温泉にゃんこのネコ散歩

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にゃんこin遠山記念館2

2008-11-30 20:39:57 | 旅のあれこれ
豪奢な邸宅には、素晴らしいお庭がつきもの。なんか、文学の世界に出てくるような光景でございます…。こんなつくばいやら。

        

縁側だって、この風格。どこに立っても、着物姿での散策にピッタリ。

        

ひっそりと咲くツワブキ、水に浮かぶ椿は妖しき美しさ。淳さまワールド♪

        

美術館の隣の一角には、京都の伏見稲荷を分社したお稲荷さんが祀られている。これは、この建築にたずさわった棟梁が寄進したもの。お狐さまの裏には、大工さんたちの名前が彫られている。さぞかし、名誉だったことでしょう。

        

そしてこの後、もうひとつのお楽しみが待っているのです。(つづく)

遠山記念館→http://www.e-kinenkan.com/home.htm
遠山元一→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E5%B1%B1%E5%85%83%E4%B8%80
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温泉達人会Vol.2発売

2008-11-29 12:44:15 | 温泉
すっごい温泉フリーク(マニアと言うべきか?)の集まりである「温泉達人会」の温泉本が、昨年に引き続き発刊しました。タイトルはシンプルに『温泉達人会 Vol.2』。全国の温泉500ヶ所以上に入湯している、度を越した温泉好きのツワモノたちが、何の決まりも無く自由に温泉記を書いております。

歩いていって掘る「野湯」あり、九州温泉入り倒しあり、黒部峡谷の水平歩道を命がけで歩かないと行けない、超・秘境の温泉あり。ものすごい離島の温泉や、都会のレトロ温泉、湯治体験記なんぞもあり。そんな中、私はいつもながらのんびりしたペースで、屋久島の温泉紀行文を…。すっごい薄くて700円と言う価格は、まさにマニア向け(0^; もう間もなく、ネット書店にもアップし始めると思いますので、ご興味のある方は覗いてみて下さいまし。

       

思えばこの「温泉達人会」も、先日急逝された野口悦男さんの声がけで生まれた会だった。もう10年以上前の話、
「テレビチャンピオン温泉通選手権出場者の同窓会しようよ!」
と言う野口さんの提案を受けて、麻布十番温泉のレトロな建物の大広間にバカが付くほどの温泉好きたちが一同にかいしたのが始まり。私も第一回温泉通選手権で野口さんと一緒に出場していたのがご縁で、呼んでいただいた。せっかく集まったんだから、みんなで温泉本つくろうよ!というひと言で、「温泉達人会」という名称を付けて、ブルーガイドの温泉本を1冊作り上げ、その後は年に1回「総会」と銘打った忘年会をみんなが好きな温泉宿に集まって続けている。

その麻布十番温泉も、建物の老朽化にともない今年3月に閉館してしまった。ファンキーでパワフルだった野口さんももういない。10年ひと昔…思い返せば、いろいろなことがあった。送られてきた「温泉達人会Vol.2」を読んでいたら、思いがけず12年前の奥鬼怒温泉郷の加仁湯での総会の写真が…。白濁した大露天に浸かっている初期のメンバーたち。その中には、野口さんのあの笑顔もあった。ここ数年は温泉から遠ざかってしまい、こういう時期のことを忘れてしまっていたが、今またなんとなく温泉に呼ばれているような気がする。また少しずつ、温泉を訪ねる旅に戻ろうと思う。

アマゾン「温泉達人会Vol.2」→http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4990170342/
JBOOK「温泉達人会Vol.2」→http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/4990170342/i/
温泉達人会HP→http://ovni.halfmoon.jp/tatsujinkai/index.html
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訃報…

2008-11-25 18:15:54 | ノンジャンル
雨の夜、帰宅途中で1本の電話を受けた。恩師が亡くなったと…。病の話は聞いたことがあったが、そんなことをものともせず、ずっとお元気で活躍し続けるのだろうとどこか安心感を持っていた。

ここ数年、私自身が温泉から離れ気味になっていたため、パーティでしかお目にかかっていなかった。私の心の中では「師匠」と言うよりも「先達」という位置にいる方だった。自信の無い私に向かって「もっとメディアを利用しなきゃ」とか「まずは1冊本を出せ!」と叱咤して下さったのだが、欲と勇気の無い私はアドバイスに随うこともなく、年々ご縁は薄くなっていった。

豪放磊落な姿が、目に浮かぶ。今だ、何か狐につままれているような気持ちが続いているため、お悔やみの言葉が素直に出てこない。どこかで日本酒をかかえて、いたずらっぽく笑っているような気がして…。

こういうことを私個人のブログにアップするのはどうかと思いましたが、多くのファンを持つ方でしたので、あえてここにも記載させていただきました。失礼がありましたら、お許し下さい。詳細は、以下のブログをご覧下さい。

野口悦男氏オフィシャルブログ→http://blog.goo.ne.jp/onsen-tatsujin/

にゃんこin遠山記念館1

2008-11-23 17:05:46 | 旅のあれこれ
晩秋の某日、にゃんこ父が遠山記念館に行きたいと言った。そういえば、10年以上前に行ったことあるけど、なーんも覚えてないわぁ~と思って、リクエストに答えて再訪してみた。川島町までは、渋滞知らずの快適なドライブ♪ 30分ほどで到着しすっごい長屋門をくぐると、庭園の中にアプローチが。そしてその奥に、モダンな美術館とものすごい茅葺屋根の邸宅が並んでいる。

        

美術館のロビーには、こんな洒落たステンドグラス。そこには、日興証券の創始者である遠山元一のコレクションが展示されていた。そして昭和8年から2年7ヶ月の歳月をかけて建築された邸宅は、圧倒的な和の美に満ちている。

        

化粧の間の古い鏡台、庭園を望むまわり廊下…遠山御殿と言われたのも当然だ。戦争前の財閥の財力って、想像を絶するわぁ(××)

        

御殿の中ほどには、背丈の2倍ほどもあろうかというスゲー金庫が備え付けられていてビックリ!灯りひとつとっても、これいくらかかってるんだろう?の世界。そして奥へ奥へと部屋が続く。ここは大奥?

        

廊下の脇にある水琴窟は、筒を耳に当てて聞くのではなく、つくばいからひしゃくで水を玉砂利の上にかけると、どこからとも無くコロロンッと音が聞えてくるもの。こんなの初めて見たよ!御殿の玄関には、赤い実のなる木が…なんとも言えない風情。

        

この遠山御殿は、兜町で一旗上げた元一が、故郷に住む母の為に作り上げたものだ。昭和初期らしいお話ではありませんか!でも、こんな広い邸宅で落ち着けたのかしら?と、庶民としては心配してしまう。そんなことを思っていると、にゃんこ父がポツリとつぶやいた…
「ここにくると、昔の家を思い出して落ち着くんだよな」
う~みゅ、確かに本家はこういう日本家屋だったけど、それって100倍くらい誇張してないっすか(^^;;; (つづく)

遠山記念館→http://www.e-kinenkan.com/home.htm
遠山元一→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E5%B1%B1%E5%85%83%E4%B8%80
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あの日貴方が好きだった

2008-11-21 22:31:04 | 音楽の話
今宵BS2で、沢田研二特集をやっていた。かつて一世を風靡したジュリーの全盛期の姿が、これでもか!と映し出される。そういえば、かつてジュリーが大好きだった。

「勝手にしやがれ」でクリーム色がかったスーツで帽子を飛ばすジュリー。その帽子が、少女だったにゃんこのハートにドーン!と命中。そして中学生にもかかわらず、ひとりでジュリーのコンサートに出没するように…。京都への修学旅行では、バスガイドさんの「ここが沢田研二さんの実家ですよ~」のひと言にときめいたもんだ。

あの頃のジュリーは、自分を商品としてカメラの前に立っていたように思う。ビジュアル系のはしり。まだ男性ではタブーだった化粧をし、奇抜な衣装に身を包んだ彼は、完全なるパフォーマーだった。今見るとちょっと引くけど「TOKIO」のパラシュートやら、「カサブランカダンディ」のウイスキーの小瓶etc…あの頃は、ほぇ~!かっちょいい~!と口あいて見てたんだよね。

そんなジュリーも、もう還暦だって。ビックリ!かつて正座する勢いで聞いていたジュリーがパーソナリティーのラジオ番組の中で、お餅が大好物と言っていたっけ。やっぱ太っちゃったのよね。そして、その番組の中で盛んに「田中裕子はスゴイ女優だ」と言っていて、後に結婚しちゃったのだよ。その時は「あのジュリーにして、ただのひとりの男だったんだ…」と若干失望したもんだ。

自分を商品として客観視していたジュリーが、歌謡曲ではなく自分の好きなブリティッシュロックに転向していった頃、ファンは徐々に離れていった。にゃんこもそのひとり。そしてにゃんこのお熱は、米米クラブのてっぺいちゃん→宝塚の一路真輝さんや高倉京ちゃん→ミッチーへと移行していくのだった。まぁ、系統は変わってないな(^^; 沢田研二さま、久しぶりにお目にかかれて嬉しゅうございました。

沢田研二オフィシャルHP→http://www.co-colo.com/