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温泉にゃんこのネコ散歩

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初女先生に会いに

2017-06-11 13:41:00 | 映画の話
4月5月と体調がすぐれず、あらゆることが億劫になってしまいました。根津のGWイベントや、ぎょうだの足袋蔵めぐりなど、ブログにアップしたいこともあったのですが…。

この疲労感を打開できることはないものかと模索するも、いまいちうまくいかず…。なんだかもうダメだなぁと思っていたところ、「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第二番」の上映会を発見し、出かけてきました。

       

田端の小さな上映スペース、シネマ・チュプキ。20名あまりしか入りませんが、視覚障害の方も映画を楽しめるように配慮した特別な場所です。


スクリーンで久しぶりに見る初女先生の姿に涙し、あらためてその言葉に気づかされたことが多々あり…。ご自身の言葉通りに人生を生き切り、昨年94歳で旅立った初女先生に実際にお目にかかることは叶わないけど、こうやって映像やご著書の中でお会いできることに感謝したひとときでした。

       

映画を見終わって、ちょうど目の前にあるお茶専門店がにぎわっているのが気になって入ってみました。名物の「むせ抹茶ソフトクリーム」を食べながら、私、意外と大丈夫かな~と思えたりして…。帰宅してから、初女先生のこと、もう14年も前になる森のイスキアを訪ねた旅のことなどを思い返し、縁のありがたさをかみしめた休日となりました。

佐藤初女さんについて→http://moon.ap.teacup.com/applet/nyanko/20120611/archive
地球交響曲第二番→http://gaiasymphony.com/gaiasymphony/no02
シネマ・チュプキのwebサイト→http://chupki.jpn.org/

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汚れた英雄を語る女2

2016-08-07 20:58:00 | 映画の話
汚れた英雄での草刈正雄は、美しいジゴロと孤独なライダーを見事に演じていました。自宅にジムやプールやクローゼットルームがあり、数十億ドルの資産を持つ外人の女社長が海外からヘリでサーキットに降り立つなど、ありえない設定にも関わらず、草刈正雄という存在がウソをリアルに見せていました。愛車が古い型のBMWっつーのも萌えましたね♪ カメラ10台を配し、空撮も取り入れたレースシーンの撮影は今ではできないだろうと撮影監督の仙元氏は語っておりました。

       
平忠彦の話に戻ると、彼はYAMAHAに見い出される前は上尾のバイクショップの赤石氏が手掛けるイナレーシングというチームに所属して走っていました。ギョギョギョ!すごく近くにいたのね~。映画ラストのレースのシーンでは、車体に「アカイシ」とペイントしたロードレーサーがチラリと映ります。これも、マニアにはたまらない小技です。

この映画の後、中型二輪に乗り始め、おまけに平忠彦のレースも観戦しに行くようになりました。福島出身の平は、ライダーでありながら寡黙で「静」の雰囲気を持った人でした。SUGOやツクバにはよく追っかけで行ったなぁ…。富士スピードウェイにも日帰り観戦に行ったことがあります。レース後のひんやりした空気が印象的でした。さすがに鈴鹿は遠くて行けなかったけど、8耐をライブで観たくて、多摩TECHのパブリックビューイングにも行ってました。ずっとトップを走っていて優勝間違い無しだと思っていた年の、ラスト数分でのマシントラブル。バイクを降りてサーキットから去っていく後姿が忘れられません。その後バイク屋さんで、ライトをTECH21カラーのブルーにしたいと言ったところ、それ違法で捕まっちゃうからと撃沈したバカ女でありました。GPシリーズの押し掛けスタートや、8耐の走り寄るスタートシーンを観ると、今でも心がざわつきます。

一番胸が震えたのが、サンマリノGPでの初優勝。まさに神がかったとしか言いようのない走りが目に焼き付いています。まさか日本人が優勝すると思っていなかったので、日本国旗が無くてちっこい旗を掲げたんだとか…それくらいスゴイことだったんですよね。今は浜松でバイクショップを経営し、みずからツーリングを企画して一緒に走っているとか。寡黙で真摯な姿は、年齢を経ても変わらぬカッコよさがあります。

数年乗ってだいぶ慣れてきて、通勤もバイクでしていた頃のこと、気のすすまないツーリングに参加した時に、早朝の第二産業道路で居眠り運転で転倒自爆したのをきっかけにバイクを降りてしまいました。休日の早朝で車がいなかったから大丈夫だったものの、普通の日の普通の時間帯だったら、間違いなく後続車にひかれていたと思うともう怖くなってしまったわけです。ひざにプロテクトのカップが入ったレザーパンツにフルフェイスのヘルメット、皮のグローブというキチンとしたライディグスタイルをしていたため、ひざのお皿にひびが入るくらいの怪我で済みましたが、かなりスライディングしたので軽装だったら血みどろになったこと間違いなし(--; マジでへこみました。今でも原チャリに半袖短パン、サンダル掛けで乗っている人を見ると危ないぞーーー!とゾッとします。でも、今の若者はバイクにも車にも興味が無いようで、なんとなく違和感があります。

       
というわけで、角川映画祭2本目に観た汚れた英雄は泣きたいくらいに懐かしく、自由で若くてパワーがあったあの頃に引き戻してくれました。ロングソバージュでAraiのフルフェイスかぶってブイブイ言わせていたあの頃の私に、仕事も遊びも頑張ってたね~って声をかけてあげたくなりました。富士スピードウェイのパドックで平さんにサインをしてもらったグローブは、今も大事にとってあります。こんなにワクワクできたのもスケキヨさんのおかげ?ということで、今回もお行儀のいい彼の隣でパチリ!草刈正雄さんは、今は真田丸の中でひときわ光る存在となっています。美の壺でも、素敵なキャラクターを演じています。モデルさんからすっかり役者さんになり、演技の幅が半端ないです。何十年もひとつの仕事に邁進しているってすごいことですね。阿部寛さんが似た感じで歩んでいるかもしれません。私にとっての双璧の「犬神家の一族」と「汚れた英雄」を無事に観ることができました。角川映画祭、次は何を観ようかな…。「時をかける少女」と「魔界転生」あたりが候補です。ん~、でも霧積が出てくる「人間の証明」も捨てがたいかも。帰りがけ、仙元氏と一緒に写真を撮ってもらい、この映画を観てバイクに乗り始めましたと言ったところ、「僕はね、バイク乗れないんだよね。みんなが危ないからダメだって許してくれなかったんだよ~」と笑った伝説のキャメラマンは、とても魅力的でありました。(おしまい)

No.31 平忠彦のサンマリノGPでの神がかった走り(YouTube・音が出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=3MW-KgXGCqM

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汚れた英雄を語る女1

2016-08-06 20:12:00 | 映画の話
私にとっての角川映画と言えば、なんと言っても「犬神家の一族」と「汚れた英雄」が双璧なのですよ。前回、犬神家について語ったので、今日は汚れた英雄について熱く語らせていただきましょう。但し、バイクに乗ったことがある人でないとほぼわからない話だと思うので、スルーして下さい。

       
汚れた英雄は、バブル初期に角川春樹が初めて監督をしたライダーを描いた作品。リアルなレースシーンが評判になり、大ヒットしました。主人公の北野晶夫を演じるのは草刈正雄。メチャクチャかっこ良かった~!この映画のために、半年間バイクの特訓を受けたそうです。レースシーンのスタントを務めたのが、プライベートチームでの下積みを経てYAMAHAに入って間もない頃の平忠彦。本当はYAMAHAワークスの先輩である木下恵司が務めるはずだったのが、長身とイケメンぶりが草刈正雄と似ているということで平になったという経緯があるのです。この映画の後、平忠彦はサンマリノGPを制して世界の頂点に立ち、資生堂のイメージキャラクターに起用されたりと華々しい活躍を見せることとなります。私には映画でトップライダーの役を演じたことが彼の転機になったと思われるのです。

軽やかに滑るように走る美しいライディングフォームはヒーローにふさわしく、まさに当たり役だったと言えるでしょう。コーナーからの立ち上がりの際のレーサーシフトしていく時のエンジン音までもが胸がキューン!とくるほど美しい…ああ、YZR500も懐かしいわ。ツーストLove!SUGOサーキットでのレースシーンには、日本の名立たるライダーが多数協力していて、そのライディング姿を見るだけでも心が震えます。この時の観客は、薬師丸ひろ子が来るということで集まったファンたち。初めて本番さながらのレースを観戦して、ぶっ飛んだ男子も多かったのではないでしょうか?さすが角川の戦略と底力!

実は私この映画に感化され過ぎて、身長153㎝というチビながらも自動二輪の中型免許を取って、一時期YAMAHAのバイクに乗っておりました。教習所の教習車両はHONDAのCBR400。またがると足の親指の先っぽ数ミリしか地面に着かなくて、クランクの手前でよく立ちごけして怒られてました。チェッ!HONDAのバイクかよっ!っていうのがその頃の本音でして…YAMAHAのバイクじゃなければ意味が無いと思っていたんですね(^^; 免許取得の暁には、すぐさまYAMAHAのRZ通称フェザーを買いまして、YSPのツーリングチームに入って高速をけっこうなスピードで駆っていました。バイクから降りると、ジャケットの袖の縫い目が風圧でほどけてたもんね~。本当は、TZRかFZRに乗りたかった(T^T) バイクが好きなわけじゃなくて、平忠彦の真似をしたかったわけです。事実、オフロードには全く興味が無く、思いっきり前傾姿勢で乗るオンロードだけに萌えていました。

       
先日から角川シネマ新宿で始まった角川映画祭では、作品によってはゆかりの人を呼んでトークショーが催されます。今日は名立たる角川作品を11本も撮った撮影監督の仙元誠三氏が登場されました。セーラー服と機関銃、Wの悲劇、里見八犬伝、愛情物語、そしてこの汚れた英雄も仙元キャメラマンの手による映像です。御年78歳になって山形に移住した今でも、お呼びがかかればいつでも撮る!と言い切るやんちゃぶりがステキでした。

汚れた英雄の撮影秘話では、SUGOサーキットでの撮影時に角川春樹がスタート時間になっても現れなくてどうしたんだろ?と言っていたら、スクーターで遊びでサーキットを走っていて転倒し、ものすごく離れた場所で動けなくなっていたとか、それを助けに行かなかった草刈正雄に対してそれ以降異常に厳しくなったとか。レースシーンでは、本職のライダーたちがいい感じで転んでくれたりして、協力してくれたので私は特になーんもしてないんですよとか…。マニアにはたまらない話が聞けて大満足でした。終わってからは、一緒に写真も撮ってもらっちゃいました♪ (つづく)

汚れた英雄のオープニングシーン(YouTube・音が出ます)→
https://www.youtube.com/watch?v=HmW71mKfg30

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角川映画祭へ2

2016-08-01 20:28:00 | 映画の話
 ここでひとつ、犬神家の一族についてガッツリ語らせていただきましょう。

       

別にホラー系が好きなわけではないのです。むしろホラーは気味悪くて見られない…。が、この犬神家はセンセーショナルな映像が先行してしまった感があるものの、実は純粋なJapanミステリーの傑作なのです。日本ならではの因襲を核にして、悲しみのストーリーが展開されていきます。その根底にあるのは「愛」。愛ゆえの悲しい結末には、うならせられます。そして耽美的世界も…。まさに心の琴線にビビッと触れてしまったのです。

小説を読んで頭の中で妄想を巡らせ、その後映像化されたセンセーショナルな作品を映画館のスクリーンで観た少女の私は、すっかりそんな世界の虜になってしまいました。突拍子もない相続にまつわる愛憎、君臨する犬神佐平翁、母親の違う3姉妹、出生の秘密を背負った珠代、戦時中の薬物事情、名家にまつわる家宝、斧・琴・菊(よき・こと・きく)になぞらえて展開される殺人激。どれをとっても魅力的じゃありませんか(^^;

作者の横溝正史は、散歩がてら行く昼間の平和な公園の風景を微笑みながら眺めつつ、様々な因襲がらみの悲しくおぞましいストーリーを考えていたとか。映画の中にも、横溝先生の姿が登場します。プロデューサーである角川春樹の姿も。エンターティメントとして、マニアにはたまらない仕掛けです。まさに新しい時代の幕開けといった時代でした。角川春樹はその時代の寵児と言えるでしょう。

今無性に気になっているのは、信州の望月宿にある井出野屋旅館。ここは犬神家で金田一耕介が滞在する「那須ホテル」として登場します。なんと30年以上前のロケ地がほぼ同じ感じで現存しているどころか、ちゃーんと旅館営業も継続しているのです。素晴らしいじゃありませんか!旅館の仲居さんの坂口良子はメチャクチャ可愛かったなぁ~。ああ、ひとりで行って泊まってみたい!

そうそうたる出演者の2/3くらいは、すでに鬼籍に入ってしまいました。地井武男、岸田今日子、三國連太郎、高峰三枝子、伴淳三郎、大滝秀治、小沢栄太郎、加藤武、三木のり平、三条美紀etc…。絢爛たる俳優陣ですね。犬神家の一族の大ヒットを要因に、その後も続々と横溝作品は映像化されていきました。獄門島、悪魔の手毬唄、八つ墓村、病院坂の首くくりの家、真珠郎、鵺のなく夜は恐ろしい等々。でも、どれも犬神家には足元にも及ばない気がします。犬神家の一族は、時流に乗った最高の映像作品だと言えるでしょう。今回、往年の名作を映画館のスクリーンで観ることができて、本当に感激でした。特に、高峰三枝子さん演ずる、犬神松子さんは魅力的でした。あれ以来、犬神家の一族のテーマソングの「愛のバラード」が頭の中をグルグルしちゃってます。ん~、角川映画祭には何度も足を運んでしまうでしょう。どうしても観たいのは、汚れた英雄、時をかける少女、人間の証明、魔界転生あたり。ワクワクが止まりません(0^; (おしまい)

角川映画祭webサイト(音が出ます)→
http://cinemakadokawa.jp/kadokawaeigasai/

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角川映画祭へ1

2016-07-31 20:40:00 | 映画の話
       
新聞の広告を見て知った「角川映画祭」。いてもたってもいられず、初日の初回上映に行ってきました。角川シネマ新宿、エレベーターもラッピングされています。

       
       ボタンにもこんなシルエットが…センスいいですね(^^;

       
ロビーには、どうしても会いたかったスケキヨさん♪ こんなもの作っちゃうスタッフさんに脱帽です!

       
            お隣に座って記念撮影する人がいっぱい。

       
もちろん私も♪ でも、きもの着て来たらスケキヨさんとの祝言っぽくなってもっとレアだったかも(0^;

       
初日限定のスケキヨさん団扇もゲッチュ!あおぐと涼しくなりますよ~。さてさて、いよいよ数十年ぶりに映画館のスクリーンで観る「犬神家の一族」の始まりです。(つづく)

角川映画祭webサイト(音が出ます)→
http://cinemakadokawa.jp/kadokawaeigasai/

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