おかずさんの読書

ビジネス・歴史を中心に読んだ本の感想を記載

地域公共交通の統合的政策

2021-05-05 11:38:10 | ビジネス
「地域公共交通の統合的制政策」
 
 人口減少と高齢化の進展に加えコロナ禍により、地方の公共交通(鉄道、バスなど)の存続が困難になってきているが、本書は、ヨーロッパ(特にオーストリア)の公共交通政策と日本の政策を比較することで、民間主体の日本の公共交通の転換を訴えるもの。
 ・ヨーロッパでは、地域公共交通は、民間の商業ベースでは供給できない社会に必要なサービスと位置づけ(公的資金で支える)
 ・鉄道には、バスと異なる優位性がある(レールボーナス:地域のシンボル、安心感、信頼性など)
 ・交通事業者、自家用交通、土地利用政策、医療・福祉施策などとの統合が必要(個々の交通事業者の救済では駄目) など
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