シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

天候のせいか

2006-06-17 09:14:40 | 正教会及び宗教全般
道東管轄で永眠者が続く。
6月に入って今日で4人目だ。
聖歌隊の奉仕をしていてご遺族のお悲しみを見るにつけ、もう誰も亡くなって欲しくないと思うがそれは詮ないこと、主は与え、主は取られる、主の御名はほむべきかな。
心より永遠の安息をお祈り申し上げます。


統一協会の集団結婚・大会 安倍長官らが祝電

2006-06-14 21:01:09 | 正教会及び宗教全般
2006年6月13日(火)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-13/2006061314_01_0.html

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

6月11日のTBS「報道特集」で、相変わらずものすごい勢いで集金(しかも出させ続けるシステムが確立している)しておるなあ、とゲンナリしたばっかしなのに、何コレ。いやすぎ。


合唱とあてくし(前編)

2006-06-13 15:55:39 | 音楽(主に合唱)
私は合唱にまったく興味がなかった。
というかクラシック音楽自体に興味がなかった。
そんな私が合唱に首を突っ込むことになったきっかけは、お茶の水のニコライ堂に通い始めたことである。
はじめて日曜日の聖体礼儀に出たとき、キンキラの祭服を着た人たちだけで歌うところがあり、男声3部の見事なハーモニーがドーム天井に響いて「何じゃこりゃ、スゲー!」とぶったまげた。
そこの聖歌隊はアカペラで四部の聖歌を歌っていた。なかなかゴジャースだった。でも自分も歌いたいとか、そういうふうにはまったく思わなかった。耳からは聖歌、目にはイコン、鼻には乳香の香りと、感覚に訴えてくる奉神礼の世界にただ身を浸していた。
復活大祭がやってきた。
深夜3時間半にも及ぶ長丁場、たまたまイスが途中で空いて、そこに座った私はいつのまにか眠りこけてしまった。周りがザワザワするので気がついたら祈祷が終わって参祷者が帰りかけているではないか。あー恥ずかし。
何で寝ちゃったんだろう、座らなきゃよかった。
でもずっと立ってるのもツライ。

そうだ。

歌ってりゃ寝ない。

こうして光明なるハリストスの復活の日に天啓を受けた私は、パソコン通信で知り合った声楽家の人にクラシックの発声をさわりだけおしえてもらい、聖歌隊員でもあった青年会長に聖歌隊への紹介をお願いした。
合唱指導についてのご著書もあり斯界では有名な指揮者のS先生はこころよく許可してくれ、隊員の皆さんも喜んで迎え入れて下さった。
そうして、ベテラン隊員の譜めくりテクニックにおどろきつつ、朝っぱらだっつのにパワー全開で歌えるソプラノ軍団に舌を巻きつつ、聖歌隊での奉仕がはじまった。
一年がたつころ、ちょっと、ヨソでも修行してみたくなった。
聖歌は聖歌であって、音楽会で歌われる合唱とは違うんだろうけど、自分があんまりにも歌った経験がないので、訓練したいなと思ったのだった。
宗教曲をやっているところがいいなあ、と漠然と考えていたけれど、さてどこに?といっても今みたいにネットで検索できるわけもなく、知る手立てがない。初心者なんだからオーディションがあると困るし。
さて、季節は夏、当時エアコンのない貸間で仮住まいをしていた私は、暑さにあえいでいた。
もともとトーホグ人なので暑さに弱く、銀行などのヒエヒエ冷房が大好きなペンギン体質である。
扇風機は熱気をかき混ぜるだけでぜんぜん涼しくない。暑くて眠れない。
手足に濡れタオルをあてて寝ても乾いてしまうと目が覚める。空調の効いた職場は天国だった。
ある日、職場の人がサントリーホールのチケットをくれた。
私は行けないから、これで涼んで帰りなさい。
なんか外国人のヴァイオリニストの演奏会ということしか覚えていないが、冷房のある場所にいられるのが嬉しくて、喜んで出かけた。
入り口で、ずっしりチラシの挟み込まれたプログラムを受け取る。
席について、開演までの時間、ヒマつぶしにチラシを眺める。
そのうちの一枚に、私の目は吸い寄せられた。
「合唱団員募集」
東京オラトリオ研究会の案内だった。

第九の登場する映画

2006-06-12 22:37:08 | レビュー
いよいよ今週「バルトの楽園」が封切りになる。
何年か前、「<第九>と日本人」(鈴木淑弘:春秋社)を読んで、第九日本初演が板東俘虜収容所だったこと、CXで2時間ドラマ化までされていたことを知った。
私は腹の底から口惜しかった。
いやぁー見たかったのにぃー!!!!
でも、OAは昭和52年、私は小学生…映画ならまだしも、再放送でもない限り見る機会ない…(´・ω・`)ショボーン
そう思って、それっきり忘れていたら、そのエピソードが映画になったというではないか。
キタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!
てなもんですよ。
絶対見るぞ。
映画館行くの4年ぶりぐらいだけどw(元映研なのに…

第九の出てくる映画は、上述の本にも2,3紹介されているけれど、私が観たのは「俺たちの交響楽」のみ。
山田洋次原案、朝間義隆監督ということで寅さんとキャストかぶりまくりである。
川崎の工場で働く若者たちが仲間を集めて第九を舞台で歌うまでの苦労の経過を描いている。
これを観たのは、郡司博先生がモデルと聞いたから。
第四楽章のシーンは省略なしなので、レビューなどを読むと長い、と感じた人もいたようだが、私は、彼らの晴れ舞台をキチンと見てあげたいというふうに感情移入していたのでそうは思わなかった。
オラ研の顔(今でもそうですか?)I田さんが合唱団に混じっていたので大喜びしたのを覚えている。
これ、DVDにならないかなあ。
俺たちの交響楽

松竹

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聖神゜降臨祭

2006-06-11 14:00:36 | 正教会及び宗教全般
「昔は塔を建つる者の狂暴のために言は乱されたり、
今は神学の光栄のために言はさとりやすくなりたり、
彼処には神罰をもって不虔者を定罪せり、
ここにはハリストス聖神゜をもって漁者を照らせり、
その時合一は失われて苦しみを致し、
今合同は新たにせられて我が霊の救いを致す。」
(聖神゜降臨祭 スボタの晩課)

バベルの塔のその昔、神は言葉を混乱させて人を地の全面に散らされた。
そしてこの五旬節の日、神は聖神゜(聖霊)を遣わして、弟子たちに様々な国の言葉を語らせた。
福音を伝えるために。散らされた者を神に立ち返らせるために。

釧路教会は「聖神゜降臨聖堂」で、つまりこの日は堂祭なのだが、今日神父さんは上武佐巡回。
巡回教会の日程は、だいたい月の第何週と決まっていて、信徒も先々の予定をそれで組んでいるので、動かすと参祷者数に響く。
教会報を読んで「今月は変わるんだな」と認識していても、自分の中にはサイクルが出来上がっていて、ウッカリいつもの週に来てしまったりする。
なので少々残念だが、本日は代式祈祷。

諸聖神父の主日

2006-06-04 16:30:27 | 正教会及び宗教全般
325年、二ケア公会議に出席した318人の師父達を記念。
第一回全地公会として知られるこの会議でなされたのは、
『ロゴス、すなわち神言葉・神の御子は被造物ではなく神である。
彼は父から「生まれ」たのであり、父によって作られたり創造されたものではない。
彼は父と同一の本質を分かち持つ。
彼は「真の神」からの「真の神」であり、万物は彼、即ち「神の御言葉」によって創造された』
という宣言である。
これはアリウスの
『ハリストスは、神によって無から創造された他の被造物と同じく単なる被造物である。
イイスス・ハリストスは「造られざる」方ではない。
父なる神と同一の「造られざる」神としての「神の御子」ではない。
彼は聖神゜(せいしん・聖霊)とともに被造物であり、神は聖三者ではない』
という主張を退けたもの。

別にその頃から伝わっているわけではないけれど、今でもアリウス主義的な考えのところはある。
例えば「キリストは神の子で,神より下位にある」「キリストは神による創造の最初のもの」と主張する、輸血を禁じるとある団体。
小学生の頃家に聖書研究の人が来ていた関係で、私が初めて手にした聖書は新世界訳だったわけだがw
しかも社会人になってからとある聖書学び会に友人の付き添いで行った時、後生大事にそれを持っていったよ…
2回目に行った時さりげなく新改訳をプレゼントされたけど、そりゃあまずいよ、あの訳じゃあね。
あああああ今考えると恥ずかしいったらありゃしない、穴掘ってもぐりたくなる。
つか、それほど無知だったのに何で今はこんなにヲタ全開…

主の昇天祭

2006-06-01 21:56:34 | 正教会及び宗教全般
復活祭から40日目、今日は主の昇天祭。
イエスさまは天にのぼっていかれたのでした。
というお話だったのサ。おしまい。

おいおい、終わらせんなw← 一人ボケツッコミ
歴史はまだまだ続く。というかこれからだ。
ハリストスは弟子たちに、聖霊が来るから待ってなさいとおっしゃった。
だから私たちも待つ。

今日の時課、「天の王慰むる者や」の代わりに昇天祭の讃詞を誦んだ。
「天の王…」は、祈祷とか行事の前に歌ったり誦まれたりする祈祷で、聖神゜(聖霊)に対してどうか私たちを導いてくださいという祈りだけど、今日は昇天祭、この時点ではまだ聖神゜は降っていないから。
いや~正教会ってつくづく追体験できるよね。