日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1227)「点滴」と「脱水」と「逆」と「対偶」。

2022-08-07 12:57:03 | 医療過誤

(01)
赤血球が増える場合には、見かけ上の場合は、血液が濃縮されることによって起こります。例えば暑い場所で運動するなどして脱水状態を起こし、血液の濃度が上がる場合(検査と病気の関係:赤血球 ヘマトクリット ヘモグロビン)。
然るに、
(02)

従って、
(01)(02)により、
(03)
(ⅰ)「脱水」が有る場合は、  「血液が濃縮され」、「血液が濃縮され」ると、「赤血球の値が上昇」する。
(ⅱ)「点滴(輸液)」を行うと、「血液が希釈され」、「血液が希釈され」ると、「赤血球の値が低下」する。
然るに、
(04)
●基準値
検査施設によっても異なりますが、赤血球数は、男性では1マイクロリットルのなかに420~570万個、女性では380~500万個。ヘマトクリットは男性では40~52%、女性では33~45%。ヘモグロビンは男性が1デシリットルのなかに13.5~18g、女性では11.5~16g程度です。超高齢者(80歳以上)の場合は若干数値を低めに見積もる方がいいでしょう。ちなみにヘモグロビンとヘマトクリットは平行して変動します(赤血球 ヘマトクリット ヘモグロビン)。
然るに、

(05)
従って、
(06)
「2012年06月18日」から、
「2019年01月29日」まで(計41回)の、
「赤血球・ヘモグロビン・ヘマトリックの推移」を「グラフ」で見ると、
(04)(05)(06)により、
(07)
この場合は、「ヘモグロビン(Hb)と「ヘマトリック(Ht)」だけでなく、
赤血球とヘモグロビン(Hb)とヘマトリック(Ht)の3つ平行して変動している。」
然るに、
(05)(06)(07)により、
(08)
「赤血球・ヘモグロビン・ヘマトリック」の「平均値」が「同じ値」になるように「掛け算」をした「結果」を「大きい順」に並べると、

従って、
(08)により、
(09)
「41回の検査」の内、「値の大きい順に並べた」際に、
「37~41番(下位の5番以内)」は全て、「点滴有り」である。
然るに、
(10)
 次に示す「2つ順列」は、
『仮説検定』を行う上での、「確率」と関係があります。
(a)
(b)
従って、
(10)により、
(11)
男子={A,B,C}
女子={
であるとして、 男子と女子が、「くじ引き」で、「1列」に並ぶ際に、
女子={
の「2人」が、「4番目と5番目に並ぶ、確率」は、
(3!×2!)÷5!=12÷120=0.1
であって、
女子={D,E}
の内の「(どちらか)1人」が「5番目に並ぶ、確率」は、
(4!×2!)÷5!=48÷120=0.4
である。
従って、
(10)(11)により、
(12)
「男子36人、女子5人の、41人の生徒」が、「ランダム」に
「一列に並ぶ際」に、「女子5人」が「最後の5人」になる「確率P」は、
(36!×5!)÷41!≒(75万分の1)≒0.00000133
である。
従って、
(12)により、
(13)
「点滴無し(36個)、点滴有り(5個)の、41個のデータ」を、「ランダム」に
「一列に並べる際」に、点滴有り(5個)が「最後の5個」になる「確率P」も、
(36!×5!)÷41!≒(75万分の1)≒0.00000133
である。
然るに、
(14)
① 0.05
② 0.00000133
に於いて、
② の方が、① よりも、「極端に小さい」。
然るに、
(15)
P<0.05は慣習的なものだ。P<0.05を有意水準とする数学的な根拠は無くて、
P<0.1でもP<0.03でも構わないが、P<0.05以外を有意水準にするときは、
根拠を問われることになる(P値と有意水準 | ブログ | 統計WEB)。
従って、
(13)(14)(15)により、
(16)
「(ただ単に)習慣」として、
「0.05」      という「P値」が、「まれな値」であるならば、
「0.00000133」という「P値」は、なおのこと「非常にまれな値」であるため、
「点滴をしても、赤血球・ヘモグロビン・ヘマトリックの値は、下がらない。」という
「帰無仮説」は、「棄却(否定)」される。
従って、
(03)(16)により、
(17)
(ⅱ)「点滴(輸液)」を行うと、「血液が希釈され」、「血液が希釈され」ると、「赤血球・Hb・Htの値が低下」する。
という「命題」は、「患者(The patient)」に対しても、「正しい」。
然るに、
(18)

従って、
(18)により、
(19)
①『脱水』であれば(「点滴」をすれば「(赤血球 等の)数値」が下がる)。
然るに、
(20)
1   (1) P→(Q→ R) A
 2  (2)    Q&~R  A
  3 (3)    Q→ R  A
 2  (4)    Q     2&E
 23 (5)       R  34MPP
 2  (6)      ~R  2&E
 23 (7)    R&~R  56&I
 2  (8)  ~(Q→ R) 37RAA
12  (9)~P        18MTT
1   (ア)(Q&~R)→~P 29CP
   イ(イ)        P A
   イ(ウ)      ~~P イDN
1  イ(エ) ~(Q&~R)  アウMTT
1  イ(オ)  ~Q∨ R   エ、ド・モルガンの法則
1  イ(カ)   Q→ R   オ含意の定義
1   (キ)P→(Q→ R)  イカCP
従って、
(19)(20)により、
(21)
① P→(Q→R)
②(Q&~R)→~P
に於いて、
P=脱水である。
Q=点滴をする。
R=数値が下がる。
という「代入」を行うと、
①『脱水』であれば(「点滴」をすれば「(赤血球 等の)数値」が下がる)。
②(「点滴」をしても「(赤血球 等の)数値」が下がらない)場合は『脱水ではない
に於いて、
①=② は、「(ではなく)対偶」です。
従って、
(21)により、
(22)
①『脱水』であれば(「点滴」をすれば「(赤血球 等の)数値」が下がる)。
②(「点滴」をしても「(赤血球 等の)数値」が下がらない)場合は『脱水ではない
③(「点滴」をすれば「(赤血球 等の)数値」が下がる)ならば『脱水』。
に於いて、
①=② は、「対偶」であって、
①≠③ は、「」である。
然るに、
(23)
「ことわざ」として、誰もが知っている通り、
」は必ずしも真ではない(the reverse is not always true)
従って、
(03)(18)(22)(23)により、
(24)
①『脱水』であっても、『脱水』でなくとも、いずれにせよ点滴」をすれば、「血液の希釈」が起こり「(赤血球 等の)数値は下がる」が、
②「点滴」による「血液の希釈」があっても、「数値は下がらない」のであれば、『脱水ではない
然るに、
(25)

従って、
(25)により、
(26)

という風に、
赤血球」に関しては、  「上がって、下がっている(元に戻っている)」が、
クレアチニン」の場合は、「急上昇」の「」で、「更に上がっている」。
従って、
(24)(25)(26)により、
(27)
②「点滴」による「血液の希釈」があっても、「数値は下がらない」のであれば、『脱水ではない
が故に、

という「(点滴を再開しても更に上昇するクレアチニンの上昇(Cre」の「原因」は、『脱水』では、有り得ない
然るに、
(28)

             (それぞれの、「1月18日の値」を、「1.0」として、「グラフ」にしている。)
従って、
(18)(27)(28)により、
(29)
Cre腎臓の指標)」に加えて、
BUN腎臓の指標)」を見れば、分かるように、

という「診断」は、明らかに、『誤診』である。
然るに、
(30)
患者に対して医師が薬を投与したときに、蕁麻疹が生じる等の症状が出たときには、薬の副作用の疑いもあります。このとき、同じ薬を投与し続ければ、さらに重い副作用が発生して深刻な影響が生じることを予見し、薬の投与を中断したり、薬の種類を変更したりして、深刻な影響が生じるという結果を回避できる場合があります。このような予見可能性結果回避可能性は、注意義務違反過失)の前提として必要とされるものです(医学博士 弁護士 金﨑浩之)。
従って、
(30)により、
(31)
たとえ、『誤診』によって、「患者が死亡した」場合であっても、『誤診』自体は、「にはならない
(32)
「白巨塔(TVドラマ)」の場合、
『癌性リンパ管症を見落とした』ことは、『誤診』であったが、財前五郎は、そのこと自体では「有罪」にはならず、
たとえ「(手術の)承諾書」が書かれていたとしても、「治療方法」を、「患者自身の意思」に委ねなかったことを「理由」に、「二審」に於いて、「有罪」になっている。
cf.
財前五郎  :「承諾書」というものは「承諾」したら書くものです。
佐々木よし江:助かりたかったら「手術しかない」と言われたら、「承諾書」を書くしかないじゃないですか!!
然るに、
(33)
2019年01月27日11時48分前後の、ナースステーションに於いて、
S医師は、私に対して、ハッキリと、「、投与をしている薬」は、

 

                    (2012年07月05日、K医師)
でいう所のその「フェブリク( によるアレルギーS/O→中止)」であることを、告げるべきであった。
然るに、
(34)
2019年02月03日(葬儀の翌日)の「gooブログ」を見ると、

となっている。
従って、
(33)(34)により、
(35)
鈴木医師は、
の薬」=「1番目の薬」ではなく、
の薬」=「2番目の薬」=「フェブリク( によるアレルギーS/O→中止)」を、もう一度
「01月05日」から「投与」している。
ということを、「私に分かるよう」には、「説明していない」。