「限界集落の真実」 山下祐介著 ちくま新書
限界集落という概念が出来てから20年。なんとなく、どんどん消滅しているイメージを持っていたが、本書では、丹念に現場を訪問・調査し、ほとんど消滅した集落がないことを明らかにしている(政府発表での消滅数には、ダム建設に伴う集団移転などが含まれている)。
実際に訪問・調査したうえで、限界集落の問題点の本質を語っており納得性が高い。
本書によれば、確実に集落の高年齢化は進んでいるが、そこにいる高齢者は元気に集落を運営していること(ただし、今後問題が顕在化する懸念はある)、高齢者の長男などが比較的近くに住んでおりサポートしていることなどの実態があり、簡単に集落は消えない。
限界集落という概念が出来てから20年。なんとなく、どんどん消滅しているイメージを持っていたが、本書では、丹念に現場を訪問・調査し、ほとんど消滅した集落がないことを明らかにしている(政府発表での消滅数には、ダム建設に伴う集団移転などが含まれている)。
実際に訪問・調査したうえで、限界集落の問題点の本質を語っており納得性が高い。
本書によれば、確実に集落の高年齢化は進んでいるが、そこにいる高齢者は元気に集落を運営していること(ただし、今後問題が顕在化する懸念はある)、高齢者の長男などが比較的近くに住んでおりサポートしていることなどの実態があり、簡単に集落は消えない。