普通の人にとって、留袖を着る機会と言えば、身内の結婚式なわけで…。が、にゃんこの初留袖は、踊りの舞台でありました。藤の花があしらわれた留袖は、藤間流のお揃いのユニフォーム。せっかく着たので、大師匠さんの藤間芳子先生とパチリ!
この日は「老松」という男踊りだったため、髪もタイトに結ってもらいました。
で、プライベートで初の留袖は、先日おこなったNPO川越きもの散歩のお食事会にて(^^ヾ これ、にゃんこ母が結婚式の時に着た留袖&袋帯です。50年前のものですが、けっこうキレイなので、そのまま着ちゃいました。
金糸銀糸での刺繍がコッテリとされた帯…時・を感じますねぇ。とっても内気なにゃんこ母なのに、なんでこんなド派手なの・んじゃったの?と聞いてみたところ、
「忙しくて時間取れなかった上に、熱があって具合悪くて、どーでもよかった」
だと。かなり投げやりなんですけど~。よく金婚式までたどり着きましたね(--;
22歳で花嫁となり、結婚式では竹の模様の打ち掛けの後、この留袖に着替えてお酌にまわったそうな。その後に着た訪問着も、まだ桐たんすの中に残っている。それがそのまま着られちゃうなんて、きものってやっぱりスゴイ!!!
内気な母には派手すぎるけど、にゃんこはこれくらい押し出し強めが好きかも =^^;= にゃんこ母は、40代まで大丈夫と言われて誂えたけど、娘が全然嫁にいかなかったので40代では花嫁の母になれず、もう一枚歳相応の留袖を揃え直したのでありました。それも着られるか微妙でしたが、60代でやっと花嫁の母になれて2枚目の留袖も事着られたので、まぁ良しとしましょうか(^^;;;
そんな母が「あんたが留袖着た姿を見たいわ~」なんて言い出したので、せめてもの贖罪のつもりで、ちと着てみました。留袖コスプレだぜ! 来年の新年会には、母の2枚目の留袖着てあげようかな(^^ヾ
で、実はあと2枚ほど自前の留袖を持っているのです。ご祝儀舞を踊る時用にはいからやさんで仕入れた松の模様の留袖と、芸者踊り用に上尾の骨董市で買った超ド派手な熨斗柄の留袖。ん~、舞台で着る時が来るのか?はたまた留袖コスプレに走るか…。こんな姿で行っても、あたたかい目で見守って下さると嬉しいです m(..)m そう言えば、最近「江戸褄」って、あまり耳にしなくなりましたよね…何でだろ?