日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1286)「因果関係」について。

2023-12-17 13:10:36 | 論理

(01)
1(1) A&B&C    仮定
1(2) A&B      1連言除去
1(3) A        2連言除去
 (4)(A&B&C)→A 13条件法
従って、
(01)により、
(02)
① A&B&C
② A&B
③ A
に於いて、『推論の規則(連言除去)』により、
① ならば、② であり、
② ならば、③ であるが、「」は無い
従って、
(02)により、
(03)
① (P→Q)&(R→Q)&(S→Q)
② (P→Q)&(R→Q)
③ (P→Q)
に於いて、『推論の規則(連言除去)』として、
① ならば、② であり、
② ならば、③ であるが、「」は無い
然るに、
(04)
(ⅰ)
1     (1)(P→Q)&(R→Q)&(S→Q) A
 2    (2)(PVRVS)           A
 2    (3)(PVR)VS           2結合法則
  4   (4) PVR              A
   5  (5) P                A
1     (6) P→Q              1&E
1  5  (7)   Q              56MPP
    8 (8)   R              A
1     (9)       R→Q        1&E
1   8 (ア)         Q        89MPP
1 4   (ウ)   Q              4578アVE
     エ(エ)      S           A
1     (オ)             S→Q  1&E
1    エ(カ)               Q  エオMPP
12    (キ)   Q              34ウエカV
1     (ク)(PVRVS)→Q         2キCP
(ⅱ)
1   (1)(PVRVS)→Q         A
 2  (2) P                A
 2  (3) PVR              2VI
 2  (4) PVRVS            3VI
12  (5)        Q         14MPP
1   (6) P→Q              25CP
  7 (7)   R              A
  7 (8) PVR              7VI
  7 (9) PVRVQ            8VI
1 7 (ア)        Q         19MPP
1   (イ)   R→Q            7アCP
   ウ(ウ)     S            A
   ウ(エ)   RVS            ウVI
   ウ(オ) PVRVS            エVI
1  ウ(カ)        Q         1オMPP
1   (キ)      S→Q         ウカCP
1   (ク)(P→Q)&(R→Q)       6イ&I
1   (ケ)(P→Q)&(R→Q)&(S→Q) キク&I
従って、 (04)により、
(05)
①(P→Q)&(R→Q)&(S→Q)
②(PVRVS)→Q
に於いて、
① と ② は『同値(equivalence)』である。
従って、
(03)(04)(05)により、
(06)
①(PVRVS)→Q
②(PVR)→Q
③(P)→Q
に於いて、『推論の規則』として、
① ならば、② であり、
② ならば、③ であるが、「」は無い
従って、
(06)により、
(07)
「記号」ではなく、「日本語」で書くと、
①(Pであるか、または、Rであるか、または、Sである)ならばQである。
②(Rであるか、または、Sである)ならばQである。
③(Pである)ならばQである。
に於いて、『推論の規則』として、
① ならば、② であり、
② ならば、③ であるが、「」は無い
然るに、
(08)
①(Pであるか、または、Rであるか、または、Sである)ならばQである。
②(Rであるか、または、Sである)ならばQである。
③(Pである)ならばQである。
に於いて、
③ ならば、③ で、ある。
は、『同一律(AならばAである)』である。
従って、
(07)(08)により、
(09)
③(Pである)ならばQである。
であるならば、
①(Pであるか、または、Rであるか、または、Sである)ならばQである。
②(Rであるか、または、Sである)ならばQである。
③(Pである)ならばQである。
に於いて、
① であるかも知れないし、
② であるかも知れないが、
である
然るに、
(10)
①(Pであるか、または、Rであるか、または、Sである)ならばQである。
②(Rであるか、または、Sである)ならばQである。
③(Pである)ならばQである。
としても、いづれにせよ、
①(Rではない)し、
②(Sでもない)が、
③(Qである)。
とするならば、
③(Pであったために、Qであった。
といふことに、「ならざるを得ない」。
従って、
(07)~(08)により、
(11)
③(Pであること)が、
③(Qであること)の「原因」である。
といふことを『主張』したいのであれば、例へば、仮に、
①(Pであるか、または、Rであるか、または、Sである)ならばQである。
②(Rであるか、または、Sである)ならばQである。
③(Pである)ならばQである。
としても、「実際」には、
①(Rではない)し、
②(Sでもない)が、
③(Qである)。
といふ風に、『主張』すれば、「十分」である。
然るに、
(12)
①(Pであるか、または、Rであるか、または、Sである)ならばQである。
②(Rであるか、または、Sである)ならばQである。
③(Pである)ならばQである。
であるが、
①(Rではない)し、
②(Sでもない)が、その上
③(Pでもない)。
とするならば、
③(Qにはならない)といふことになり、そのため、例へば、
④(である)ならばである。
⑤(であるか、または、である)ならばである。
といふことになる。
従って、
(11)(12)により、
(13)
因果関係』とは、「(原因である)なければ(結果である)ない。」といふ『関係』です。
といふ「説明」は、「法律的」にも、「論理的」にも、「正しい」。