温泉にゃんこのネコ散歩

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ディープ過ぎ☆谷中2

2006-10-31 22:58:32 | 旅のあれこれ
大好きな和猫の作品の数々をニマニマしながら見ていると、手ぬぐいを姉さんかぶりしていたにーさんが、
「何で着物なの?今日、何かあるの?」
と聞いてきた。
「お知り合いが、古本市やってるんでそれを見に来たんです。でも猫大好きなので、寄りこんじゃいました。そう言えば、先日すぐそこのギャラリー猫町さんで、もりわじんさんお見かけしたんですよ。和服姿のエネルギッシュな方でした」
と言うと、
「あー、それ俺。なーんだ、今日に限って着物じゃないんだよ」
姉さんかぶりをヒョイと取ったら…見覚えのあるスキンヘッドが(0^;;;
和服の時と、全然印象が違うからわからんかった(汗)

失礼なヤカラにも、もりわじんさんはとってもフレンドリーに話かけてくれる。
「おみくじ引く?猫作品作ってさ、それに番号付けておみくじにしたんだ」
100円也でふたりともドキドキしながらひくと…みいこさんは「大吉」にゃんこは「あ~あ」が出た。う~みゅ、もっと猫道を極めろということか(TT)その後も、日本人猫と外人猫の違いやら、おばーちゃんちの20歳の猫の話やらで大いに盛り上がる。この方、仏像マニアのみうらじゅんさんとノリが似てるかも?と思ったところで、偶然にも仏像の話になった。



「最近、仏像と真言密教がキテるんですよ」
「今度さぁ、長野のお寺に猫仏像納めるんだよね。瑠璃寺っていうところ。10年前に猫の仏像作ってシッポとか付けちゃったらさ、仏教関係者からも猫関係からも、すっごく怒られちゃってさ。でも、今度はちゃんと依頼があって作ったもんだからさ。へぇ~、温泉の仕事してるんだ、あのへん温泉無いって言ってたけど、どっかにないかなぁ?」
「もりさんは、きっと感覚が進み過ぎているんじゃないですか。時代がもりさんの思考のスピードについてこられなくて、遅れてくるのかも?10年前のことが、やっと今受け入れられる時期になってきたのかもしれませんね。だって、お寺さんに行くと必ず猫と遭遇しますから、仏と猫は仲良しなんだと思いますよ」

お話に夢中で、作品を選ぶ余裕が無い。今日のところは軽いものと思って、招き猫と露天入浴猫のポストカードを2枚購入する。
「これさ、どっかに出す?」
「いや、ずっと自分で持ってます」
「んじゃ、サインしとこうか?」
と言って、招き猫の方に「大幸福になぁれ・もりわじん」と書いて下さった。ああ、嬉しい!嬉しい!嬉しい!大幸福になるぞー!と心で反芻しながら、手を振ってお店を後にした。もりわじんさんもおばーちゃんも、人間のふりはしているけどきっと猫に違いない。ああ、何たる幸福よ =^^= (つづく)

もりわじんさんHP→http://www.necomachi.com/moriwajin/
ギャラリー「ふくふく猫」→http://www.furoneko.com/gallery/fukufuku.htm



ディープ過ぎ☆谷中1

2006-10-30 20:00:31 | 旅のあれこれ
千駄木駅でお友達のみいこさんと待ち合わせ。目の前の団子坂交差点角にある赤レンガの建物が素敵な「千駄木倶楽部」に入る。お目当てはランチの950円也のボルシチセット。よく煮込まれたボルシチにバターがたっぷりぬられた厚切りトースト、丁寧に淹れられたこっくりと濃ゆいコーヒー。これに100円増しでデザートのケーキが付く。これは、頼むしかないよね♪ …と、店員のおにーさんが「ショーケースの中からお好きなものをお選び下さい」と言う。ええっ?!これ、ちゃんとしたケーキじゃん!迷いに迷った挙句、秋らしいモンブランをチョイス。渋皮が付いたマロングラッセがのった逸品だ。



運ばれたボルシチは量もたっぷり(*^^*)いったただっきま~す!と言った瞬間、みいこさんのボルシチからにゃんこの方へ、お肉が全部移動した。
(0^;;; みいこさん、かたまりのお肉がダメだったんだっけ…お返しに、ゴロゴロ入っている苦手なニンジンをトレードする。うう、にゃんこの方はお肉が盛り上がって、でぶやの石ちゃんが食べる物みたいになってるよ!とか言いつつ平らげる。旨いじゃん!食後に美しいケーキと一緒に味わう「ニレ」という深煎りブレンドも濃ゆくてにゃんこ好み。店内は意外と年齢層お高めの客層で、地元の人に愛されているのがわかった。



ポンポコリンのお腹を抱えて、団子坂を登る。途中、中尾彬(←けっこうファン)が行きつけだという穴子寿司の老舗があったり、オーガニックのカフェがあったり。そしてほどなく千代紙の「いせ辰」が見えてきた。ここで、大切な方々に出すお手紙のための便箋&封筒を購入。ショーウィンドウも可愛いよ♪



この角を曲がり、前回来た時に気になっていたアンティーク着物屋さんを覗こうと思って歩いて行くと…なんともまぁカワユイにゃんこの絵が付いた壁がある。するすると寄って行き、写真をパチリ!ここは猫陶芸の第一人者である「もりわじん」さんのギャラリー「ふくふく猫」だった。吸い寄せられるように店内へ…ぬおおおおおおーーーー!可愛いぃぃぃぃぃぃ(*^^*)ぷっくりお腹の猫にゃんが、でれっと仰向けに寝ている箸置きが! そういえば前回谷中に来た時に、この近くのギャラリー「猫町」で和服姿のもりわじんさんをお見かけしたのよね。パワフルそうな人だったなぁ~。お店には帳場を守る大人しそうな昔のお嬢さまと、ラフなにーちゃんしかいない。せっかくだから、ゆっくり見て行こっと♪(つづく)

千駄木倶楽部→http://gourmet.yahoo.co.jp/0000728043/M0013001970/
いせ辰・谷中本店→http://www.jalan.net/kanko/SPT_172719.html
もりわじんさんHP→http://www.necomachi.com/moriwajin/
ギャラリー「ふくふく猫」→http://www.furoneko.com/gallery/fukufuku.htm



昨日こえどde今日インド

2006-10-29 18:23:02 | にゃんこ的グルメ
わが町には、世界に誇るスパイスの会社がある。井上スパイス工業は、どっちの料理ショーのカレーの回にはほとんど毎回登場していた、スパイスの神さまである井上社長がひきいるスパイスのプロ集団だ。以前は工場の2階事務所で、希望者に小売をしているのみだったが、1年前に「スパイス王国」と銘打つ新しい工場と直売店をオープンさせた。今日はその1周年記念の「秋のスペシャルカレー祭り」。工場時代からここの純カレー粉に惚れ込んで通っていた身としては、行くしかないでしょ!

秋晴れの下、スパイス王国の会場にはカラフルな色が氾濫していた。もちろんメインカラーはカレー粉の黄色だ。井上社長は、赤いインドのお衣装で来る人ににこやかにご挨拶している。スパイスの鬼でありながら、いたってのほほんとしている社長のこの感じ、好きなんだよね~(*^^*) 
「社長、こんにちは!お天気良くてよかったですね~」
「ナマステ!夕べはすごい雨だったけど、お祈りしてたらこんなに晴れたよ。イベントの時は、いっつも晴れ。ありがたいね」
目の前には、色とりどりのサリーが並んでいる。綺麗だな~。
「これ着て、写真撮ってって。この赤いのが似合うよ!」
社長おすすめの赤とグリーンが素晴らしく綺麗なサリーをまとって、ポラロイドで記念撮影パチリ!この巻きつける感じは、インドの着物だね。お写真うれしいにゃ =^^= その後くじ引きに挑戦し、ちび丸スパイス3個入り(豆板醤・ブラウンマスタード・ハーブソルト)を当てる。わ~い(^^v



ステージ上では「コンテンポラリー・ナティヤム・カンパニー」によるインド舞踊が始まった。濃厚なチャイ100円也を飲みながら、ステージ上の舞姫を見る。目をクリクリさせる古典舞踊から、踊るマハラジャに出てくるようなポップなダンスまで、見ているだけでメッチャ楽しくなってきた。お衣装も、綺麗だな~♪ 



来ていたちびっ子はステージに釘付け。振りを一生懸命に真似して、ノリノリで踊っている。しかも段々人数が増えて、ついに社長も舞い踊り☆ ああ、インド舞踊って楽しい!う~ん、日舞もいいけどこっちも面白そうだ。習ってみたいニャ。でも、お衣装はお腹が出るのね…(^^;;; キビシイかも。美しいトップダンサーに聞いたところ、このカンパニーは今度11月3日に神楽坂で大発表会をするそうな。見に行こうかな。



お腹がすいたので、その場で作っている200円也の奄美カレーと250円のタンドリーチキンを買って食べる。青空の下で食べるカレーの美味しさよ♪ 複雑なスパイスのハーモニーが素晴らしい。タンドリーチキンも、香ばしくてまいう~。お買い得になっている純カレー粉を買うと、社長の奥さまが
「今日は着物じゃないのね~、サリー着た?」
と声をかけてくれた。工場がお洒落になっても、この気さくさは変わらない。もっといたいけど今日は1時間しか時間が取れなくて、盛り上がっている中、泣く泣く会場を後にした。スゲー楽しかったなぁ…どーせなら、もっといろんな人に教えてあげればよかった。次回のイベントは、必ずお知らせすることにしましょ!

井上スパイス工業「スパイス王国」→http://www.inouespice.co.jp/index.html
コンテンポラリー・ナティヤム・カンパニー→http://www.cncdance.com/home.htm



川越きもの散歩

2006-10-28 20:28:41 | 旅のあれこれ
土曜の朝、近所のお寺さんでお経を読み、ご詠歌のさわりを教えていただいた後、テテテッと走って川越行きのバス停へ。出発しそうなバスを手を振って止める着物疾走女(0^;;; 無事に乗り込み、いざ川越へ。バスを降りてからもテコテコ走り、月1回の骨董市をやっている成田山川越別院の境内へ。ふぅ~、間に合ったぜ!毎月28日のご縁日に合わせて、川越のミニコミ誌「小江戸ものがたり」の美しき編集長さんが「川越きもの散歩」と称した「和服で川越の町を歩きましょ」という企画をしている。今回にゃんこは2回目の参加だ。



成田山の本堂前には、着物美女の面々がたくさん集まっている。土曜日とご縁日が重なった今日は、総勢23名が参加だとか…すげぇ。まだ出発には時間があると聞き、すかさずお護摩の声が聞こえている本堂内へ。立ち昇る炎が美しい…。参拝者全員で不動明王さまのご真言を唱えて終了。ああ、成田山のお護摩に参加できて嬉しいにゃ =^^= そろそろ集合時間だと思い外に出ると、うな重の出前を持ったヤツが目の前を通った。ツンツンとお袖を引っ張ると、
「おお!おめーな~にやってんだよ!」
「悪いわね、こんなことして遊んでんのさ♪」
見かけたのは、成田山のお隣にある老舗うなぎ屋「東屋」の若旦那。実は、にゃんことは大学のテニス部の同期なのだ(0^ この骨董市の日は、出店してる人から注文を受けて、境内の売り場に出前をしているみたい。メッチャ忙しいと思われるので、
「さーさー、働いてちょーだいな。今度、また予約してお店に行くね~」
と言ってわかれる。「東屋」は一軒家の料亭風。全室個室で、古きよき時代の香りがする素敵なうなぎ屋さんなのだ。「散歩の達人・川越特集」の川越のうなぎ屋さん食べ歩きでは、記者の一押しにもなっていた。頑張れ若旦那!



集合時間になり、みなで移動開始。着物姿が大挙してぞろぞろ歩いているのは圧巻だ。大正浪漫通りから蔵の町、時の鐘を経て、本日のランチ場所である「太陽軒」へ。ここは昔の洋館の中で、洋食が味わえるお洒落なレストラン。今回は人数が集まったため、2階のお座敷を使えることになったという。1階の椅子席もいい雰囲気だけど、ステンドグラスを見ながら畳の上で洋食のコースを食べるのがここの真骨頂かもしれない。綺麗なお料理をいただきながら、参加のみなさんとおしゃべり。いろんな着物いろんな着方があって、すっごく勉強になる。みんな着物が好きなんだなぁ~(*^^*)



食事の合間に、美しき編集長さんのご案内で2階の小部屋を拝見する。
「おお!秘密の隠し部屋?ちとエッチくさいじゃないの。渡辺淳一先生の世界だわ!淳さまルームと呼んじゃおう♪」
と勝手にひとり盛り上がるバカにゃんこ(^^;;; 昔の建物って、絶対こういう部屋があって素敵なのよね。その間、大広間では骨董市での戦利品のお披露目がされていた。

ゆっくりとランチをとった後は、ふた手に分かれてリサイクル着物屋さんへ。にゃんこはお気に入りの「はいからや」さんコースに行って、1500円也の淡い藤色の帯揚げをゲッチュ!ああ、今日も楽しかったぁ。この「川越きもの散歩」は、毎月28日に行われている。川越の成田山本堂前に11時~11時15分に集合して散策をするというもの。少人数の散策もいいけど、たまには大人数でいろいろ言いながらお店を見るのも楽しいもの。機会があったらぜひご参加を!



小江戸ものがたり→http://www.koedomonogatari.com/
成田山川越別院→http://www.kawagoe-naritasan.net/
うなぎの「東屋」→http://www.koedo.or.jp/shop-search/pickup1/azumaya.html
モダン亭・太陽軒→http://www.kawagoe.com/taiyoken/index.html
アンティーク着物「はいからや」→
      川越市喜多町1-3札の辻をマミーマート方面へ1分。
      ℡049-226-3799 11時から6時まで 
      定休・月曜日と仕入れのための不定休あり
      江戸時代の町屋を改装したきものやさん


国立劇場☆元禄忠臣蔵

2006-10-27 22:34:39 | にゃんこ的グルメ
国立劇場で10月から3ヶ月にわたり史上初全編通し上演となる「元禄忠臣蔵」の第一部の千秋楽を見てきた。10月の大石内蔵助は、大・大・大好きな中村吉右衛門さま(*^^*)お席は前から3列目。ご一緒したのは、川越のミニコミ誌「小江戸ものがたり」の美しき編集長♪



「あーーーーーーー!良かったぁーーーーーーーー!!!」
多分、ズーッと口開きっぱなしのアホ面で舞台に釘付け…。今だ興奮冷めやらず、感想も書けない状態?! 惜しむらくは、ゆっくりし過ぎて吉右衛門さまの出待ちに間に合わなかったこと…無念じゃ!ああ、今夜は眠れないぜ(^^;;;

国立劇場→http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/index.html
小江戸ものがたり→http://www.koedomonogatari.com/