温泉にゃんこのネコ散歩

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月光写真in浅間山3

2005-05-24 21:39:15 | 天体の話
鬼押出し園の駐車場まで移動する。ここからも浅間の姿は望めるが、六里ヶ原と違って山の全貌は見えない。心なし、先ほどより噴煙がたくさん上がっているように見える。時折、雲の切れ間から朧月が顔を見せる。月が噴煙の中に入ると、なぜか赤くなって妖しい光を放つ…。他のみなさんはあくまでも月光で撮る写真が目的なので、月が出るまでしばし休憩。でも、にゃんこは月フェチ(^^ 木々の間に見え隠れする朧月そのものの姿も撮りたくて、ひとり三脚を立てて撮り続けた。雲に隠れたり現れたり…こういう時の加減が難しくてわからない。夜の撮影は、経験に基づく勘が必要だと痛感する。

浅間山に遠征に行くことを告げたら、月光写真家の竹之内貴裕氏が、何とGWに同じ六里ヶ原で撮った素晴らしい画像を送って下さった。月齢23の日の、月の出前の星景写真と月の出後の月光写真だった。その写真は、星の軌跡もクッキリと写し出され、ため息が出るほど美しかった。こんな写真を撮ってみたい!と気持ちは盛り上がったが、やはりまぐれや偶然ではこんな作品は撮れないのだなぁと思い知った。待つという忍耐力(何しろ1枚に1時間かかったりする)と、適切な絞りや露光時間、晴れに恵まれる幸運、そして何よりも夜空を愛する気持ちがあって、こんな素晴らしい瞬間が与えられるのだろう。

わずかな晴れ間を見て、何度か月光写真を撮るべくチャレンジしていると、時刻は早くも23時をまわっていた。お仲間の優しい奥さまが用意してきてくれた、あったかいココアや豆乳パンをいただいてホッと一息つく。お天気の回復も難しそうなので、ここで一応解散となった。真夜中の高速を飛ばして帰る人あり、まだ山に残って粘る人あり。にゃんこもそのまま帰る心積もりだったのだが、真夜中の山道や高速は心配で仕方が無いのでやめてくれという母の懇願に負けて、今夜は寝るだけの宿を中軽井沢に確保してある。立ち去りがたくもあるが、眠気も襲ってきそうだったので、無理せず下りることにする。途中また六里ヶ原を通る。もう一度、大好きな浅間の姿を…と思って、少しの間まん前に車をとめてひとり山を眺めた。その姿は少し怖ろしく、そしてやはり大きく包み込んでくれるような優しさも感じられた。「また逢いに来ます」と手を合わせ、その場を後にした。竹之内氏の月光写真集「Once in a Blue Moon」に付いていたCDを聴きながら山道を下って行くと、眼下に中軽井沢の星のような明かりが瞬いているのが見え始めた。次の月光写真ツアーは、どこになるだろう?白根山のお釜で撮りたいという意見もあるが、寒いだろうなぁ~。でもはまったら、頑張って行ってしまうんだろうな~。(おしまい)

竹之内貴裕氏HP→http://www.netlaputa.ne.jp/~ttake/
北軽井沢ネットワーク→http://www.kitakaruizawa.net/


合間にデジカメで撮った朧月…木のシルエットが見えるかな(^^;

月光写真in浅間山2

2005-05-23 21:44:38 | 天体の話
中軽井沢から一気に北軽井沢方面に登る。まずは途中の「万山望」から、山姿をチェック。ん~、木に葉が繁っていてイマイチかなぁ?冬だとよく見えるんだけどね。次に、有力ポイントの六里ヶ原駐車場へ。ここは浅間山が正面からもっとも近く見えるポイントで、山姿も素晴らしい。…が、道の駅風に整備されてからは、夕方になると駐車場が閉鎖されるようになってしまった。ここで沼田から来たもう一組のお仲間のご夫妻と合流し、次にむかったのが火山資料館だが、こちらも駐車場は閉鎖。鬼押出し園の周辺に、かろうじて駐車できるスペースを見つけた。あとはつくばから来る星の王子を待つばかり。そろそろお腹もすいてきたので、にゃんこは周辺のお食事ポイントを物色しはじめる。考えがほぼまとまったところで、派手なエンジン音を響かせながら星の王子が到着。あの~、真面目に見えるのに、そのアブナイ車は何でしょう(0^;

一同揃ったところで、戦い前の腹ごしらえに向かう。来る時に、チラッと目の端に「オムライス」の看板が見えていて、にゃんこはそこが気になって仕方が無かった。先頭になってそのレストランを目指す。おお!やっているではないか♪オムライスのみならず、ピラフ・カレー・パスタ・サラダなど洋食系の充実したラインナップ。この北軽井沢の地で、通年営業で夜までやっているお店はなかなか貴重!運ばれてきたオムライスは、とろとろたまごにしっかりしたケチャップ味の求めていた逸品。これに高原キャベツのサラダとカップスープが付く。ああ、おいちい☆ でも、目の前にあるカツカレーもめちゃ気になる。我慢できずに、ひとくちお味見させていただくと、スパイシーですごく美味しい。油揚げとカマンベールのサラダや、自家製ソーセージ、餅ピザなんていうメニューも気になるところ。うう、ここ「ママーズガーデン」何回も来なくては(^^;

お腹もいっぱいになり、いざ出陣。まずは六里ヶ原に向かう。少しのスペースに車を停め、イスを出し三脚を立てる。時折通る車が、手前で急に減速していく。何で???と思ったら、数人でイスに座る人々、何本も立っている三脚、赤いセロファンで被った懐中電灯…そうよね、ネズミ捕りに間違えるのも無理ないわ。ここでスピードで捕まったら、即免停になりそうだもんね。ビビらせてしまって、ゴメンナサイ。防寒対策も万全で、まるでだるまさんのようになっている。もう何度ここに来ているかわからないが、夜の浅間山と対峙するのは初めてだ。迫力と圧迫感、そして闇にまぎれて噴煙が流れ下りてくる。仲間がいるので撮っていられるが、ここにひとりで置き去りにされたら泣くだろうなぁ(^^; いつも星観の時には、温泉仲間である京都の帽子屋さんが作って下さった白いふわふわのキャスケットを被っているのだが、今回は降灰で汚れそうでそそくさとしまってしまった。厚い雲に阻まれて月の姿が見えない上に、噴煙が迫ってくるような恐怖感に負け1~2枚撮ったところで移動することにした。(つづく)

ママーズガーデン→http://www1.odn.ne.jp/mamas_garden/
北軽井沢ネットワーク→http://www.kitakaruizawa.net/



月光写真in浅間山1

2005-05-22 22:22:32 | 天体の話
この週末、本来なら紀伊半島で温泉三昧しているかもしれなかったのに、諸事情で行けなかった(TT)そんな時、星の仲間から提案があり月光写真ツアーをすることになった。月齢13の日に、浅間山麓で決行する。これなら近いし、何かあったらすぐに戻れる距離なので、何とか行けそう(^^ 月の光で山を撮るというとても魅力的な行為なのだが、1枚撮るのに露光時間がかかるので待ち時間をどうガマンするかが問題である。こんな時、仲間同士でおしゃべりをしながら過ごすのが1番いい!

ド・ピーカンの昼下がり、軽井沢に向けて愛車を走らせる。高速に乗るのはいつ以来だろう?確か昨年の夏が最後だったような…。愛車のビーちゃんはアウトバーン仕様であるので、街乗りではいつも超不機嫌(><; 久しぶりの高速で、彼(?)も嬉しそう☆ 100Km超の快適な走りにご機嫌(0^ いつもゴメンね…。途中甘楽SAで一休み。お目当てのネギ味噌と野沢菜のお焼きと、群馬限定「下仁田ねぎポテトチップ」をゲッチュする。以前は「コンニャクお焼き」もあったのだが、売れ行きが悪く無くなってしまったそうだ。好きだったのになぁ…残念!SAを出ると、アッと言う間に碓氷軽井沢ICに到着した。峠道を下って行くと、正面に青い空をバックに噴煙を上げている浅間の姿がバーン!と現れる。何度も来ているが、この瞬間が大好きだ☆ R-18バイパスに入って、「ブランジェ浅野屋」に寄り込む。ここでパンを買わないと、落ち着かないのよね(^^; メイプル味のシュークリームも2個残っていたので、お夜食用に購入。うう、楽しみ♪

まずはお仲間と待ち合わせの、中軽井沢の「田崎美術館」へ。ここは10年来のお友達が働いている美術館。彼女とのお喋りがしたくて、近くを通る時には必ず寄り込んでいるのだが、それだけでなく、火の山を愛する田崎廣助氏の熱く力強い絵が展示されている大好きな場所だ。最近ではそのお洒落な空間を利用して、ガーデンウエディングなども行われており、この日もちょうどパーティが終わった後だった。ほどなく、近くの古い宿場町を観てきた星のお仲間のご夫妻とも合流。撮影ポイントの作戦などを立て、まだ明るいうちにロケハンに出発した。(つづく)

ブランジェ浅野屋→http://www.b-asanoya.com/karuizawa.htm
田崎美術館→http://www.tasakimuseum.org/



新潟☆甘いもの編

2005-05-20 20:53:18 | にゃんこ的グルメ
ちと体重が…(><; ヤバヤバと思って、ウォーキングを始めた。せめて目だけでも、旅で出会った美味しい物を見て、幸せなひとときを思い出そうっと(0^;

☆弥彦温泉「祥立堂」の温泉まんじゅう
 こしあんとつぶあんの両方あり。雪景色の弥彦神社参拝の後に食べた、ほっかほかの温泉まんじゅうは余計に美味しかった。お店のおばちゃんも、とっても可愛くて好印象!弥彦神社に伝わる、玉兎のお話を教えてくれた。

☆岩室温泉「小富士屋」のたまご饅頭と豆腐プリン
 和服姿の素敵な女将が、いろいろと興味深いお話を聞かせてくれた。このお店、どのお菓子も甘さを極力ひかえている。たまご饅頭のあんは優しくまろやかで、最後にたまごの香りがフッと口の中に残る。豆腐プリンもほんのりと柔らかい味だった。

☆岩室温泉「小富士屋」と「角屋」で売っている冬季限定水ようかん
 年末~2月いっぱいくらいにしか登場しない珍しい水ようかん。おこたに入って食べると、つるりとした喉ごしがたまらない。ものすごく柔らかでデリケートな逸品。口に含むと、スゥ~と溶けていく…。冬の一時期にしか食べられないというのも、かえって魅力的☆

祥立堂→http://www.e-yahiko.com/omise/shouritu/shouritu.htm
小富士屋→http://www4.ocn.ne.jp/~kofujiya/kofujiya.htm



駅弁発祥の地

2005-05-19 21:08:01 | にゃんこ的グルメ
竹之内貴裕氏の月光写真展に行った帰り、JR宇都宮駅でお弁当を買った。ここ宇都宮は、駅弁発祥の地と書かれている。確か、おにぎりのお弁当が最初の駅弁とTVでやっていたような記憶が…。

「富貴堂」と「松廼屋」の2軒のお弁当屋さんが並んでいる売店には、たくさんの種類のお弁当が並んでいる。どれにしようか散々悩んだが、「松廼屋」の-40年間変わらず人気No.1-と書いてある「とりめし弁当」と、-季節限定の味-と書いてある「下野山菜弁当」をゲッチュ。どちらも700円というリーズナブルなお値段ながら、ずっしりと重い。期待感バリバリで持ち帰り、その日の夕食は駅弁となった。

最近は首都圏の大きな駅やデパートなどで、各地の有名駅弁を買うことができるが、やはり現地で売っているものを買う方がワクワクする。有名駅弁大会では登場しないような駅弁の中に「おっ!」と思うものもたくさんある。この2つのお弁当も、とっても素朴で美味しい♪「とりめし」には歯ごたえのある照り焼と、甘いそぼろがタップリと乗っている。「山菜弁当」には、根曲がりたけをはじめとした数々の山菜に、大豆で作ったお肉「テンペ」の煮物が添えられているのが珍しい。その下には、どちらも普通の駅弁の3倍くらいのご飯が詰め込まれていた(^^;家族の誰も食べ切れない…。さすが、北関東の駅弁!この他にも、玄米弁当や鱒寿司、餃子弁当なども並んでいたので、今度行った時はまた違うものを買ってみよう☆ もう1軒の「富貴堂」も気になるのよね…。

ちなみににゃんこの1番思い出に残っている駅弁は、まだ秋田新幹線が開通する前に盛岡から乗った田沢湖線で買った「天丼弁当」。おじさんが車内に売りに来ていたのだが、確か400円くらいだったような記憶がある。これがまだホカホカで、素晴らしく美味しかった。きっともう無いんだろうな…。子供の頃は、東京駅の「チキン弁当」が大好きだったっけ(^^ また鈍行の4人がけボックス席で、山々の姿を見ながらゆっくり駅弁を食べるような旅がしたいなぁ。

駅弁「松廼屋」→http://www.ekiben-matsunoya.co.jp/