おかずさんの読書

ビジネス・歴史を中心に読んだ本の感想を記載

発明品はこうして生まれた

2009-01-04 16:18:32 | その他
「発明品はこうして生まれた」 発明研究団著 ㈱マガジンランド


 身近な商品を中心に発明までの秘話がコンパクトにまとめられており、小話として面白い。
 たとえば、
  ・電気椅子は、直流システムを普及させようとしたエジソンが、交流システムのネガティブキャンペーンのために開発したこと
  ・輸血は17世紀ごろから行われているが、失敗の繰り返しの歴史で、1901年にABCOの型が発見されて成功率が向上したこと
  ・覚せい剤を発明したのは日本人で、「ヒロポン」として、戦前・戦中は多くの人が使用していたこと
  ・平賀源内はエレキテルを発明していないこと(オランダの機械を手にいれ、これを日本に知らしめただけで、静電気発生の仕組みをあまり理解していない)

 


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就活のバカヤロー

2009-01-04 15:55:11 | 社会
「就活のバカヤロー」 石渡嶺司・大沢仁著 光文社新書

 最近の大学新卒の就職状況を、学生、大学、企業、就職情報会社という4つの関係者別に解説。
 自分自身の就職活動は数十年昔となり、最近はこんなことをしているのかと、初めて知ったことも多い。
 たとえば、
 ・就職活動は3年の秋から開始(大学の勉強や卒論はどうなるのかと素朴な疑問を感じる)。
 ・就職率や大企業への就職実績などが、大学の人気に直結するため、各大学とも就職担当部署を設置し、就職活動をサポートしていること(私が大学生のときには、何もなかった)。
 ・学生に嫌われた企業は、「2ちゃんねる」などで炎上することから、各企業とも本音と建前を使い分け大変なこと。

 また、次のような実態も紹介
 ・日東駒専までなら採用に値する人材はいるが、それ以下はにないという人事担当者の本音。
 ・インターンシップは、「仕事体験」ではなく、「学生を囲い込み、他社の選考を妨害するための手段」。
 ・昼休みを3時間とるような就職担当部署のようなところでも、「就職支援に熱心」とどこの大学もアピール。

 最近の大学生の就職事情がわかり楽しく読めた。
 しかし、ゆっくり勉強や遊びに取りくめない大学生は可哀そう。
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