温泉にゃんこのネコ散歩

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竹之内貴裕氏☆写真展

2005-05-11 21:32:36 | ギャラリー&カフェ
月光写真の若き写真家、竹之内貴裕氏の写真展が、宇都宮のギャラリー「花野」で始まった。にゃんこ、この方の作品が大好きで、「浅間に昇った月」の写真がお部屋にかけてあるし、写真集「Once in a Blue Moon」に付いているCDも月を眺めながらよく聴いている。2年前に新宿でやった個展で初めて目にしたのだが、それからいっぺんにファンになってしまった。

ギャラリー「花野」は、東武宇都宮駅からちょっと入ったネコ道の先にあった。お庭にはシャガが咲き、大正15年建立という大谷石造りのレトロな雰囲気の建物の地下を、ギャラリーとして貸し出している。冷たい石であるが、自然物ならではの温かみも感じる大谷石の空間に、蒼い月光写真たちは以前からそこに居たようにおさまっていた。深海のような、星空の下のような…竹ノ内氏の作品にピッタリの場所だと感じた。白根山の湯釜に星が降る情景や、富士山頂の鳥居の下に広がる雲海の写真が神秘的で心に迫る。
「山自体に執着心があるわけではなく、やはり標高が高い方が星が綺麗なので、そこに行ってしまうんですよね」
と静かに語る竹之内氏は、少年時代からの星屋さんだ。はじめに☆ありき…星が好きで、月光写真にはまったと言う。竹ノ内氏の写真は、過酷な状況下で撮られたものが多いが、なぜか甘くロマンテック♪氏の優しさが、作品に現れているのかもしれない。

深く贅沢な時間を堪能して1階に戻ると、そこはアンティークショップ。骨董や和の小物、そしてにゃんこの大好きな着物も並んでいる。アンティークの着物は、昔ながらの小粋な柄があって素敵なのよね(^^ 斬新な物や渋めな物を着させていただく。これだけで、ワクワクしてしてしまう。おまけしてもらって、初めての紬をゲッチュした。思いがけず、1ヶ所で2度美味しい旅となった。宇都宮という町は、大谷石造りの古い建物が残っている。隠れ家のような場所もたくさんありそうな匂いがする。この写真展が無ければ、このギャラリーを知ることも無かっただろう。星空が結んでくれた不思議なご縁に感謝である。

竹之内貴裕氏HP→http://www.netlaputa.ne.jp/~ttake/
ギャラリー花野→http://miya.girly.jp/shopguide/data/hanano.html