちゃんとの思い出は尽きない。1年経って、やっとこういう思い出を書けるようになった。今でもあのフワフワの感触を、この手が覚えている。

~私の元に来てくれてありがとう。お空の上でお友達と楽しく過ごしてね~


にゃんこちゃんが一番好きだった場所。なぜか前足を組んでお昼寝。