今回はガラス作家の「よなはらみよ」さんを紹介します。
3人の子供をもつ母でもある彼女と私とは、同じ保育所の保護者同士です。
読谷村の渡慶次のはずれの小道。長女のれんりちゃんが自転車でおでかけ。この先に、よなはらみよさんの自宅兼工房ギャラリー「日月」がある。
手作りのお家。無駄のない仕事場に、いつも赤々と燃えている心臓部。
私は、彼女の作品の中に、いつもぎゅっと、きりっとした集中力を感じる。
でもそれは、決してかたいものではなく、何かこう物語のような彼女独特の世界の中にあるたたずまいなのだ。形、素材、光や影、遊び心も含めて、イメージしたモノが一瞬の炎の中で、彼女の世界になっていく。
彼女は「目」がとてもいいと思う。
彼女のガラスに惹かれて、毎日たくさんのお客さんがこのギャラリーを訪れる。制作、接客、全国のお店への注文、そして子育て。
こんなに多忙なのに、彼女には、人や物を受け入れる余裕がある。人の話を聞き、笑い、関西人特有のつっこみ!や気使いもたっぷりある。そして仕事に関しては人並み以上に厳しい。私に絶対ないアプローチだと思う。だから、私の日常生活の中で、彼女の存在は本当にいい意味でプレッシャーをかけてくれる。そして私は自分の態度を模索する。
彼女が時々、保育園の玄関先で、すれ違いざまに言う。「飲もうやー」。
こんな時、マジうれしい!もちろん飲む!なぜなら、みよちゃん(ふだんの呼び名です)の料理はとってもおいしいからだ!写真はキッチンの、おいしいものを作るための道具の一部。
来週は私がリクエストして作ってもらった彼女の料理を紹介します。
ちょっと宴だよ。
お楽しみに。
text:吉見綾子
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